芸術家とビジネスパーソンとアートマネージャー 三位一体でイノベーションに挑むアクセラレーター『Renaissance Program 2020』:10月18日(日) 締切
COVID-19により文化芸術産業に甚大な経済影響が出ている現状に対し、 社会課題解決型の事業創造を支援する株式会社Speroと、 文化芸術領域に特化したプロフェッショナルコンサルティングファームYHIAISMは、 文化芸術領域とビジネス領域の人材のオープンイノベーションで、 次世代の文化芸術事業を創出する『Renaissance Program 2020』の開催を決定、 参加者の募集を開始。
■『Renaissance Program 2020』概要
Renaissance Program 2020 は、 日本初の文化芸術領域事業に特化したインキュベーションプログラム(新規事業創造支援)です。 対象は、 音楽、 美術、 舞台、 伝統芸能・工芸、 ポップカルチャー、 映画等、 全ての文化芸術領域。 「文化芸術従事者」「文化経営従事者」「事業開発従事者」のいずれかの専門性を有している方を募集し、 必要に応じて事務局でチームを組成します。 採択者は、 約2ヶ月半のプログラムを通じ、 文化芸術の課題解決のための事業創造を目指します。 投資家・事業会社などが参加する最終審査会にてプレゼンテーションを行い、 事業化や資金の獲得機会を提供します。
公式サイト: https://renaissance-program.com/
募集要項: https://renaissance-program.com/entry-details/
■ プログラム対象者
文化芸術領域とビジネス領域から人材を募集し、 チームを組成することで、 オープンイノベーションで文化芸術事業を創出します。
「文化芸術従事者」 芸術家や職人といった専門技能を有する方
「文化経営従事者」 アートマネージャーや該当領域の事業推進経験のある方
「事業開発従事者」 新規事業開発経験や起業経験のある方
■ プログラムの特徴
・実証フィールドの提供
事業特性に合わせて、 想定顧客と関係者のヒアリングや実証を進めるためのフィールドを提供します。
・事業開発メンター
新規事業開発経験のあるメンターを、 一チーム必ず一人配置します。 1週間に1度のメンタリング、 24時間以内のメッセージ返信と、 伴走支援を徹底。 また、 事業特性に応じた専門家も適宜紹介。
・最大100万円の事業化資金
デモデイでは、 投資家・事業会社などが審査員として参加。 デモデイにて優秀なチームには最大100万円の事業化資金をサポートします。
■ プログラム概要
プログラム名称 :Renaissance Program 2020
応募期間 :2020年9月2日(水)~ 2020年10月18日(日)23:59
採択者決定 :2020年10月26日(月)
プログラム期間 :2020年10月31日(土)~ 2020年1月16日(土)
公式サイト : https://renaissance-program.com
募集要項 : https://renaissance-program.com/entry-details/
主催 :株式会社Spero YHIAISM
■ 開催者メッセージ
株式会社Spero 代表取締役兼CEO
高橋ひかり
コロナ禍の芸術支援文脈において、 政府の560億円の補正予算を始め、 各自治体や財団、 民間企業の寄付などが行われたことは価値があることですが、 これまでは損失をどう補填するかというステージでした。
しかし今後は、 Withコロナがニューノーマルと言われる環境下で、 いかに文化的活動や芸術産業の新たな形を創造するか、 が問われるでしょう。 不安も大きい今だからこそ、 Well-beingとしての心の豊かさや人々の絆、 創造性を育む要素として、 文化芸術がその重要性を増していることは言うまでもありません。 『Renaissance Program2020』は、 これまでの産業構造や社会通念が大きく変わる中、 同様にパラダイムシフトが求められる文化芸術の、 次世代のビジネスモデル・事業を創造するプログラムです。 この歴史の転換点で、 新しい価値観と文化芸術事業の創造にチャレンジする皆さんの応募を心待ちにしています。
YHIAISM 主宰
泉志谷忠和
文化芸術と資本主義については様々な議論がありますが、 COVID-19の影響による経済難は、 解決が必要な逼迫した課題です。 ドイツのグリュッタース文化相がCOVID-19対策に言及した際「文化産業は2018年には1055億ユーロ(約12兆6000億円)を生産、 化学産業、 エネルギー産業、 金融業よりも大きい」と発表、 迅速な支援策を打ち出し、 世界で大きな話題となりました。 尚、 日本の文化予算は他国と比較しても決して多いとは言えないのが現状ですが、 皆様がご存知の通り、 日本は豊かな文化を持つ国です。
そのような背景からも、 文化芸術領域に事業の力を積極的に取り入れ、 生存していくことが重要です。 文化芸術が主体となる事業創造がスタンダードになることで「食べていけない」とされていた文化芸術分野に、 変化が起きる、 そんな未来を本プログラムから創り出していきたいと考えています。 皆様の大胆な挑戦をお待ちしています。