乃木坂46の井上小百合が主演し、元℃-uteの矢島舞美、ドラマや映画で活躍する富田望生らが出演する舞台「フラガール-dance for smile-」。10月18日(金)の初日を前に、ゲネプロ、囲み取材が行われ、出演者らが登壇。日本アカデミー賞を総なめにした傑作映画を舞台化、上演するにあたっての意気込みを語った。
<コメント>
井上小百合(乃木坂46)
「谷川紀美子役を演じさせていただきます、井上小百合です。よろしくお願いします。意気込みは特にないのですが・・・・・・楽しくできたらいいなと思っています」
矢島舞美
「平山まどか役の矢島舞美です。みなさまに夢と希望をお届けできたらいいなと思っています」
富田望生
「熊野小百合を演じます、富田望生です。がんばります。楽しみたいですね、とにかく笑顔で最後この舞台を締めくくれるように、精一杯がんばろうと思います。よろしくお願いいたします」
太田奈緒(AKB48)
「木村早苗役(Wキャスト) AKB48太田奈緒です。はい、わたしもとにかくがんばりたいと思います!」
福島雪菜(劇団4ドル50セント)
「木村早苗役(Wキャスト)福島雪菜です。今日わたしは初日じゃないのですが、みんなに事故や怪我がなく、無事に初日がむかえられますようにと、パワーを送っていきたいとおもいます」
味方良介
「紀美子の兄、谷川洋二朗を演じます味方良介です。若い女の子たちが多いので、埋もれないように。フレッシュな気持ちでがんばろうとおもいます」
伊藤修子
「佐々木初子役 伊藤修子です、なかなか踊りがついていくのが大変だったんですが、間違えないようにがんばります」
有森也実
「紀美子と洋二朗の母親役の千代を演じます、有森也実です。わたしの役は昭和40年代の炭鉱が変わり行く中で、自分自身も変わっていく炭鉱を支えながら、若い女の子たちからエネルギーをもらい、新しい時代を踏み出す、ひとりの人間として関わるという、難しい、けど楽しい役どころになっております」
山崎銀之丞
「常磐ハワイアンセンターを設立にあたって奔走する、吉本紀夫役をやらせていただきます、山崎銀之丞です。今回はやっぱり出演者のみんなが若い女性で、フラダンスをやったこともない子たちが稽古しながら、物語の中とおなじように少しずつ成長するのを見せてきてもらいました。大ヒット作ということでプレッシャーもございますが、井上小百合版も、みなさんに楽しんでいただけるものになっていると思いますので、ぜひ、お楽しみに」
代表質問1
「井上小百合さんはグループの卒業を発表してから最初の舞台となりますが、注目ポイント、映画版と異なるポイントがあれば教えてください」
井上
「卒業についてこのタイミングで発表するとは思っていなかったので、神様の計らいというか、なにかご縁があるのかなと思っています。この作品を卒業につなげるわけではなかったんですが、今そうなっているので、がんばらなくちゃなと思っています。稽古しているうちに今の自分に重なっていくのがわかって、いろんな人の支えがありながら、まだ何者でもないけど、いつか何者かになるかもしれない。そういう希望にあふれた作品が自分とすごくリンクしていて、すべてのセリフに嘘のない感情で挑むことができていています。映画版では蒼井優さんが演じましたが、舞台版ではわたしにしかできないフラガールがあるんじゃないかなと思っているので、そこを楽しんでいただければと思っております」
代表質問2
「本作はフラダンスで福島を盛り上げるというテーマですが、いま日本で一番盛り上がっているのがラグビーですが、みなさんでどなたか注目してる選手だったり、日本戦も控えていますので、どなたか楽しみにしている方いらっしゃればお話伺えればなと。見てる方いらっしゃいますか?」
有森
「(福島訛りで)稽古が大変だったんでぇ、あんまりテレビ見る暇もなくてぇ!・・・・・・すみません、方言で。ごまかしますけど! でもすごいですよね、4年前は上までいけなかったのをさらに高見を目指すということですので。わたしたちも負けずにパワーをもらってがんばっていきたいと思います」
代表質問3 「有森さんにもうひとつ、台風がいろいろ日本列島ありました。作品の舞台になった場所でも被害がありましたが、地元の方にとどけるとしたらどういうメッセージをこめたいとかありますか?」
有森
「そうですね、あの、恩返しですね。回りまわってわたしたちがこうやってこの物語を、福島の人間ではないけれども、方言を話して、作品をお届けする。今回は東京・大阪ですけど、ありがたいことだし、感謝しないといけないことだし、さらに強い気持ちを橋渡しすることができる。演技者としてうれしいと思いますね」
代表質問4 「富田さんは福島県出身ですが、作品について思い出はありますか?」
富田
