凰稀かなめ主演 音楽劇『モンテ・クリスト伯』~黒き将軍とカトリーヌ~ いよいよ8月16日開幕!

世界中で愛される有名なアレクサンドル・デュマ・ペールの小説「モンテ・クリスト伯」は エドモン・ダンテスがモンテ・クリスト伯として、裏切りの果てに壮大な復讐劇を展開していくのは有名であるが、今回の作品は、作家・デュマが愛した最初の女性・カトリーヌが描く愛憎の果ての復讐劇。劇中劇でありながら、小説世界を舞台に描き、そしてデュマ自身を追い詰める復讐劇と変わっていく。  史実では、デュマは隣人で縫製業を営むカトリーヌ・ラベ―を誘惑して、翌年私生児を産ませた。その私生児はのちの小デュマ、有名な「椿姫」を執筆し出版、それから戯曲版も出し、これがヒットした。アレクサンドル・デュマ・ペール、つまり大デュマは次々と女性に手を出し、私生児は小デュマだけではなく、1831年にはベル・クレイサメールとの間に女児マリー=アレクサンドリーヌをもうけた。また1840年には女優イダ・フェリエと結婚してフィレンツェに住んだという。
さて、原作は、日本では「巌窟王」の題名で知られており、1844年から1846年にかけて、フランスの当時の大手新聞Journal des débats (ジュルナル・デ・デバ)に連載され、同じく1844年から1846年にかけて18巻本として出版された、壮大な復讐の物語。しかも1807年から1824年にかけて起こった実在の事件から着想を得ている。ピエール・ピコーという靴職人の男が、資産家の女性との結婚を妬んだ友人たちによる偽りの密告で逮捕され、フェネストレル要塞(英語版)に7年間収監された後、釈放後に様々な人物に扮してかつての友人たちを殺したという事件がベース。パリ警察の記録係であったジャック・プシェがまとめた「復讐とダイヤモンド」(Le Diamant et la Vengeance)という犯罪記録にこの事件が記載されている。これをデュマが内容を膨らませて書いた小説が「モンテ・クリスト伯」となる。
主演の凰稀かなめカトリーヌメルセデス2役カトリーヌはアレクサンドル・デュマ・ペールの最初の女性メルセデスは小説の中に登場する主人公の婚約者。しかもメルセデスはこともあろうにフェルナンと結婚、このフェルナンこそが、主人公を陥れた張本人であり、メルセデスは彼の従姉妹であった。このメルセデスはピエール・ピコーの婚約者でマルグリット・ヴィゴロウがモデルでピコー投獄後にルピアンと結婚している。
原作の面白さもさることながら、アレクサンドル・デュマ・ペールの最初の女性であるカトリーヌとの関係性、そしてデュマ自身も追い詰められていく、という二重の面白さ、世界観。これを演出家「西田大輔」がどう描き切るのか、「モンテ・クリスト伯」~黒き将軍とカトリーヌ~、いよいよ8月16日より明治座でその全貌が明らかになる。

【キャスト配役】
凰稀かなめ ⦅カトリーヌ/メルセデス⦆

渡辺大輔 ⦅エドモンダンテス(モンテ・クリスト伯)/フィス⦆

伊藤裕一 ⦅フェルナン⦆
廣瀬智紀 ⦅ヴィルフォール⦆

富田麻帆 ⦅マリー/エデ姫⦆
松浦雅 ⦅イダ/ヴァランティーヌ⦆

日向野祥 ⦅ダングラール⦆
千田京平 ⦅アルベール⦆
松田昇大 ⦅マクシミリアン⦆

十碧れいや ⦅イリアス/ヴェルツッチオ⦆
岩崎良祐 ⦅ヴァンパ⦆

川﨑麻世 ⦅デュマ/ファリア司祭⦆

<概要>
『モンテ・クリスト伯』~黒き将軍とカトリーヌ~
日程・会場:2020 年8月16日(日) ~ 8月23日(日) 全12公演 明治座
作・演出:西田大輔
主演:凰稀かなめ
出演:渡辺大輔/伊藤裕一 廣瀬智紀/富田麻帆 松浦雅/日向野祥 千田京平 松田昇大
/十碧れいや 岩崎良祐/ 川﨑麻世

主催:モンテ・クリスト伯制作委員会

<チケット&スケジュール>
◆ 一般発売: 2020/8/1(土) 10:00~
料金  S席:12,500円  A 席:9,000円
2020年8月16日(日)1 回公演 16:00
2020年8月17日(月)2回公演13:30 18:30
2020年8月18日(火)2回公演13:30 18:30
2020年8月19日(水)休演日
2020年8月20日(木)2回公演 13:30 18:30
2020年8月21日(金)1回公演 13:30
2020年8月22日(土)2回公演13:30 18:30
2020年8月23日(日)2回公演11:00 16:00

最新情報などはWEBにてー
『モンテ・クリスト伯』公式サイト kaname.style/monte_cristo20/
『モンテ・クリスト伯』公式 Twitter @Monte_Cristo20