舞台「チョコレート戦争~a tale of the truth~」の取材会が6月8日に東京都内で行われ、テレビドラマ版の主演を務めた小澤廉と、舞台版の主演を務める植田圭輔が登壇した。和気藹々な2人、登場し、報道陣から拍手がおこった。
この作品は、今年1月から3月にかけてドラマ版が放送され、その続編となる舞台版が来年1月に上演されるが、内容はスタークラスと呼ばれる芸能クラスを備えた私立百瀬学園を舞台とするサスペンスドラマ。バレンタインデーが重要なイベントとされている学園では、一番多くのチョコレートを獲得した生徒が“キング”と呼ばれ、先の芸能活動を保証されていた。バレンタイン当日、キング候補の篠田康太(立石俊樹)が、何者かから渡された毒入りのチョコレートで死亡し。彼のクラスの副担任である仁科智也(小澤)は、事件の真相を明らかにするため、篠田が所属していた学園内アイドルグループ・Dust Kissの面々に話を聞くことになった。物語はやがて、かつて本学園の生徒だった仁科と、当時ライバルだった久保南碕(植田)の過去へと遡っていく、というのがだいたいの流れ。ドラマ版の主演は小澤廉、そして舞台は植田圭輔、ストーリー的にもポジション的にもバトンを渡すスタイル、視聴していれば、かなり続きが気になるところ。
まず、現場では「お芝居で植様(植田)に詰められるのが初めての体験。ビビりながらやっていました。でも普段は優しく見守ってくれる良き先輩です」と小澤廉。対する植田圭輔は「こういう風に『がっつり』やるのは初めてで新鮮でした。小澤廉が座長としてすごくがんばって現場を盛り上げていました、本当に感謝しています」とコメント、「いや、いや、いや」と照れる小澤廉、良い雰囲気で撮影が進んでいたことがわかるやり取り。そして小澤は「僕のおかげでもあると思うんですけど(笑)」といい、すかさず植田圭輔が「自分で言ってる!」とツッコミ。
バトンを渡すことについては、
「信頼し切っている役者さんですので、舞台版をすごく楽しみにしています。楽しく和気あいあいとしたカンパニー仲の良さを舞台上に持って来てくれたら、お客さんも喜んでくれると思います、頑張ってください!」とエールを。それに対して植田が「小澤さんから引き継ぐのは、すごくプレッシャーなのですが……」と話し始めるやいなや、即「いやいや、ウソつけー!(笑)」と小澤に思わず周囲からも笑が。。植田はこのツッコミに笑いつつも「潰されそう(笑)」と返しつつ、「雰囲気もすごくよくって!ドラマ版で培われた“チョコレート戦争感”みたいなのを、舞台版でも反映できれば。大切ななセリフ、思い・・・・・・廉が大切にしてきたものを、僕も大切にできたら」と語った。
内容に関しては「舞台版では、ドラマ版の結末からどうなっていくのかお楽しみ」と異口同音に。ドラマ版で脚本と監督を担当した堀内博志が舞台の脚本も手がけるので、ここは観る方も演じる方も『お楽しみ』ポイント。
記者席からライバル同士である2人の役柄にちなみ「ライバル視している部分はありますか?」の質問。小澤廉は恐縮しつつ、「植様は本当に尊敬している役者で、どんどん進化されている人ですね。『一生仕事に困らないんだろうな』と思っています。敵うところがない、だからこそ、信頼できる、強いていうなら・・・・・・『大乱闘スマッシュブラザーズ』ですかね?」といい皆、大爆笑。植田圭輔は「美貌。圧倒的“真ん中感”。笑顔がいい!いい意味で変わらない、根底としての人間性。ライバル視してるかと言われると、違うんですけど(笑)」と語った。
また、バレンタインの時のリアルなエピソードについての質問が出た。植田圭輔は「幼稚園のときにすごくもてたんです。同級生の親からもチョコをもらった。同級生はくれなくて、その子のお母さんがくれた。お返しが大変だった・・・・・・」とふりかえる。一方、小澤廉は「小学1年生のバレンタイン当日に風邪をひいて(学校を)休んじゃいました。そうしたら、僕のことを好きになってくれた方がわざわざ家まで来て(チョコレートを)渡してくれた。僕の好きな方ではなかったんですが、でもほれちゃいそうだった」と胸キュンキュンエピソードを語ってくれた。「舞台で共演するキャストと演じてみたいシーンは?」という質問が出た、植田圭輔は毒入りチョコレートによって死亡する篠田康太役の立石俊樹を挙げ、「俊樹と言い合うような絡みをしてみたいですね。個人的に大好きなので」とコメント。しかし、本作の内容に絡めての「自分が女子だったら、どのキャストにチョコレートを渡したいか」という質問に、2人は「まず立石俊樹は、まずない!」と回答。小澤廉は「お返しがしっかりしてそう」とのことで植田圭輔を”指名”。一方の植田圭輔、「いろいろな作品を一番やらせてもらってるので、しゃーなし廉かな????」とコメント。”しゃーなし”について植田は続けて「(小澤が)思っているより好きだよ」と補足。そして「裏も表もみせてくれるから、そういう意味で廉とは関係が長いからね」とコメント。改めて2人の絆と仲の良さ、信頼関係を感じさせてくれる取材会であった。
舞台「チョコレート戦争~a tale of the truth~」は、大阪・メルパルクホールで来年1月16・17日、東京・シアター1010で1月23日から31日まで上演。6月24日に発売されるドラマ版のBlu-ray / DVD BOXの初回生産分には、舞台版のチケットの最速先行申込用シリアルが同梱される。舞台版も乞うご期待!
■ 舞台「チョコレート戦争~a tale of the truth~」
2021年1月16日(土)・17日(日)
大阪府 メルパルクホール
2021年1月23日(土)~31日(日)
東京都 シアター1010
脚本:堀内博志
演出:久保田唱
□ キャスト
久保南碕:植田圭輔
篠田康太:立石俊樹
吉川優:小南光司
村木乃亜:古谷大和
宮田健介:星元裕月
小暮海斗:TAKA(CUBERS)
辻雅樹:小早川俊輔
長谷川由和:杉山真宏
土屋貴宏:大平峻也
(c)2020 舞台「チョコレート戦争」製作委員会
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【舞台「チョコレート戦争~a tale of the truth~」詳細】
2021年1月 東京・大阪で上演決定!
演出:久保田唱
脚本:堀内博志
出演:植田圭輔、 立石俊樹、 小南光司、 古谷大和、 星元裕月、 TAKA(CUBERS)、 杉山真宏(JBアナザーズ)、 小早川俊輔/大平峻也
公式サイト: https://chocolatewars-stage.com/