織田信長の生涯とその美学を、森蘭丸のモノローグ形式で綴る傑作歴史短編小説「さらば黒き武士(もののふ)」。
この度、文化庁芸術祭参加公演・朗読劇「さらば黒き武士」として舞台化。2020年10月に東京・大阪にて上演決定。
戦国時代にサムライとなったアフリカ人・弥助(ヤスケ)の物語を、実力派俳優たちが紐解いていく。
織田信長を北村有起哉、森蘭丸を山本一慶、そして弥助が淡い恋心を抱く くの一・村雨に如月蓮という三名の顔合わせが実現。演出を昨年、音楽劇『ハムレット』で新たな世界を魅せた藤間勘十郎 (宗家藤間流 八世宗家) が担い、望月実加子の鳴物で絢爛たる安土桃山の時代を、文学・音楽・舞の融合で格調高く匂い立つ朗読劇に実現。
チケットは9月16日(水)10:00から一般発売!
<物語>
天正九年(1581)二月――森蘭丸は主君・織田信長の許を訪ねた宣教師に連れられた黒い従者に出会った。 日本で親しまれやすくするために「ヤスケ」と名付けられたこの黒人を大層気に入った信長は、彼を宣教師から譲り受けると、 名を「弥助」と改め、召し抱えることとした。
これよりは汝は武士ぞ。励め」と声をかける。 ここに「黒き武士」が誕生したのだ。
弥助に馬術や武芸、武士の作法や信長に仕える心得等を教えるよう命じられた森蘭丸は、弥助との交誼を重ねてゆく。 ある夜、信長を襲った忍者の中に、見知った瞳を見た弥助。それは日本に渡る船の中で出会った混血の少女のものであった。 言葉を交わしたわけではないが、いつしか激しく惹かれあう二人。 船が着けば終わりの来る淡い恋心。 別れて数年、伊賀のくノ一・村雨となった女と、敵味方となっての再会であった。
信長への忠心と友情で固く結ばれた蘭丸と弥助であったが、現世は真に無常である ――天正十年六月二日、本能寺で明智光秀の急襲を受けた信長・蘭丸・弥助の三人、そして村雨は紅蓮の炎の中、 それぞれ別れを告げてゆく……。
<公演概要>
令和2年度(第75回)文化庁芸術祭参加公演 朗読劇「さらば黒き武士」
原作(光文社刊)・上演台本:岡本さとる
演出:藤間勘十郎
出演:森蘭丸:山本一慶、くノ一村雨:如月蓮、織田信長:北村有起哉 鳴物/望月実加子
公演日程:
大阪公演/2020年10月24日(土) 12:00 メイシアター中ホール
東京公演/2020年10月31日(土) 12:30 浅草公会堂
※上演時間:1時間40分予定(休憩なし)
チケット:
9500 円(全席指定・税込) ※9月16日(水)10 時~ 一般発売
チケット取扱い:
◇アーティストジャパン 03‐6820‐3500 https://artistjapan.co.jp
WEB 申込はこちら ►►► https://artistjapan.tstar.jp/
※セブンイレブン(店頭)、ファミリーマート(Fami ポート)でのお引き取りが可能です。
◇チケットぴあ 0570-02-9999【Pコード 503-247】 https://t.pia ※9/24 より大阪・東京公演ともに取扱い開始
◇浅草公会堂 03-3844-7491(9:00~17:00) ※東京公演のみ取扱い
※政府・大阪府・東京都のガイドラインに沿って新型コロナウィルス感染予防対策を行い、入場者数を制限の上、上演。
企画・製作:アーティストジャパン