鼓童名誉団員・小島千絵子 40 周年記念公演 鼓童「千の舞」待望の DVD 発売!

昨年、2019年12月23日に行われました「鼓童『千の舞』~小島千絵子芸歴40周年記念公演」を収録したDVDが5月14日発売開始に。
太鼓芸能集団「鼓童」創立当時から主に男性が活躍する舞台に、女性演者として独自の分野を切り開き、元気で自由に羽ばたいている「鼓童の舞姫」小島千絵子。 飽くなき探究心と国内外における精力的なソロ活動により、艶やかな世界を織り成してきた千絵子が、鼓童の精鋭たちと新たな世界を作り上げた。音楽構成は池永レオ遼太郎が担当している。
また、今回の公演は鼓童の未来を担う若者と共に創り上げた舞台で、DVD 化に向けた “Chieko Film Project”に、国内外から約 300 名もの皆様からのご支援(クラウドファンディ ング)により目標額の 200万円を達成し、DVDを完成することができ、鼓童オンラインストアなどでも販売。
ぜひ、鼓童と小島千絵子が奏でる一日限りの歴史的舞台をお手元で、ご自宅で!

<小島千絵子より>
音は空気を振動させて、舞は光となって、発せられた瞬間に宇宙の彼方に消えていく。移りゆくもの、果 てていくものに刹那の命を燃やしてこれまでやってまいりました。発したものを見送るばかりでおりましたが、 この人生の先を見つめる時、残しておきたいもの、伝えておきたいものも増えて参りました。
昨年の 12 月に鼓童の次代を担うメンバーとの舞台作りは、消してしまいたくない、残しておきたいものに なりました。千絵子の世界を鼓童の音と身体で表現し一夜限りの命を集結した、これまでの鼓童の舞 台にないステージになったと思います。照明、音響、撮影も素晴らしいです。
その奇跡の舞台を DVD にして、世界中の皆様にご覧頂きたい、40 年の私の軌跡を映像化して残して
おきたい。このライブの舞台に加え6年前に、「道成寺物語り」を題材に美しい佐渡 の風景のなかで撮影をしました映像を加えて、さらに稀なる映像作品となりました。公 演をご覧頂いたお客さまからのご感想では、再演を願う声を多々頂き、「魂を鷲掴み、 人生の素晴らしい経験をした」等、嬉しい評価に力づけられています。
佐渡の國鬼太鼓座から鼓童へ40年の歩みの集大成として、この作品を残すこと ができる幸せと、鼓童の若い才能と創り上げたこの舞台を今日、皆様の元にお送りで きる喜びでいっぱいです。
感謝の思いの詰まった記念の舞台をどうぞ、ご覧ください。そして、楽しんでください。

DVDトレイラー <YouTube>
https://youtu.be/ZEf2hmU

【鼓童「千の舞 ~小島千絵子芸歴40周年記念」】
発売日:2020 年 5 月 14 日
価格:4,950 円(税込)
収録:2019 年 12 月 23 日 東京・文京シビックホール 大ホールにて収録 製品番号:OD-022
販売元:音大工 発売元:Chieko Film Project
DVD 詳細: https://www.kodo.or.jp/discography/od022_ja.html
キャスト 出演:太鼓芸能集団鼓童(小島千絵子、阿部好江、中込健太、草洋介、住吉佑太、
三浦康暉、鶴見龍馬、渡辺健吾、池永レオ遼太郎、北林玲央、三浦友恵、
米山水木、小平一誠、木村佑太、渡辺ちひろ) ゲスト:木村俊介
[作品内容]
<一幕>
<天の岩戸開き>
キャスト 出演:太鼓芸能集団鼓童(小島千絵子、阿部好江、中込健太、草洋介、住吉佑太、
三浦康暉、鶴見龍馬、渡辺健吾、池永レオ遼太郎、北林玲央、三浦友恵、
米山水木、小平一誠、木村佑太、渡辺ちひろ) ゲスト:木村俊介
出演/アマテラス:小島千絵子/ウズメ:小島千絵子 スサノヲ:三浦康暉 タヂカラヲ:中込健太
古事記、日本書紀にて芸能の始まりと伝わる、天の岩戸隠れの場。高天原を治めるアマテラスの元に弟スサノヲがやってきます。スサノヲは海を治めるように説得されるも、 拒否し高天原で乱暴狼藉を働き、それを嘆いたアマテラスは、天の岩屋に隠れてしまい、天地は闇に包まれてしまいます。 そこで八百万の神々は光の再生を願い策を練り、岩戸の前で祭宴を催すことにしました。祭宴のなか八百万の神々の囃す楽に誘われて、舞い踊り狂うウズメ…神々の 願いは、岩戸の内のアマテラスに届くのでしょうか、再び光が蘇るのでしょうか。
<二幕>
<道成寺>
出演/清姫:小島千絵子 安珍:北林玲央 「道成寺」は能や歌舞伎に有名な物語で、元となる和歌山の道成寺に伝わる清姫伝説をはじめ、各地に伝わるこのお話は女性の執着心の戒めとして世に語り継がれて きたものです。
熊野道の山深い村の真砂の庄屋の娘、清姫は若い旅の僧 安珍に一目で恋に落ちてしまいます。安珍は熊野詣の帰りに必ず立ち寄るからと約束を交わしますが、修行 の身、立ち寄ることもなく逃げ去ります。一途な清姫は安珍を追いかけ、日高川を渡るうちに蛇身に変化し、道成寺の梵鐘に隠れた安珍共々、自らをも焼き尽くしてしまいます。

舞台撮影:宮川舞子