本作は、ブロードウェイの新進気鋭作曲家コンビ、クレイトン・アイロンズ&ショーン・マホニー、日本から日本版 脚本・演出の板垣恭一をはじめとする豪華クリエイティブ・チームが集結し、日米共作で新作ミュージカルを制作する プロジェクト。
主演には芸歴20周年を迎えた柚希礼音、共演に読売演劇大賞・優秀女優賞を受賞し、注目を集めるソニンという演劇界待望の強力タッグを迎え、元宙組トップ娘役の実咲凜音、映像・舞台での活躍目覚ましい清水くるみ、トップモデルとして活躍し12年の「RENT」以来のミュージカル挑戦となる石田ニコルと世界初演の新作ロックミュージカルに 相応しい個性豊かな女優陣が集結。
また、共演陣には数々の名作グランドミュージカルに出演する剣幸、ミュージカルを中心に長年のキャリアを誇る 戸井勝海や、幅の広い役柄を演じ分ける実力派原田優一が脇を固め、多くの 2.5 次元舞台などで主演を務める平野良、 舞台・映像で注目を集める若手俳優の猪塚健太、アポロシアターのヴォーカルコンテストで優勝経験を持つ青野紗穂、 卓越した歌唱力で存在感を発揮する谷口ゆうな、乃木坂 46 卒業後、舞台での活躍が目覚ましい能條愛未らが名を連ねている。
ゲネプロ前に囲み会見があった。登壇したのは柚希礼音、ソニン、実咲凜音、清水くるみ、石田ニコル、板垣恭一(日本版脚本・演出)、
クレイトン・アイロンズ、ショーン・マホニー(アメリカ側クリエイター 音楽/詞)。
「いや〜ついに初日ですね」としみじみと柚希礼音。続けて「世界初演、日米合作に関わらせていただき、大きな作品、いつも以上に一丸となって作り上げてきました、自信作でございます！」とコメント。それからソニンが「アメリカチームが音楽、演出が板垣さん、オリジナル作品を作る楽しさと充実感と難しさを感じましたね、でも充実感があります」と意気込んだ。さらにソニンの役柄は編集者、執筆も伴い聡明な女性、「板垣さんのご理解もあって、歌詞とか言葉を作り上げることを私が、ハリエットと同じ、ライターとして自分の言葉として書くことをご理解いただきまして、練り込んだところがあります。大切な日々を過ごしました。今日は初日、すごくすごく緊張しています（笑）。言葉の大切さを大事にお客様に伝えていければ」とコメント。実咲凜音は「高揚感でいっぱいです。お客様に見ていただいてどのような言葉をいただけるのか楽しみです。新作ということで、板垣さんとお話しながら作り上げてきて、キャストのみなさんともいろいろと話し合ってすごく・・・みんなで作り上げた作品なので、楽しみです」と語る。清水くるみは「初日はどんな作品でも緊張します。今回は一から作り上げた作品でもあるので、すごく緊張しまして・・・・・世界初演っていうのがみなさんにあんまり伝わっていないので・・・・書いといて欲しいです！（一同笑）」と笑わせた。石田ニコルは「二回目の舞台ですが、すごく恵まれた環境でできることに誇りも感じますし、今日は気合いという意味を込めて今日は赤いワンピースを着てきました！（一同笑）、はい！」と語った。
板垣恭一は「世界初演とは何か・・・・クレイトンさんショーンさんの楽曲を僕たちは、使わせていただくことになりまして・・・・・結果、足りなくなって急遽、『こういう曲を書いてくれ』と言って・・・・・本当に日米合作で、僕の脚本、もともとは彼らの楽曲から引っ張ってきて膨らませて、キャストのみなさんと作り上げて。これが世界初演の真実でございます。僕自身も楽しみにしています！」とコメント。それからクレイトン・アイロンとショーン・マホニー、この２人が温めてきた作品、ということであるが、そしていよいよ初日、クレイトンは「Amazing！」と開口一番。続けて「Wonderful expirience」とコメント。「大変光栄に思います。日米では、文化の違いもあって、労働する女性の問題、日米の認識の違いもありますが、今回のコラボレーションでは、うまくいっていると思いますし、日本のチームのみなさんはアメリカのチームとしっかりと共同で深い理解をしていると思います」とコメント。そしてショーンは「今回の作品ですが、12年ほどかかっていて、長いスパンだったので大変楽しみにしています。今回のために新しい曲を作曲したりしました。我々の引き出しの中で温存されていたままになっている曲も持ち出しています。大変楽しみにしていますし、日本初演は誇りに思います。大変光栄です」と語った。
