2019年9月4日(水)にAKB48 チーム8 単独公演『Bee School』が東京・品川プリンスホテル クラブeXにて開幕した。「会いにいくアイドル」として独自の地位を築いたAKBチーム8が今作では虫に扮したミュージカルを披露する。
2016年『絢爛とか爛漫とか』、2018年『KISS KISS KISS』に続く、AKB48 チーム8 単独公演の第3弾となる本作は私立みつばち中学校を舞台に、そこで巻き起こる熱き青春の3日間が描かれる。出演はAKB48 チーム8の倉野尾成美、小栗有以、坂口渚沙、太田奈緒、佐藤 朱、佐藤七海、濵 咲友菜、清水麻璃亜の8人。
さらに、毎公演ごとにゲストメンバーやお手伝いメンバーも登場する。なお、9月4日(水)のゲネプロにはゲストメンバーに下尾みう、お手伝いメンバーに行天優莉奈と高岡 薫が出演した。脚本は畑雅文、演出は三浦香が務める。
物語は、最高の女王蜂になるため、私立みつばち中学校に入学した蜜蜂のミッツ(倉野尾成美)を中心に描かれる。同じクラスにいるのは、蜂にしては変わった見た目と性格の虫ばかり。気弱なポタ(小栗有以)、ぶりっ子のマリカ(坂口渚沙)、怒りっぽいバッティ(太田奈緒)、大きな羽を持つアゲハ(佐藤 朱)、ひねくれ者のクモモ(佐藤七海)、流されやすいスズ(濵 咲友菜)。
スズメバチのバメチ先生(清水麻璃亜)による厳しい指導のもと、女王蜂を目指して学校生活に挑むミッツたちは、時にぶつかり合いながらも絆を深めていく。しかし、修学旅行で待ち受けていたのは伝説の不良虫・ヤンマ。最大のピンチをミッツたちは乗り越えられるのか!? そして、誰が女王蜂に選ばれるのか? 卒業の先に待つ運命とは…。
今回のテーマは“ポップで明るく真っ直ぐに等身大に生きる女の子たち”とのこと。そのテーマに沿った物語の中で、倉野尾たちチーム8のメンバーたちの生き様が擬人化された昆虫という姿を通して紡がれる。また、9月いっぱいでAKB48を卒業する佐藤のラストになるステージ上での演技もぜひ目に焼き付けてほしい。
中学生たちの虫たちだけでなく、彼女たちを導くバメチを演じる清水が大人な演技を見せれば、ゲストメンバーが演じるヤンマには回替わりでの楽しみが待っている。さらに、それぞの昆虫の特徴を捉えたカラフルでカワイイ衣装も見どころだ。
ミュージカルシーンでは、出演者たちが“虫”に関連したAKB48グループの楽曲も披露しAKBの楽曲をトリビュートする形で歌い踊る。陽気で明るいナンバーから、学園生活で思い悩む心情を歌い上げる切ないナンバーなど様々なナンバーがステージを彩る。さらに各々の昆虫の特徴を活かしたアクションシーンもあり、見どころ満載のミュージカルとなっている。
チーム8が魅せる新たな一面をのぞかせる昆虫学園青春ミュージカル。舞台終演後には撮影OKのミニライブも開催されるので、うちわやペンライトなどのグッズを使用して、ぜひ推しメンにアピールしながら一緒に盛り上がろう!
