明治座9月 舞台『サザエさん』開幕!「時代が変わっても家族って素敵なもの」(藤原紀香)

令和元年9月の明治座公演は、あの国民的漫画の、舞台『サザエさん』!しかも10年後!
「サザエさん」は今年アニメ放送50周年、来年は原作者長谷川町子生誕100年を迎えるが。この記念すべき年に舞台化が実現。相変わらずおっちょこちょいでお調子者のサザエには藤原紀香、出世して多忙になったマスオに は葛山信吾、定年退職した波平に松平健、子供たちの心配をしているフネに高橋惠子とベテラン陣に加え、大学生になったカツオには荒牧慶彦、専門学校に通うワカメには秋元真夏(乃木坂 46)・齊藤京子(日向坂 46)の W キ ャスト、中学生になったタラオに大平峻也と若手が盛り上げ、猫のタマは酒井敏也!
脚本・演出に家族の表現に定評のある田村孝裕を迎えて描く、誰もが知っている磯野家の、誰も知らない10年後の物語!明治座公演の後は博多座で!9月28日から10月13日まで。実は博多はサザエさんゆかりの場所で、磯野サザエが福岡生まれ。ちなみにテレビドラマも決まり、そちらは20年後!サザエさん役は天海祐希。

初日が無事に終了し、囲み会見が行われた。
藤原紀香は「演出家の田村先生もいろんな資料に基づき、かなり細かく稽古を重ねてきました。あとは皆さんの持ち前のチームワークで」と語った。舞台では笑い声が絶えなかったことに触れて「お客様にすごく助けられました」とコメント。「今や貴重ですよね、この格好で専業主婦で・・・・・こういう役をいただいてありがたいです」とコメント。
また波平を演じる松平健は「昔の昭和のいかにもな」と語ったが、波平スタイルが良く似合っている!アニメや原作で描かれている磯野家の10年後、という設定だが「それぞれの環境が変わって・・・・・変わると同時にいろんな問題もあり、環境の変化で『こういう問題もやってくるんだな』と考えながら、ね」と藤原紀香。
また出演する側にとっては日本中の誰もが知っているキャラクターを演じるにあたっては「日本の有名な家族ですから、みんなが大好きなサザエさんですから、プレッシャーもありましたが、稽古場に集まって皆さん、それぞれに愛を持ってて、それが集結しているのでチームワークがキュッとして!目指すところが一緒なのですごく早かったように思います」また日本人なら誰でも知っている役を演じることについては藤原紀香は「似せていかなきゃいけないと、そういう感じのところに集中してて・・・・・でもいろんな問題も起きるので人間っていうんでしょうか、アニメではない、人間の表現、人間の温度を感じる、そのmix、どんなバランスで声を出したらいいのか、表現、作っていたなければならない、それぞれ考えましたね、細かい指示、駄目出しがあって・・・・・ね」と役創りの難しさを語る。松平健は「見本があるので、そこからどんどん自分のものにしていく、最終的には自分が演じる、真似にならないように自分を出していく」といい、
高橋恵子も「どのくらい老けるのか、と思ったりもしましたが、『10年経っても変わりませんよ』って言うセリフがありますが、あまり年をとらない感じでいいんだなと」とコメント。家族の反応は」「すごく喜んで楽しみにしてて」、と語り、マスオ役の葛山信吾は、「僕もそうですね、声優さんの声が頭に残っているので、台本を読んでるうちに『こういう感じかな』っていうのがどうしても頭にありまして。稽古を重ねて演出家さんと相談しながら」といい、髪型が・・・・(後ろに注目)、「アニメの・・・・後ろの髪がちょっと飛び出ているので、それがすごく印象的で、前から見るときちんとしているんですが、後ろから見ると『この人、面白いな』と(笑)、人を現しているのかな?と」とコメントし、「すごく光栄な役で」とコメント。
タラちゃんを演じる大平峻也は「僕は普段は2.5次元と呼ばれる舞台に出ることが多いのですが、今回はほとんどの日本人、誰しもが知っている作品なのでイメージも根強い、演出家の田村さんが『タラちゃんが一番、家族の中で成長の度合いが大きい』とおっしゃって。お客様に対していい意味で期待を裏切る・・・・・(お母さんが藤原紀香ということで)めちゃめちゃ緊張します(笑)。一番最初にご挨拶した時に『サザエでございま〜〜〜す』って言ってくれて『これは素敵な家族に迎えてもらえる』って(笑)。」と語る。カツオ役の荒牧慶彦は「誰も知らない10年、子供の10年っていうのは大きい、人格も顔つきも変わる、そこらへんのところは自由に考えていいのかなと思いました」、またワカメ役の秋元真夏は「初舞台がまさかの『サザエさん』っていうのもすごくびっくりです。みんなが知っているワカメちゃんがどうなっているのかっていうのを考えたり悩んだりもしているのですが、演出家に細かいアドバイスをいただき、共演者の皆さんに教えていただき、助けていただきました」と語る。タマ役の酒井敏也は「獣は好きなんで(笑)」とコメント。役の接点について藤原紀香は「サザエさんは朗らかでおっちょこちょいっていうのは似てるかな?と思いました」と語り、「結構、やらかすんですよ(笑)」とコメント。また藤原紀香は学生時代は落語研究会だったそうで名前が「親和亭かつお」、理由は「『サザエがいい』って言ったら部長にあんたはカツオキャラ!」と言われたそう(笑)。そして「最高の家族」と語る。 そして「喧嘩したりぶつかりあったりが家族の良さ」と高橋恵子。「時代が変わっても家族って素敵なものですね」と藤原紀香。最後に「みんなが知っている家族、誰も知らない10年後、舞台『サザエさん』始まりました!是非、皆さんいらしてください!」と藤原紀香、そして全員で「お待ちしております!」と元気良く締めて会見は終了した。


<配役>
サザエ:藤原紀香
マスオ:葛山信吾
カツオ:荒牧慶彦
ワカメ:秋元真夏(乃木坂46)/齊藤京子(日向坂46)※Wキャスト
タラオ:大平峻也
フネ:高橋惠子
波平:松平 健
タマ:酒井敏也

【公演概要】
公演名:明治座9月舞台「サザエさん」
東京公演 9月3日(火)~17日(火)明治座
福岡公演 9月28日(土)~10月13日(日)博多座
原作:長谷川町子
脚本・演出:田村孝裕
出演:藤原紀香 葛山信吾
荒牧慶彦 秋元真夏(乃木坂46)/齊藤京子(日向坂46)<Wキャスト> 大平峻也
高橋惠子 松平 健
主催:フジテレビジョン・明治座
公式サイト:https://www.meijiza.co.jp/info/2019/0903/
(C)長谷川町子美術館