かなりメッセージ性の高い作品であるが、柚希礼音は「女性の働き方のお話のように思いますが、女性として生きていくこと、今の時代でもまだまだ変わっていないことがいっぱいあります。共感できることがたくさんあると思います。見終わって、女性として生きていることに誇りをもち、明日から頑張ろうって思える舞台になっていると思いますので、多くの方に観ていただきたいです」とコメント。ソニンも「世の中、いろんなツールで発言できる。19世紀、言葉の力を信じて戦った女性たちの話、お客様に言葉の力の大切さを感じていただけたら」と語る。実咲凜音は「女性の労働の厳しさ、過酷な労働を強いられていて改めて学ぶことがありました。今も変わらない部分もありますが、女性として仕事をしていることを当たり前ですが、こういう女性たちがいたこと、基礎があったからこそ、なので。それが女性の底力が伝わったら」とコメント。清水くるみは「19世紀の話ですが、今の日本でも共感できること、働き改革もあり、共感できることが盛り込まれています。再演をやるためにも！今、観に来て欲しいです！」と力強く。石田ニコルは「忙しくしている人もたくさん、疲れている人が観に来て心にしみる、人生とは何か、自由とは何か、っていうのが少しでもわかれば」とコメント。
世界初ということで柚希礼音は「プレッシャーはあります。稽古はとても大変でしたが、みんなで一丸となって稽古してきたので、みんなで手をつないで！挑みたい」と語る。さらに「みんなで意見を出し合ってぶつけ合って、みんなで！」と続ける。工場の話でみんなで力を合わせるストーリー「もう、そのまんま」とソニン。
また柚希礼音は「板垣さんが劇団の先生のように（笑）」と語り、さらに「（クレイトンさんの）曲が難しい！」といい「音を取るのに何日もかかる！」と笑う。ただ、どの曲もキャッチーで耳に残るので、ここは聴きどころ。
カンパニーは圧倒的に女性が多く「居心地の良い稽古場」と柚希礼音。また清水くるみの役は実在の人物、「写真をみたらメガネをかけていた」とのこと。曲については皆、難しいと異口同音、キャッチーな心揺さぶられたり、染み入る曲も。
最後に柚希礼音が「自分のことをいわせていただきますが、芸能生活20周年で、締めくくりで、こういう素晴らしい作品に出会えて！早くみていただきたい、全体としても面白い作品になっています。お見逃しなく！」と締めて会見は終了した。
【公演概要】
〈クリエイティブ スタッフ〉
音楽/詞:クレイトン・アイロンズ&ショーン・マホニー
日本版脚本・演出:板垣恭一
〈出演〉
柚希礼音 ソニン 実咲凜音 清水くるみ 石田ニコル
原田優一 平野 良 猪塚健太 青野紗穂 谷口ゆうな 能條愛未 / 戸井勝海 剣 幸
島ゆいか 安福毅 当銀大輔 丸山泰右 大音智海 上條駿 矢内康洋 酒井翔子 田口恵那 Sarry 杉山真梨佳 コリ伽路 井上花菜
＜東京公演＞
2019年9月25日(水)~10月9日(水) TBS赤坂ACTシアター
＜大阪公演＞
2019 年 10 月 25 日(金)~10 月 27 日(日) 梅田芸術劇場メインホール
【大阪公演・チケット料金】
S席12,500円 / A席10,000円 / B席8,500円 (税込・全席指定)
公演に関するお問い合わせ：
アミューズ チアリングハウス 03-5457-3476(祝日を除く月~金 15:00~18:30)
取り扱いプレイガイドに関する詳細は下記オフィシャルサイトをご確認ください。
公演オフィシャルサイト：http://musical-fg.com
公演オフィシャルツイッター ：@factorygirlsjp
