ーー支援の行き届きづらいアーティスト・スタッフ等に非資金的支援も含め幅広く支援ーー
Arts United Fund(以下、 AUF)は、 2015年より芸術文化活動の支援・調査を行ってきたケイスリー株式会社(本社:東京都渋谷区/代表取締役 幸地正樹/以下、 ケイスリー)の取締役落合千華を設立発起人とし、 新型コロナウイルス感染拡大による影響を受けた、 創作・演奏等の表現活動や、 その制作や技術等に関わるフリーランスのプロフェッショナルを応援するため、 2020年5月1日に設立され、クラウドファンディングサイト「GoodMorning」で寄付の募集を5月1日より開始することが発表された。
クラウドファンディングサイト(AUF): https://camp-fire.jp/projects/view/271390
クラウドファンディングに株式会社GoodMorning、 税制優遇を可能とする基金運営に公益財団法人パブリックリソース財団、 動画配信協力等の非資金的支援にヤフー株式会社、 様々な創造活動の現場と向き合う大学研究者、 芸術文化関係者や民間財団関係者等の賛同メンバーが関わり、 全体統括をケイスリーが行います。 多様な関係者が一致団結し、 芸術文化の生態系の根幹を担うものの、 支援の届きづらいフリーランスを資金的・非資金的に支援し、 その認知を広めると共に、 芸術文化活動の横断的な創造環境への貢献を目指していくとのこと。
本基金では、 フリーランスの芸術文化関係者を公募し、 1人20万円の助成を実施します。 6月中を目処に100名(第1期、 予定)への助成を決定し、 基金への寄付金や応募数に応じて第2期以降も助成を実施することを想定しています。 動画配信協力等の非資金的支援は、 希望者に賛同企業から無償で提供されます。
ケイスリーが実施した、 芸術文化関係者の新型コロナウイルス感染症拡大による影響に関するアンケート結果(回答数:3,357件)では、 約9割が行政や民間からの金銭的支援が不十分、 8割以上が非金銭的支援も不十分と回答し、 特にフリーランスのアーティストや技術スタッフなどからの早急な金銭的支援、 活動再開への支援を求める声が多く、 基金設立の運びとなりました。 また、 オンライン記者会見(2020年4月15日)は、 各社メディアに掲載・放送され、 大きな反響を呼びました。
本基金の略称「AUF」はドイツ語の前置詞で「上に」、 間投詞で「続けて!」「行こう!」という意味があり、 芸術文化の生態系を根幹から支えるフリーランスの未来を応援していくために名づけました。 短期的な支援にとどまらず、 基金で得られる知見を活用し、 中長期的により多くの支援者や組織と共に、 官民連携等の動きにつなげることを目指します。 ぜひみなさまのご支援をいただければ幸いです。
【基金概要】
■基金名:Arts United Fund(AUF)アーツ・ユナイテッド・ファンド
■ハッシュタグ:#ArtsUnited #アーツユナイテッド
■支援先(第1期):100名(予定)
■助成応募受付:追って公開いたします。
■寄付受付:下記クラウドファンディングサイトにて
「アーツ・ユナイテッド・ファンド(AUF)芸術文化を担うフリーランスを救いたい!」
https://camp-fire.jp/projects/view/271390
2020年5月1日~5月30日23:59(30日間)
目標金額 2500万円 ※目標額の達成によらずプロジェクトが成立となるAll-in形式です
【実施体制とスケジュール】
■寄付窓口:GoodMorningの専用クラウドファンディングページ(税制上の優遇措置を受けられます)
■基金運用事務局:公益財団法人パブリックリソース財団
支援対象となるフリーランスの芸術文化関係者の審査・選定を行います。
※公募サイトは後日オープンになります。
※寄付控除を受けられるよう領収書を発行いたします。
■非資金的支援:ヤフー株式会社による、 動画配信協力等を予定しております。
※その他、 ご賛同、 ご協力いただける企業様等を募集いたします。
■全体統括:ケイスリー株式会社
■スケジュール(予定):
5/1 寄付サイトオープン
5/25 公募開始
6/7 公募締切
6月中 支援先の選定(第1期)
7月以降 順次助成の開始
【賛同メンバー(個人・法人問わず。 五十音順)】
家入一真(株式会社CAMPFIRE代表取締役)
伊藤佳菜
植松侑子(特定非営利活動法人Explat 理事長)
梅澤高明(A.T.カーニー日本法人会長/ナイトタイムエコノミー推進協議会 理事)
衛紀生(可児市文化創造センター館長)
大澤寅雄(ニッセイ基礎研究所芸術文化プロジェクト室主任研究員/NPO法人アートNPOリンク理事)
大塚千枝
織田麻有佐(邦楽記者/「邦楽ジャーナル」編集部)
落合千華(AUF設立発起人/ケイスリー株式会社取締役)
五藤真(株式会社countroom代表取締役)
今野真理子
齋藤貴弘(弁護士/ナイトタイムエコノミー推進協議会 理事)
作田知樹(Arts and Lawファウンダー/事務局)
佐東範一 (NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク(JCDN)代表)
塚口麻里子(NPO法人舞台芸術制作者オープンネットワーク理事長兼事務局長)
利根英夫(公益財団法人トヨタ財団プログラムオフィサー)
中村美亜(九州大学大学院芸術工学研究院准教授)
野村政之(演劇制作者・ドラマトゥルク/全国小劇場ネットワーク発起人)
廣安ゆきみ(芸術・文化分野ファンドレイザー)
藤井慎太郎(早稲田大学文学学術院教授、 日本文化政策学会理事長)
堀内真人(公共劇場舞台技術者連絡会会長、 KAAT神奈川芸術劇場事業部長/技術監督)
三尾徹(ミオアンドカンパニー代表取締役、 一般社団法人Music Dialogue 理事)
ヤフー株式会社
山峰潤也(一般財団法人東京アートアクセラレーション共同代表)
柚木庸輔(フレセッツ株式会社COO兼CFO、 公認会計士)
吉本光宏(ニッセイ基礎研究所研究理事/企業メセナ協議会理事)
若林朋子(プロジェクト・コーディーター/立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科特任准教授)
【ケイスリー株式会社取締役 落合千華からのコメント】
弊社は、 社会に芸術文化は必要不可欠であると考えており、 設立当初よりその社会的な影響に関する調査や支援をしてまいりました。 フリーランスは芸術文化の生態系の根幹を担い、 始まりの種を作り、 活動を支える重要な人たちだと考えています。 基金設立を目指す中、 多種多様な方面から、 賛同してくださる方々と多く出会いました。 クラウドファンディングを通じ、 より広くご賛同いただける方と出会えたら、 フリーランスの人々への大きな応援となると考えています。 そしてこの基金をきっかけに、 今後のウィズコロナ・アフターコロナと呼ばれる時代に、 従来の表現分野、 役割を横断的につないでいく存在となることも目指しています。 そして、 新たな動き、 官民連携での取り組みなど、 より広くの方への支援となるように動いていきます。
[本件に関するお問い合わせ先]
ケイスリー株式会社(担当:落合) auf@k-three.org
【会社紹介】
ケイスリー株式会社
[代表者] 代表取締役 幸地正樹
[所在地] 東京都渋谷区恵比寿西1-33-6 JP noie 恵比寿西 1F co-ba ebisu内
[設立日] 2016年3月18日
[U R L] https://www.k-three.org/
[事業概要]社会的インパクト・マネジメントや成果連動型官民連携など社会課題解決の基盤づくりに関する手法の研究開発・導入支援及び根拠に基づく政策形成(EBPM)の実装に向けた行政向けプロダクトの開発