遂に11月1日にオープンした国際アート・カルチャー都市のシンボルHareza池袋。 11月2日、 3日に「池袋アニメタウンフェスティバル」が開催され東アジア文化都市2019豊島 最大の盛り上がりを迎える中、 「東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)」にて中国・西安市、 韓国・仁川広域市から芸能団を招き、 日本代表である豊島区を加えた3か国の芸能団による交流事業特別公演が行われました。
東アジア文化都市2019豊島実行委員会委員長の高野之夫豊島区長が、 「2月に東京芸術劇場で開幕式典を行い、 あっという間に今月は閉幕式典の月。 昨日オープンした東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)で中国 西安市、 韓国 仁川広域市の皆様をお迎えし、 豊島区民の皆様をはじめ本日お集まり頂いた皆様に、 交流事業をご覧いただけることを大変嬉しく思います。 」と主催者挨拶を述べました。
同じく主催者であるが「今回の東アジア文化都市での経験を経て、 3か国のさらなる国際交流、 ひいては来年の東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会へ向けたさらなる機運向上に繋がれば」と挨拶。
共に今年の東アジア文化都市を盛り上げる韓国 仁川広域市、 趙 寅權(チョ・インクォン)仁川広域市文化観光局長、中国西安市 王 偉(ワン・ウェイ)西安市人民政府副秘書長より豊島区のマンガアニメの力の大きな魅力に可能性を感じ、 今後の三都市の文化発展を願うと祝辞を頂戴しました。
芸能団による公演は韓国 仁川広域市 ウェスト・ウィンド・オーケストラからスタート。
ディズニーや洋楽の名曲、 韓国を代表する民謡「アリラン」などダイナミックなオーケストラの演奏を披露しました。
「アラジンメドレー」、 「キャラバン」では映画の世界から飛び出してきたようなダンサーがエキゾチックなダンスを演奏に合わせて披露し、 「L-O-V-E」「ディズニープリンセスメドレー」では、 ミュージカル歌手イ・ヒジュさんが伸びやかに力強く歌い上げました。 終始会場を圧倒する演奏に客席は拍手喝采。 指揮者のペク・ジョンソンさんも演奏を終えた後、 「素晴らしい劇場で熱い拍手をたくさん頂きとても嬉しく思います。 」と笑顔に。
中国 西安市 西安三意社は秦の時代から行われている伝統芸能 秦腔を上演する著名な劇団。 代表の候紅琴(ホウ・ホンチン)さんは上演前に「文化交流を通じ中国の伝統文化が伝われば」とお話しされました。
中国書道とソロダンスでは伸びやかな踊りと見事な書に客席からは感嘆の声が上がり、 秦腔劇「楊門女将」では華やかな衣装と伝統楽器による生演奏で宋の時代の戦を表現。 西安市を代表する兵馬俑をモチーフとした「兵馬俑物語」ではLEDに映し出される実際の兵馬俑の映像を背景にドラマティックに中国伝統文化の優美さ、 雄大さを観客へ伝えました。
豊島区からは年間2万人の観客を動員し、 海外公演でも好評を博す30-DELUX。 来年1月には同東京建物Brillia HALLにて『のべつまくなし・改』( https://toshima-theatre.jp/event/000038/ )を上演します。 代表の清水順二さん曰く「「豊島区にブロードウェイを作りたい」という高野区長の言葉に感化されて以来豊島区に事務所を構えている」そうです。 今回の公演では歌舞伎「義経千本桜」をベースにしたオリジナルストーリー「YOSHITSUNE~thousand-cherry-tree~」を披露。 殺陣と踊りが入り混じる圧巻のパフォーマンスでステージを縦横無尽と駆け巡ります。 観客を巻き込み笑いをとったかと思えば、 泣かせてくる場面も多く、 観客の心を鷲掴みに。
最後には日中韓3か国の芸能団、 各都市の代表が一堂に舞台上に集い写真撮影を行いました。
ダイナミックな芸能団の競演に客席からは大きな拍手が送られました。 東アジア文化都市2019豊島は11月24日(日)にいよいよ閉幕式典を迎えます。 最後まではらはら、 どきどき、 文化がいっぱいな文化事業を区内各地で開催致します。
【東アジア文化都市2019豊島交流事業特別公演概要】
◆日時:11月2日(土)14:00~
◆会場:東京建物Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)
◆次第
・主催者挨拶:
高野之夫(東アジア文化都市2019豊島実行委員会委員長/豊島区長)
森孝之(文化庁 審議官)
・2019年東アジア文化都市祝辞:
趙 寅權(韓国 仁川広域市文化観光局長)
王 偉(中国 西安市人民政府副秘書長)
・仁川広域市公演:ウェスト・ウィンド・オーケストラ
・西安市公演:西安三意社ほか
・豊島区公演:30-DELUX