「思い出ばかりの作品なので、ちょっとここにきてすごく、プレッシャーといいますか。重圧ではないんですが、映像とは違って、こんなにも気持ちをつくる瞬間というのが、他の作業にもあてなきゃいけないんだという。作品はすごいスピードで展開していくので、もちろんお客様にはとても面白いと思うんですけど、舞台をハケた後の裏での行動だったり、心構えというのが、うわぁこんな感じなんだぁというのが多くて。ただわたしを震災当時に担任をしてくれていた先生が、他のクラスの先生を連れて、東京まで観に来てくれるそうで。他にも親戚の人たちが観に来てくれるので、台風や地震もありますが、楽しみにしてきてくれる方がいるので、やっぱり、やんなきゃいけねぇな!と。皆さんと力あわせて素敵な舞台になるようがんばります」
記者質問1
「福島さんと太田さんに聞きたいのですが、Wキャストでそれぞれ演じるときの見所を教えてください」
福島
「わたしは、昨日最後の通し稽古を終えたんですが、今朝、演出の岡村さんに“昨日わたしの早苗、大丈夫でした?”と聞いたら、“お前は声が通るからそれが強みだから、押して押してガンガンいけ!”といわれたので、わたしの早苗は、押して押して、押し倒していこうと思いました」
太田
「わたしは本当に自信がないんですけど、銀之丞さんがいつも気さくに話してくださって、そのときに“なんか、奈緒の言葉はうそっぽい”と言われちゃって、ちょっと大丈夫かな?と思うので、ぜひ大丈夫かは舞台上で確認してください!」
記者質問2
「井上さん、実際にフラダンスを練習してどうたったか、というのと、先生役である矢島さんにダンスについて、フラダンスについての思い等を聞ければと思います。まずは井上さん、フラダンスは実際踊ってみてどうでしたか?」
井上
「いやー……しんどいです(笑)。びっくりするぐらい稽古がしんどくて、最初のほうは動けなくなっちゃって。これは大変だぞと思っていたんですけれど、みんな稽古を積み重ねていくうちに体が動くようになっていって、疲れなくなっていくんですよね。それが不思議だなと思って。でもわたしはそのレベルに本当に到達するのに時間がかかってしまって、ダイエットジムに通っているような気持ちで……。本当に大変でしたが、その成果が今日出せればいいなと思っています」
矢島
「稽古が始まる前に、まずフラのレッスンからはじまったんですが、わたしも同じように腰痛というか、普段ダンスで使わない筋肉を使うんだな、と、電車とか乗りながら、うわぁ腰痛いなと思うことが最初はよくありました。ただそれがやっていくうちにどんどん無くなって、筋肉がついてきたのだな、と。わたしは先生の役なので、最後みんなを見守っているのですが、日に日に上達していくフラガールのみんなを見ると、やっぱり感動してしまって。それが観に来てくれるみなさんも、みんなが練習した成果をリアルに感じていただけるんじゃないかなと思うので、そこを楽しみにしてもらえればと思います」
最後に井上小百合(乃木坂46)より、本作についての思いを聞いた。
井上
「まず、この作品は実話というところがすごく大きいなと思っていて。炭鉱で、昭和40年という時代背景もすごく濃く表現されていますし、なによりこういう少女たちが本当にいたっていうのが感動的なストーリーだなと思います。それを演じるということができてすごくありがたいな、しっかりがんばらなきゃな、と思っています。観に来てくださった方が明日もがんばろうとか、ちょっとでも勇気もらえたとか、そういう力をもった作品になっていますので、一生懸命取り組んでいきたいと思います」
舞台『フラガール – dance for smile -』は、10月18日(金)から27日(日)まで東京・日本青年館ホール、11月2日(土)から4日(月・祝)まで大阪・サンケイホールブリーゼにて上演。チケットはチケットぴあ、ローソンチケット、e+、楽天チケットにて発売中。
<キャスト>
井上小百合(乃木坂 46)
矢島舞美
富田望生
太田奈緒(AKB48) ※W キャスト
福島雪菜(劇団 4 ドル 50 セント) ※W キャスト
味方良介
中山優貴(SOLIDEMO)
武田義晴
吉田智則
吉田美佳子
伊藤修子
黒川恭佑
三島 涼(イケ家!)
山田良明
朝倉ふゆな
秋谷百音
三橋観月
尾崎明日香
古田小夏
相吉澤栞音
Mirii
岩上隼也
本橋裕亮
有森也実
山崎銀之丞
【公演概要】
「フラガール- dance for smile ‒」
作:羽原大介 李相日
総合演出:河毛俊作
構成演出:岡村俊一
東京・日本青年館ホール 2019 年 10 月 18 日(金)~ 10 月 27 日(日)
大阪・サンケイホールブリーゼ 2019 年 11 月 2 日(土)~ 11 月 4 日(月・祝)
協力:ジェイ・シネカノン
制作:アール・ユー・ピー
主催:ぴあ/Y&N/サンライズプロモーション大阪(大阪公演)
公式HP: http://www.rup.co.jp/
撮影:川野結李歌