舞台「7ORDER」7人の熱い物語、「踏み出せ、前へ!」音楽で、歌で、芝居で!自由を求めた先の景色は・・・・・・。

「Happy をみんなで作りあげていく」をモットーに、安井謙太郎、真田佑馬、諸星翔希、森田美勇人、萩谷慧 悟、阿部顕嵐、長妻怜央の 7 人が、活動を通してファンの方々とかけがえのない瞬間を共有する「7ORDER project」を始動!そのプロジェクトの第一弾、舞台「7ORDER」が開幕した。二部構成で1部は芝居、2部はライブとなる。
設定はいつかのどこかの時代。優生遺伝保存法ーー通称「AZ法」。移民増加に伴って優秀な遺伝子を保護する目的でそれは制定された。検査によってA〜Zのランクにわけ、そのランクごとに居住地も職業も固定。ランクを超えた恋愛や結婚も禁止だ。10年前に施行された、という設定、国は安定したが、低ランクの者からは夢や希望を奪っていた・・・・・・。この物語の登場人物たちは皆『Z』だ。しかし、そんな状況にあって「この状況を変えたい」「これはおかしい」と思う若者たちがいた。冒頭で7人が歌い、踊る。「踏み出せ!前へ」と力強く。それから物語が動き出す。ケンタロウ(安井謙太郎)は大きな志を持っていた。そして一人、また一人、と仲間が集まる。舞台俳優を夢見るユウマ(真田佑馬)、ダンサーのミュート(森田美勇人)、お笑い芸人のショウキ(諸星翔希)、寡黙なケイゴ(萩谷慧悟)、喧嘩っ早いアラン(阿部顕嵐)、絵が得意なレオ(長妻怜央)。ケンタロウはこのグループでは頼れる存在、リーダーだ。「俺たちは自由だ」と叫ぶケンタロウに皆、共感し、共鳴していく。そして7人揃い、「7ORDER」というグループ名をつける。

理想と現実、そしてそれぞれが持つバックボーン、レオは両親がある出来事でなくなっており、それが大きな傷となっていた。他のメンバーも大なり小なり、苦悩を抱えており、それがケンタロウの呼びかけによってネガティヴだったのが、勇気を持って行動しようという気持ちになっていく。

シンプルな舞台セット、照明で変化をつけ、時折映像でそういったことが語られていく。個性も生い立ちもバラバラな7人が少しずつわかりあい、心が近づいていく。そんな状況を熱く演じる7人。そしてキャラクターの設定が実際の本人とシンクロするところもあり、自然な感じに。舞台中央にドラム。「バンド、やろうぜ!」「音楽をやる意味を伝えたい」「自分たちが動かなくては何も変わらない」というセリフがあるが、心に刺さる。終盤はドラスティックな展開、そして7人が最後に見た景色は?すっきりとした構成で芝居も歌もあり、ショーアップしたところもあり、スピーディな展開、胸熱な作品であった。

15分の休憩の後はショータイム。映像やサプライズな演出もあり、コンパクトながらも見せ場も多く、客席と一体感になれるところもあり!メンバーは「楽しいね〜」といいつつ、ノリノリ(特に演奏シーン!)。7人の個性と元気が堪能できる時間であった。

ゲネプロ前に囲み会見があった。安井謙太郎、真田佑馬、諸星翔希、森田美勇人、萩谷慧悟、阿部顕嵐、長妻怜央が登壇した。
「この7ORDERが始動したのが、ちょうど3ヶ月前の5月22日。このタイミングでの舞台は嬉しく思います」(安井謙太郎)
「ワクワクして眠れませんでした!ありがたい気持ちでいっぱいです」(真田佑馬)
「こんにちは!緊張してメチャクチャよく眠れました(笑)」(諸星翔希)
「僕らの初舞台です。楽しかったって思われるように!」(森田美勇人)
「スタートラインに立ちました。いいスタートをきれますように!」(萩谷慧悟)
「ワクワクと感謝の気持ちでいっぱいです」(阿部顕嵐)
「僕は毎回、思うのですが、稽古が楽しいんです。ずっと稽古やっていたい!でも本番は緊張・・・・本番も楽しんで!」(長妻怜央)
その稽古についてリーダーの安井謙太郎は「飽きない稽古でした。歌ったり、演奏したり、お芝居したり、毎日楽しんで、楽しみすぎちゃって!今日は一回も真面目な顔をしてない!」と笑顔。また、誰が一番頑張ったのか?という質問が出た。長妻怜央が「俺なんて全然・・・・・・僕が一番頑張りました(笑)」と笑わせた。またキャラクターの設定がキャストの個性に合わせたもので安井謙太郎は「不思議な感じで長妻怜央はプライベートでも絵を描いているし、今回、それを使っています」と語るが、なかなか趣をある絵であった。本人も「絵を描くのが好きで、将来は個展をやりたい」と希望を口にした。また、役名はキャストの『下の名前』になっており、「普段はそう呼ばれないので新鮮な気持ちです」と萩谷慧悟。
見所は諸星翔希が「みんなで手を取り合って『やって行こうぜ!』っていうシーンが好き、みんな気持ちのこもった目で!」といい、安井謙太郎は「オープニングですね。7人が初めて揃った形ではじめに舞台に立ちます」とコメント。しょっぱなからテンションが上がる仕組み。森田美勇人は「映像を使っているシーン、デモを起こしているシーン」と回答、ここの場面はシリアス。阿部顕嵐は「バンドシーン」とコメントし、真田佑馬も「僕も!」とコメント、ここはノリノリ。長妻怜央が「暗転のところで移動するけど、たまにぶつかるのが見所」と笑わせた(皆、コケる)。
最後に「一発目!お客様の力で!しっかりと期待に応えられるように、応援よろしくお願いいたします!」と締めて会見は終了した。

【公演概要】
日程・会場:
<東京公演>
2019 年 8 月 22 日(木)~9 月 1 日(日) 天王洲 銀河劇場
<神戸公演>
2019 年 9 月 5 日(木)~8 日(日) AiiA 2.5 Theater Kobe
出演:
安井謙太郎、真田佑馬、諸星翔希、森田美勇人、萩谷慧悟、阿部顕嵐、長妻怜央
主催:7ORDER project
公式HP:https://7order.jp/
公式ツイッター:https://twitter.com/7order_official
公式YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCHs0XM04nZ8zKZFxMIMajVA

真田佑馬個人ツイッター:https://twitter.com/sa7daOfficial
萩谷慧悟個人ブログ:https://ameblo.jp/hagiya-keigo-official/
森田美勇人個人インスタグラム:https://www.instagram.com/myutomorita_official/
阿部顕嵐個人インスタグラム:https://www.instagram.com/alanabe_official/
舞台公演概要:https://www.nelke.co.jp/stage/7ORDER/
© 7ORDER project

取材・文:Hiromi Koh