浅草特別公演「粋」千穐楽 “平成中村座以来”浅草の舞台に神輿登場!!

ーー鼓童×浅草 三宅、モノクローム、大太鼓、屋台囃子…
鼓童の“古典”が詰まった人気公演『道』を、浅草公演のためだけに再構築!ーー

太鼓芸能集団 鼓童は、2019 年 6 月 27 日(木)~30 日(日)浅草公会堂にて、浅草特別公演『粋』を上演致し、千穐楽を迎えた。
鼓童は太鼓を中心とした、伝統的な音楽芸能に無限の可能性を見いだし、現代への再創 造を試みる集団です。1981 年にベルリン芸術祭にてデビューし、以来、50 の国と地域で 6,000 回の公演を行ってきたが、中でも多様な文化や生き方が響き合う「ひとつの地球」 をテーマとした「ワン・アース・ツアー」は世界各地で 3,900 回公演。また、劇場 公演の他、小中高校生との交流を目的とした「交流学校公演」、クラッシック・ロック・ジャズ 等、異なるジャンルの優れたアーティストとの競演、世界の主要な国際芸術祭、映画音楽等に参加し、佐渡島における鼓童の創造的な活動・ライフスタイルやその理念は、世界のアーティストや芸術関係者から注目されている。
今回が初演となった『粋』は、三宅、モノクローム、大太鼓、屋台囃子をはじめとする、いわ ば鼓童の“古典”といえる曲が詰まった人気公演『道』(演出:船橋裕一郎)を浅草公演のためだけに、再構築した作品。
2019 年の全国ツアーの演目でもある『道』は、鼓童の前身である佐渡の國鬼太鼓座も含め、 約半世紀の歳月をかけて継承し、練り込まれた、鼓童にとって根幹ともいえる作品。『道』『粋』ともに演出を務める鼓童代表・ 船橋裕一郎は、「太鼓」は、叩けば音が出るというシンプルな楽器ではあるが、その音や響きは複雑にして、多彩、ひとつとして 同じにはならないと言います。鼓童のメンバーは、日々、その「太鼓」の表現・可能性を模索し、創作の旅を続けています。異な るジャンルのミュージシャンとコラボレーションをしたり、和太鼓以外の打楽器を使用したり、様々な新たな音楽アプローチに挑戦した作品も生み出し続けていますが、しかしその根底には、長い時間をかけて継承した“古典”があるからこそ、できる挑戦。
鼓童が長年大切にしてきた“鼓童トラディショナル”ともいうべき「型」を基調にした『道』を、浅草公演限定で、『粋』と題し、演出・曲目を浅草仕様で。鼓童と浅草の縁は深く、浅草のシンボルの 1 つでもある浅草公会堂で初夏に開催する公演も、2013 年から続き、今回で 7 回目。演出の船橋裕一郎は、“粋”な浅草の町、浅草の人々にインスピレーションを得て、浅草の土地ならではの音楽を創造。浅草と鼓童のコラボレーションともいうべき、まさに 地域限定のご当地商品ならぬ、ご当地公演!ともいえる本作。また今年の三社祭には鼓童メンバーも参加し、神輿を担いでいる。この度、千穐楽のアンコールにて三社祭りで使用される神輿がサプライズで登場!!この神輿は 2012 年 5 月“平成中村座”に登場以来、浅草の舞台に登場するのは 7 年振り!

<鼓童 浅草特別公演『粋』 千穐楽>
【日程】 6 月 30 日(日)
【場所】 台東区立浅草公会堂
<コメント>
◆船橋裕一郎 <鼓童代表&「粋」演出>
初日から満員で盛り上がっていたのですが、最後のフィナーレで神輿を登場させていただき感謝していま す。「恐れ多いお願いをしてしまったな」と寝れない日々が続きましたけど、鼓童の皆で担がせて頂けて貴 重で幸せな時間でした。 浅草は(町会のみなさんと)お付き合いさせて頂く中で、こういう大人になれたらいいなと思う「粋」な方が多 くいらっしゃいますので、いつも勉強させていただいてます。浅草に鼓童の拠点を持つことができ、ようやく 「ただいま」と言える場所になりつつあります。 (今年参加させて頂いた)三社祭も皆さんに温かく迎えて頂けて、青年部の皆さんとも神輿を通じて繫がる 事ができました。これからも引き続きお世話になれたらと思っています。
◆冨士滋美 <一般社団法人 浅草観光連盟 会長&仲見世商店街振興組合 理事長>
神輿は今まで“平成中村座”で出した一回だけになります。(今回、神輿を出すにあたり声をかけたところ) 町会の皆さん二つ返事で「いいですよ」と集まってくれました。(鼓童さんは)我らの仲間です! 神輿を形にするには人を集めるのが一番大変なので、今回は(多くの町会の皆さんが集まってくれて)頼も しいなと思いました。 鼓童の皆さんをみていると、三社祭で代々神輿の担ぎ方を伝えていくのと同じように、(太鼓の技を次の世 代、次の世代へと)伝えていっているなと感じています。 歴史をどんどん次へ伝えるのが大事なので、そういう意味でも(鼓童は浅草に)ぴったりだと思いました。

【鼓童ワン・アース・ツアー2019「道」全国ツアー:概要】
引き継がれる伝統、魂を揺さぶる太鼓の響き。鼓童の真髄がここにある━━━。
『道』は、前身の佐渡の國鬼太鼓座も含め、約半世紀の歳月をかけて継承し、練り込まれた、鼓童にとって根幹ともいえる公演 です。鼓童代表を務める船橋裕一郎演出のもと、いわば古典ともいえる舞台の中から「型」を抽出し、鼓童の DNA を次代へと 受け継いでいきます。
公演名:鼓童特別公演2019「道」日本ツアー
演出:船橋裕一郎
公式サイト: https://www.kodo.or.jp/performance/performance_kodo/16691

【公演日程】 2019年5月24日(金)~ 全国ツアー中