今から25年前、1995年に生まれたバレエ「ドラゴンクエスト」。国⺠的ゲームを題材とした本作は、世界でも他に類を見ないエンターテインメント・バレエとして、バレエファンにとどまらない幅広い観客を魅了してきた。 2017年には舞台美術を一新。2019年にはパリで開催される世界最大級の日本文化のイベント「ジャパンエキスポ」 に初登場したことで大きな注目を集めたが、 このバレエ「ドラゴンクエスト」が、今秋東京文化会館を会場に凱旋公演を行うことになった。
舞台装置と衣裳は世界的なデザイナーであるディック・バード、特殊衣裳はロバート・アルソップ、衣裳製作とスーパーバイザーはトリシャ・ホプキンス。ディック・バードは2015年に英国劇場賞最高美術デザイン賞を受賞し、手掛けた作品はニューヨークのメトロポリタンオペラ及びイングリッシュ・ナショナル・オペラの「真珠採り」やシェイクスピア・グローブ座製作の「オセロー」、「お気に召すまま」等。ロバート・アルソップは「スターウォーズ」や「Gladiator」等の映画の衣裳も手掛けている。
ストーリーは原作ゲームをリスペクトしたもので、魔王を倒す冒険譚になっており、ロトの紋章が入った鎧や剣、天空の城や天空の兜が登場する。
楽曲のほとんどは交響組曲「ドラゴンクエスト」からでのものであるが、おなじみのメロディが、 オーケストラによる壮大な生演奏で!楽曲はドラゴンクエスト「I」〜「VI」の音楽にバレエのオリジナル曲を加えた全41曲‼︎聴きごたえも満点だ。ラストのバトルシーンも迫力満点で必見、そして感動!
もともとは、音楽評論家の佐野光司とすぎやまこういちからスターダンサーズバレエ団に、この「ドラゴンクエスト」をバレエ化して欲しいという依頼があったのだそうだ。
ゲーム原作の舞台化としてはかなり早く、しかも繰り返し上演されている演目、完成度も高い。この凱旋公演、観たことがあるファンのみならず、『まだ』という方、日本発のオリジナルバレエ、一度は観ておきたい作品だ。
<公演舞台写真>
<公演PV>
https://youtu.be/mvmppTvDu8Q
<概要>
スターダンサーズ・バレエ団公演 バレエ「ドラゴンクエスト」全2幕
2020年10月3日(土)、4日(日) 各日14:00開演 (13:15開場)
東京文化会館 大ホール
チケット:7月31日(金)一般発売
SS席11,000円, S席10,000円(子ども5,000円), A席8,000円(子ども4,000円), B席6,000円(子ども3,000円), C席4,000円(子ども2,000円), D席3,000円, E席1,000円
*子どもは4歳〜中学生対象
音楽:すぎやまこういち
演出・振付:鈴木 稔
舞台美術・衣裳:ディック・バード
台本:河内連太(堀井雄二原作による)
指揮:田中良和
管弦楽:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
主催・制作:公益財団法人スターダンサーズ・バレエ団
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業) 独立行政法人日本芸術文化振興会
協力:株式会社スクウェア・エニックス
お問い合わせ:公益財団法人スターダンサーズ・バレエ団
TEL: 03-3401-2293(平日10〜18時)
E-mail: info-sd@sdballet.com
スターダンサーズバレエ団公式HP:https://www.sdballet.com