2019年12月19日(木)にミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 全国大会 青学(せいがく)vs立海 後編が東京・青年館ホールにて開幕した。7月から上演されていた前回公演に続く後編となる本作で、2014年11月に始動したミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズンがいよいよ最後の本公演を迎える。
前回、幕を開けた全国中学生テニストーナメント全国大会決勝。都大会、関東大会を制し、快進撃を続けてきた青学(せいがく)と全国大会3連覇を狙う立海による頂点の座を奪い合う全国大会決勝戦もいよいよ、1年生ルーキー・越前リョーマvs神の子・幸村精市によるシングルス1を残すのみとなり、雌雄を決する最後の戦いの火ぶたがついに切られる。
リョーマが記憶喪失となった前回。物語は、その原因となる越前南次郎との軽井沢での特訓シーンから始まり、続いて、前編で描かれた青学(せいがく)vs立海の決勝戦の回想がハイライトで披露。
続いて、リョーマの記憶を取り戻すために、伊武深司、不二裕太、亜久津 仁、跡部景吾、日吉 若、田仁志 慧たちライバルズが次々と登場! かつてリョーマと激闘を繰り広げてきたライバルズそれぞれのリョーマへの熱い想いと奮闘という胸アツな展開が繰り広げられる。
そして、ラストとなるシングルス1、リョーマと幸村精市の対決がついにスタート! 最強を誇る常勝・立海を背負いながらも、ようやくの試合出場となる幸村。リョーマの前に立ちはだかる圧倒的な強さを誇る幸村に対して、リョーマは天衣無縫の極みへたどり着けるのか!? 3rdシーズンの集大成となる感動のラストマッチが待っている。
本公演での新曲は5曲。既存曲を含めて、リョーマを中心に青学(せいがく)、立海、そしてライバルズたちによる様々なナンバーとダンスが3rdシーズンラストとなる本公演を盛り上げてくれる。
2014年から始まった3rdシーズンを作り上げてきた青学(せいがく)メンバーたち、最強の敵・立海のメンバー、リョーマのピンチに集まるライバルズ、彼らを演じる阿久津仁愛らキャストたちの熱量あふれる演技、ダンス、そして最後の本公演に向ける想いをぜひ劇場で感じ取ってほしい。
なお、ゲネプロ後の囲み会見には阿久津仁愛、青木 瞭、立石俊樹、三浦宏規が登壇し、意気込みなどを語った。
阿久津仁愛:
テニミュで試合をできるのが1年半ぶりぐらいなんです。今回、ゲネプロを終えて、ずっと舞台上にいるなと思えてすごくうれしいなと思いつつ、58公演を無事に駆け抜けられるかなという不安もあります。だけど、リョーマも楽しんでテニスをしているので、僕自身も楽しんで頑張っていきたいと思います。今までの熱量プラス、とにかく全力で何もトラブルなくしっかりと駆け抜けることが一番の幸せだと思うので、凱旋公演まで応援をよろしくお願いいたします。
青木 瞭:
僕たち自身にとっても最後の本公演になりますが、現青学(せいがく)としては仁愛をリョーマとして青学(せいがく)11人プラス仁愛を支えていきたいと思っています。それは、僕の目指している青学(せいがく)像が「みんなで1人を支える、1人のためにみんなが動く」ということだからです。それによって、チームとしての絆がすごく上がると思いますし、個々の団結力も高まってくると思います。そういう青学(せいがく)を目指してやってきたので、これからも支え続けようと思います。
立石俊樹:
3rdシーズンラストで越前リョーマと幸村精市の試合を演じられるということが決まった時からうれしかったので、命がけで向き合って越前リョーマを倒したいと思います。そして、僕にとっても初めての試合なので、待ちに待ちましたが、満を持してしっかり稽古をしてきたので、思いっ切りリョーマを倒しにいきたいと思います。
三浦宏規:
跡部としてまた帰ってこられたことを本当にうれしく思っています。氷帝からは日吉と僕だけがライバルズでの出演という形なので、2人だけの出演なんですけど、氷帝の他のメンバーの気持ちも背負って、一緒に仁愛を支えていけたらいいなと思います。個人的には、関東氷帝から全国立海の最後まで、1人が跡部を演じたことは今までないので、それを自分にとって誇りにできるように最後まで頑張っていきたいと思います。
※田仁志 慧の「慧」は旧字体
【概要】
<日程・場所>
【東京】
2019年12月19日(木)~12月24日(火)
日本青年館ホール
【大阪】
2019年12月28日(土)~2020年1月12日(日)
大阪メルパルクホール
【宮城】
2020年1月17日(金)~1月19日(日)
多賀城市民会館 大ホール
【愛知】
2020年1月24日(金)~1月26日(日)
アイプラザ豊橋
【福岡】
2020年1月31日(金)~2月2日(日)
アルモニーサンク北九州ソレイユホール
【東京凱旋】
2020年2月6日(木)~2月16日(日)
TOKYO DOME CITY HALL
原作:許斐 剛『テニスの王子様』(集英社 ジャンプ コミックス刊)
出演:
<青学(せいがく)>
越前リョーマ/阿久津仁愛
手塚国光/青木 瞭
大石秀一郎/江副貴紀
不二周助/皆木一舞
菊丸英二/田口 司
乾 貞治/竹ノ内大輔
河村 隆/岩田知樹
桃城 武/大久保 樹
海堂 薫/中島拓人
堀尾聡史/琉翔
加藤勝郎/中三川歳輝
水野カツオ/奥田夢叶
<立海>
幸村精市/立石俊樹
真田弦一郎/田鶴翔吾
柳 蓮二/井澤巧麻
仁王雅治/後藤 大
柳生比呂士/大隅勇太
丸井ブン太/大薮 丘
ジャッカル桑原/川﨑優作
切原赤也/前田隆太朗
– ライバルズ –
<不動峰>
伊武深司/健人
<聖ルドルフ>
不二裕太/大原海輝
<山吹>
亜久津 仁/川上将大
<氷帝>
跡部景吾/三浦宏規
日吉 若/内海啓貴
<比嘉>
田仁志 慧/高田 誠
※田仁志 慧の「慧」は旧字体
<四天宝寺>
白石蔵ノ介/増子敦貴
遠山金太郎/平松來馬
– 特別出演 –
越前南次郎/森山栄治
主催:テニミュ製作委員会
協賛:ファミリーマート
公式HP:https://www.tennimu.com/3rd_2019rikkai_2/
公式ツイッター:https://twitter.com/TennimuNews
公式ブログ:https://www.tennimu.com/blog/3rd/
(C)許斐 剛/集英社・NAS・新テニスの王子様プロジェクト
(C)許斐 剛/集英社・テニミュ製作委員会
取材・文:櫻井宏充