阿久津仁愛「今年もテニミュの夏がやってまいりました!」 ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 全国大会 青学(せいがく)vs立海 前編 開幕!

2019年7月11日(木)にミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 全国大会 青学(せいがく)vs立海 前編が東京・TOKYO DOME CITY HALLにて開幕した。2018年12月から上演された前回公演に続く今公演では、頂上決戦となる全国大会決勝戦の火ぶたがついに切って落とされる。

前回、準決勝で大阪の四天宝寺中学校との戦いを制した青学。今公演は、全国中学生テニストーナメントで都大会、関東大会を制し、快進撃を続けてきた青学が、関東大会決勝戦でも共に死闘を繰り広げた立海と再び対峙し、頂点の座を奪い合う全国大会決勝戦の模様が、前後編の前編として描かれる。

物語は全国大会準決勝の回想を交えながら、関東大会に出場できなかった立海テニス部の部長・幸村が登場して、いよいよ青学vs立海の戦いがスタート。シングルス3は、いきなり青学テニス部の部長・手塚と立海テニス部の副部長・真田の試合から始まり、真田の必殺技・風林火陰山雷と手塚の必殺技・手塚ファントムによる壮絶すぎる試合が展開。

続くダブルス2の“真逆な二人”乾・海堂ペアに対して、“達人”の異名を持つ柳と好戦的な切原のペアによる対決は、切原の“悪魔化”がまさかの結末をもたらす。シングルス2は不二vs“コート上の詐欺(ペテン)師”仁王。イリュージョンにより手塚や四天宝寺・白石へと変わる仁王に翻弄される不二が必殺技の応酬で対抗する。

そして今回のラストとなるダブルス1は“ゴールデンペア”大石・菊丸vs“プラチナペア”丸井・ジャッカルによるダブルスの頂上決戦。白熱する決勝戦だが、その中で記憶喪失となってしまったリョーマに対して桃城がなんとか記憶を取り戻そうと奮闘するのだった……。

原作が存在するため試合の結果は分かっているが、今回も演者たちがその原作の結末を乗り越えるかのごとく熱量MAXの試合をステージ上で繰り広げてくれる。そして、記憶喪失となってしまった越前がどうなってしまうのか? ドラマチックな展開に目が離せない。

さらに、全国大会準決勝で敗れた四天宝寺のメンバーも登場。四天宝寺らしいお笑いを披露しながら、日替わりなどで本公演を盛り上げてくれる。本公演での新曲は7曲。既存曲も含めて、青学、立海、四天宝寺の3校のキャラクターたちによる様々なナンバーとダンスがステージを華やかに彩る。

全国大会3連覇を狙う立海に対して、果敢に挑む青学メンバーたち。最初から最後まで見どころの全国大会決勝、その序章となる前編によって2019年の“テニミュの夏”が始まる。

なお、ゲネプロ前の囲み会見には阿久津仁愛、青木 瞭、立石俊樹、田鶴翔吾、増子敦貴が登壇し、意気込みなどを語った。

阿久津仁愛:
今年もテニミュの夏がやってまいりました! キャスト全員が過去にテニミュの公演を経験しているので、だからこそ熱量を持ちつつ、向上心も持って、62公演は僕も初めてですが、そんな長丁場を全力で駆け抜けたいと思います!

青木 瞭:
まず青学の一つの目標として、一丸となって立海に立ち向かうということを、みんなで目標にしています。その目標により青学の話し合いの場が広がったりですとか、一人一人の意見を大切に、しっかりとしていければと思います。

立石俊樹:
関東大会の初日の時から約2年たって、今回の全国大会になったんですけど、それがまず一つ感慨深いなと思いました。今回はラストの戦いの前編なので、本当に長い62公演という公演数ですけれども、毎公演ベストを尽くして、全員が上を常に目指しながら常に熱い戦いをみなさんにお届けできたらと思います。

田鶴翔吾:
立海は約2年ぶりに戻ってきたんですけど、立海はもともとゴールを決めずに常に向上していくチームなので、ここでまた新しい目標を立てずに62公演走りきろうと決めています。満足する公演を毎回しているんですけど、それはゴールじゃないというのを今回もあらためて認識し合って、青学のみなさん、四天宝寺のみなさんと一緒にケガなく駆け抜けていきたいと思います。

増子敦貴:
四天宝寺は準決勝で青学に負けてしまって、今回は決勝を見届ける側です。その中でもその時の感情、臨場感、白熱した様子を僕たち四天宝寺らしいお笑いやいろいろなやり方でお見せしたいと思います。それと、僕たち四天宝寺による日替わりとかも62公演頑張ります!

出演:
[青学(せいがく)]
越前リョーマ/阿久津仁愛
手塚国光/青木 瞭
大石秀一郎/江副貴紀
不二周助/皆木一舞
菊丸英二/田口 司
乾 貞治/竹ノ内大輔
河村 隆/岩田知樹
桃城 武/大久保 樹
海堂 薫/中島拓人
堀尾聡史/琉翔
加藤勝郎/中三川歳輝
水野カツオ/奥田夢叶

[立海]
幸村精市/立石俊樹
真田弦一郎/田鶴翔吾
柳 蓮二/井澤巧麻
仁王雅治/後藤 大
柳生比呂士/大隅勇太
丸井ブン太/大薮 丘
ジャッカル桑原/川﨑優作
切原赤也/前田隆太朗

[四天宝寺]
白石蔵ノ介/増子敦貴
小石川健二郎/安東秀大郎
千歳千里/江本光輝
金色小春/森田力斗
一氏ユウジ/谷津 翼
忍足謙也/千田京平
石田 銀/森 一平
財前 光/廣野凌大
遠山金太郎/平松來馬
渡邊オサム/碕 理人

【公演概要】
東京:
2019年7月11日(木)~7月21日(日)
TOKYO DOME CITY HALL
大阪:
2019年7月26日(金)~8月12日(月・休)
大阪メルパルクホール
愛知:
2019年8月17日(土)~8月18日(日)
豊田市民文化会館 大ホール
福岡:
2019年8月31日(土)~9月1日(日)
アルモニーサンク北九州ソレイユホール
宮城:
2019年9月7日(土)~9月8日(日)
多賀城市民会館 大ホール
東京凱旋:
2019年9月19日(木)~9月29日(日)
TOKYO DOME CITY HALL
原作:許斐 剛『テニスの王子様』(集英社 ジャンプ コミックス刊)
主催:テニミュ製作委員会
協賛:ファミリーマート
(C)許斐 剛/集英社・NAS・新テニスの王子様プロジェクト
(C)許斐 剛/集英社・テニミュ製作委員会

取材・文:櫻井宏充