なお、ゲネプロ前の囲み会見には倉野尾成美、小栗有以、坂口渚沙、太田奈緒、佐藤 朱、佐藤七海、濵 咲友菜、清水麻璃亜が登壇し、意気込みなどを語った。
倉野尾成美:
今回、主役を演じさせて頂きますが、短い稽古時間で大変な中、みんなでいろんなことを考えて、試行錯誤しながらいいものを作っていこうという思いを持ってやってきました。すべてを出し切って、あとは見てくださるみなさんにカワイイ以外の心を刺激するような感情を抱いてもらえたらと思います。
小栗有以:
私はいままでクールな役の演技はしたことがあるんですけど、それ以外の役はあまりしたことがありませんでした。今回は真逆の弱虫な役で、どう演じようか悩んで、演出家の方から『あなたの番です』というドラマの早苗さんのような感じだとアドバイスを頂きました(笑)。みんなの前で最初はオドオドしているけど、だんだん変わってきて実はみんなよりも強い心があるみたいな、そういったオドオドした感じだけじゃないよというのをみなさんに見せられるように頑張りたいです。
坂口渚沙:
今回が初舞台で、決まった時はうれしかったんですけど、これから初日ということで緊張しています。マリカはぶりっ子な役なので、ぶりっ子をこれまで追求して練習してきました。なので、愛されるキャラになれるように頑張っていきたいと思います。
太田奈緒:
私の役は、一見ガッといろんな人に、特にマリカに食いついていくんですが、内心ですごく考えていたりもしています。うざいけどなんか憎めなくて良いやつと思ってもらえるように頑張りたいです。この作品は同年代の方にももちろんだし、社会に出て壁にぶち当たりそうという時に背中を押してもらえる作品になっています。ぜひそうやってみんなの背中を押せるような、ちょっとでもいい気持ちになって帰ってもらえるような作品にしたいです。
佐藤 朱:
本格的なお芝居は初めてで、決まった時はすごく不安もありましたが、チーム8のメンバーみんなと挑戦できるということが本当にうれしかったので、そういう不安も消えてすごく勇気を持って臨めました。演じるアゲハはとても目立ちたがり屋のギャルという役で本来の自分とは正反対なので、ギャルの動画とかいろいろ調べてギャルらしさを自分の中に取り入れていくお稽古時間もすごく楽しかったです(笑)。何よりアクションシーンが今回は目玉だなと思っていて、それぞれ相手同士で細やかな殺陣などがあるので、そういう部分も注目して頂いて、みんなで女王蜂を目指しているぞ!という闘争心も見て頂ければうれしいです。
佐藤七海:
チーム8単独公演は1回目からすべて出させて頂いています。私はクモ役で、ひねくれものでちょっと変わっている不思議ちゃんで、その不思議ちゃんを演技できるように頑張っています。私は9月いっぱいでAKB48を卒業するんですけど、みんなとの卒業シーンや卒業してからのシーンをみんなで演じていると、現実感がすごくあって、しんみりしちゃうんです。きっと演技するのも最後かなと思うので、千秋楽まで一生懸命演じたいと思います。
濵 咲友菜:
演じるスズは子供っぽい感じとか、ミッツとはまた違う元気で無邪気な感じの役です。中学1年から3年までの成長過程を見せていくお話なんですけど、特に2年生が難しかったです。どういう感じで成長したことを気づいてもらえるのか、感じてもらえるのかという表現がものすごく難しかったです。たくさん稽古をして、歩き方や話し方をちょっと変えてみたので、ぜひそこも見て頂ければと思います。
清水麻璃亜:
バメチは先生ということでで唯一大人の登場人物です。なので、見に来てくださった方に1番感情移入してもらいやすいと思います。見に来てくださった方に近く感じてもらえるようにバメチを演じたいです。稽古している時に、演出家の方と1対1で稽古をして頂ける機会があって、どうしたらいいのかすごく悩んで、熱量がないんだと気づいて、熱量を持ってすごく頑張りたいと思いました。これから10日間の公演ですが、たくさんの方に見て頂いてハッピーな気持ちを届けられたらと思います。
【公演概要】
タイトル:AKB48 チーム 8 単独公演「Bee School」
日程・場所: 2019 年 9 月4日(水)~9月 13 日(金) 品川プリンスホテル クラブ eX
脚本:畑雅文
演出:三浦香
出演:
ミッツ役:倉野尾成美(熊本県)
ポタ役:小栗有以(東京都)
マリカ役:坂口渚沙(北海道)
バッティ役:太田奈緒(京都府)
アゲハ役:佐藤 朱(宮城県)
クモモ役:佐藤七海(岩手県)
スズ役:濵 咲友菜(滋賀県)
バメチ役:清水麻璃亜(群馬県)
ヤンマ役:日替わりゲスト
協賛:読売新聞オンライン
主催:ネルケプランニング AKS Y&N Brothers
公式HP:https://www.nelke.co.jp/stage/akb48_beeschool/
チケット取り扱い AKB48 グループチケットセンター https://ticket.akb48-group.com/
公演に関する問い合わせ ネルケプランニング 03-3715-5624(平日 11:00~18:00)
取材・文:櫻井宏充