『天地無用!』(てんちむよう)は、AIC制作による日本のアニメシリーズ。略称は「天地」。岡山県の高校生、柾木天地を主人公とした物語。ひょんなきっかけから主人公・天地が様々な事情で地球にやってきた宇宙人たちの騒動に巻き込まれていくコメディタッチのSFアニメ。
作品の舞台は、地球や宇宙空間など様々。『天地無用!』世界の銀河系では先史文明の影響により、地球を含む多数の星に交配可能な人間(それ以外の種族も)が存在し、いくつもの星間国家が形成されている。
この物語の主人公・柾木天地(佐藤一真)、それまではごく平凡な高校生であった。柾木神社の祠に封印されていた鬼、魎呼(兎明)を復活させてしまう。性根は優しく少々優柔不断な性格、超常現象に出会い、魎呼、阿重霞(Yuzurisa)、砂沙美(天宮みや)、九羅密美星(姫城碧海)、魎皇鬼(伊藤玲奈)、白眉鷲羽(小山まりあ)ら、一癖も二癖もある『強者美女』に出会うのだが、典型的な「巻き込まれ、振り回されキャラ」、右往左往しながらも敵に立ち向かっていく。男勝りの魎呼、一見たおやかに見えるが・・・・な阿重霞、明るい砂沙美など、とにかく個性派ばかり。そんな天地の前に神我人(佐藤大介)が現れるのだが、これがめっぽう強く、なかなか太刀打ちできず、しかも魎呼に対して・・・・・目的のためなら破壊活動も辞さない勢いだ。
OVA「天地無用!魎皇鬼」の第1期ストーリーを元にしており、魎呼らの出会いから始まる。また、合間に幼い頃の天地の様子を挟み込んで、物語を進行させる。後半のバトルは必見、アクションシーンは映像を織り交ぜるが、基本は俳優の生身のアクション、それを引き立てる映像なので、アナログっぽさもあり、趣もある。また、コメディ要素も多く、キャラクターのちょっとした仕草などは微笑ましい。そして冒険譚的な部分もあり、戦いや他のキャラクターとの関わり合いによって成長する姿も描いている。最初はただ振り回されて、巻き込まれていたのだが、ラスト近くは自ら立ち上がる。「お前には眠っている力がある、自分を信じろ」というセリフがあるが、これは観客にとっても勇気が出る言葉だ。また、彼の周囲を取り囲んでいるキャラクターたちもまた気づきを得る。そして大地の祖父、父、天地にべったりせずにサポートする姿は温かい。休憩なしの1時間45分、劇場は新宿村LIVE、密な空間で壮大な時間軸のストーリー、そして天地は・・・・・。劇場でその顛末を!
<あらすじ>
封印されていた鬼、 魎呼を復活させたが為に、 様々な事情で地球にやってきた宇宙人たちに振り回される日々を過ごす天地。 彼の前に宇宙征服を目論む悪の科学者・神我人が現れる。 神我人の目的は果たして何なのか。 天地そして天地を巡る人々は神我人に対して…
【舞台『天地無用!魎皇鬼』公演概要】
脚本:五十嵐和弘(エンターテインメント風集団秘密兵器)
演出:大森博
日程・場所:2019年7月17日(水)~21日(日) 新宿村LIVE
出演:
佐藤一真、 兎明、 Yuzurisa、 天宮みや、 姫城碧海 、 伊藤玲奈、 佐藤大介、 小山まりあ/依里、 大森瑞生、 森下和/大森美来、 西村功我、 市川美沙希、 野田龍之介、 桜樹舞都/石坂史朗
公式Twitter: https://twitter.com/tenchi_stage/
公式サイト: http://www.tenchi-stage.com/
お問い合わせ:stage.contact@gmail.com
制作:style office
主催:『天地無用!魎皇鬼』製作委員会
(C)AICライツ/舞台「天地無用!魎皇鬼」製作委員会