高野洸、眞嶋秀斗 ら出演 朗読劇『僕らは人生で一回だけ魔法が使える』本当に大事なこと、大切なことは魔法よりもマジカルで温かい。

2019年2月の初演以来、好評につき早くも再演が決定した朗読劇『僕らは人生で一回だけ魔法が使える』 。
今回も主演を務めるのは、ミュージカル「刀剣乱舞」等で活躍する俳優・高野洸。そして、斬劇「戦国BASARA」シリーズ出演の眞嶋秀斗、イケ家!のメンバーで、ミュージカル「テニスの王子様」等でも活躍している松村優、同じくイケ家!のメンバーで、AbemaTV「恋愛ドラマな恋がしたい3」に出演している近藤廉、メンズノンノ専属モデル・俳優としても活動している遠藤史也、そして、映画「カメラを止めるな!」で大ブレイクし、ドラマ、バラエティ、舞台と幅広く活躍中のしゅはまはるみらが名を連ね、高木里代子がピアノ演奏で華を添える。
物語は、日本のとある町の森の奥にある小さな村で起こる。村の一番の年寄りから、「この村で生まれた男の子は、20歳になるまでの間、人生で一度だけ魔法を使うことが出来る」と伝えられたアキトと仲間たちが、何に魔法を使うか考え、悩みながら生きる姿を描く。
また今作では、物語はそのままに、上演回によって高野洸・眞嶋秀斗の役を入替え、それぞれ個性の異なるステージにする。

場所柄、ステージは円形で奥にピアノ。舞台中央には樹があり、その周りを椅子が取り囲んでいる。
村の話、ごくごく小さな村、登場人物はピアノを弾くことが大好きなアキト、生まれた時から病弱なハルヒ、サッカー選手になりたかったが、家庭の事情で夢を諦め、造園業者で働いているナツキ、アキトと同じ音楽大学に通うネイロ、そして”大人キャラ”として村の長老・テツ爺、アキトの母親が登場する。

ピアノの調べが、物語の空気感やキャラクターの心情を表現する。朗読とストレートプレイの中間のような”朗読劇”もあるが、こちらは、ほぼ椅子に座っており、後半は立ち上がる場面もある。そして舞台にはドーナツ型の回る”盆”があり、ゆっくりと移動する。たった一回だけ魔法が使える、それにしても魔法ってなんだろうか?「受験に使えよ」と言われる。確かに受験に使えば、合格間違いなしだが、果たしてそれでいいのか?と客席側は思う。魔法、しかし、それは次第に頭の片隅の方に行ってしまう。4人には4人にしかわからない思いと人生と考え方や感じ方がある。夢をつかむために『魔法』を使うのか・・・・・・。しかも20歳になる前に。過去にどんなことに使われたのかはわからない。さしずめ『パンドラの箱』のようだ。

結局、魔法は使ったのか、使わなかったのか、いや、そこが重要ではない。誰かが誰かを思う気持ち、夢を夢で終わらせない気持ち、幸せってなんなのか。魔法とか魔法使いが叶えてくれたら簡単かもしれないが、それで夢や幸せを手に入れたらOKなのか?俳優陣はちょっとしたディテールは異なるが白いトップスを着用している。まっさらな気持ち、思い、アキトは思う「君に音を届けたい」と。届くか届かないかはわからないが、届けたいという気持ち、ささやかな幸せ、人が人を癒し、癒される。奇をてらわない演出、ただただ、言葉と音楽と、ただそれだけ。寓話的であり、リアルでもある。身近なところに潜む”ファンタジー”、それを信じるか、信じないか、この朗読劇をみれば、そんな”ファンタジー”も信じたくなってくる。心が優しくなれる作品、劇場も小ぶりで円形、雰囲気も温かい。

ゲネプロ前に出演者から挨拶。
「再演ですが、チャレンジしていけたら。素敵な世界観を大事に」(高野洸)
「(描かれている)風景が綺麗です。個性的で豊かなキャラクター、音楽も素敵です。クリスマスなので楽しんでいただけたら」(眞嶋秀斗)
「1年経っていないのに再演はありがたいです。再演を超えられるように!」(松村優)
「またきていただける方もいらっしゃると思います。前回よりもパワーアップしたものを!」(近藤廉)
「会場も違いますので、前回とは違った景色だと思います」(遠藤史也)
「微妙に衣装も変わっています。前回より少し違った印象になると思います、毎日違います」(しゅはまはるみ)

<あらすじ>
日本のとある町の森の奥にある小さな村。
この村の男の子達は、ある年齢になると村の一番の年寄りから、あることを伝えられる。
それは「この村で生まれた男の子は、20歳になるまでの間、人生で一度だけ魔法を使うことが出来る」と。
それを伝えられた男たちは、みんなで集まって話し合い、考える。
どんなことに魔法を使おうかと。
過去、この村の男たちが、どんなことに魔法を使ったかは、村の一番の年寄りだけが持っている一冊の本に記されている。
ただし、各自、魔法を使った後でないと、それを見ることは出来ない。
アキト(高野洸)と仲間たちは、どんなことに魔法を使うか考えながら生きる人生が始まる・・・

【朗読劇『僕らは人生で一回だけ魔法が使える』 概要】
タイトル:朗読劇『僕らは人生で一回だけ魔法が使える』
出演:
高野洸/眞嶋秀斗 松村 優(イケ家!) 近藤 廉(イケ家!) 遠藤史也/しゅはまはるみ
脚本・演出:鈴乃音
ピアノ演奏:高木里代子
日程・場所:2019年12月10日(火)~12月15日(日) 東京・品川プリンスホテル クラブeX
※上演回によって高野洸・眞嶋秀斗の役が入れ替えとなります。
※詳細はHPにて
主催:エイベックス・マネジメント株式会社
制作:エイベックス・エンタテインメント株式会社
お問合せ:イベントインフォメーション 0570-550-890(平日13:00~17:00)
公式HP:https://avex-management.jp/lp/magical-reading2019re
公式Twitter:@bokumahou
©朗読劇『僕らは人生で一回だけ魔法が使える』製作委員会