This is NIPPON プレミアムシアター初音ミク×鼓童スペシャルライブ2018 大盛り上がりのノンストップ2時間!

国際的に公演活動を行っている鼓童とバーチャルシンガーである初音ミクとの共演、会場であるNHKホールはほぼ満席、初音ミクの法被やTシャツを着用したファン、またロビーには記念撮影コーナーも設置、外国人ファンもかなりの数で、初音ミクの人気の高さはインターナショナルだ。

時間になり、客席はもうかなり温まり、「ハイ!ハイ!ハイ!」コール、それから大歓声が起こり、観客はStand up!鼓童の太鼓の音に合わせてペンライトが揺れる、初音ミクの登場!大きな声援が飛ぶ。1曲目は「みんなみっくみくにしてあげる♪」、それから立て続けに「ラズベリーモンスター 」「ヒビカセ 」を一気に!それから初音ミクの挨拶、「また共演できて嬉しいです!」。

そこからは多彩なナンバーを次から次へと。「ビバハピ」「ロキ」「いーあるふぁんくらぶ 」「三宅 」「南部牛追い歌」等を披露。「三宅」は鼓童が長年演奏してきた曲、シンプルで力強い音色、「南部牛追い歌」は東北ならではの選曲だ。また、「能管+平胴」のパート、平胴太鼓は文字通り胴の高さが短い平たい太鼓、横に広がる音を発する。能管は“神降ろしの笛”とも呼ばれており、そのルーツは縄文時代に遡る。鼓童は佐渡を拠点に太鼓を中心とした伝統的な音楽芸能に無限の可能性を見出し、現代への再創造を試みる太鼓芸能集団であるが、この初音ミクとの共演は、まさに、可能性を見出し、新たな音楽とパフォーマンスを創造したと言っても過言ではない。初音ミクは、クリプトン・フューチャー・メディアから発売されている音声合成・デスクトップミュージック 用のボーカル音源、およびそのキャラクター、まさに21世紀ならではの新しいコンテンツだ。この一見、真逆で正反対に見えるが、実際にこの共演を観ると、そこには確かな親和性が感じられる。

それから「巴」「巡」等、鼓童ならではの曲、また「初音ミクの激唱」「8 HIT」「リモコン」等の曲を立て続けに!ペンライトがリズムに合わせて揺れる。そして「Tell Your World」を歌い終わって、初音ミクの言葉、「次の曲が最後です」と言い「ハジメテノオト」を歌唱、スクリーンに歌詞が映し出されて、観客も歌う。そして一旦、幕。もちろん、客席からコール「鼓童!」「ミク!」、再び、鼓童メンバーと初音ミクが登場、大歓声と拍手とペンライト、「Satisfaction 」「千本桜」「桜ノ雨 」「メルト」の4曲、ラストに華やかなキャノン砲、大盛り上がりのうちに終演となった。

なお披露されたのは全部で26曲!休憩無しのノンストップ2時間!

また、この公演の模様はBS4KとBSプレミアムで再び!2018年12月1日より「4K・8Kスーパーハイビジョン」本放送開始となるが、このライブは4Kで収録、究極の画質と音響で楽しめる!放送予定は決まり次第、ホームページ等で発表される。

【概要】

This is NIPPON プレミアムシアター 初音ミク×鼓童 スペシャルライブ2018

日程:2018年6月2日(土) 開演:午後1時

2018年6月2日(土) 開演:午後7時

2018年6月3日(日) 開演:午後1時

会 場:NHKホール (東京・渋谷)

主 催: NHK、NHKプロモーション
制作協力: NHKエンタープライズ、北前船、クリプトン・フューチャー・メディア(五十音順) 協 力: SEGA feat. HATSUNE MIKU Project、マーザ・アニメーションプラネット、ヤマトロジスティック(五十音順)

出 演: 初音ミク、太鼓芸能集団 鼓童 ほか

公式サイト:http://kodo-miku.com

<太鼓芸能集団 鼓童 次回公演>

特別公演「道」

2018年8月5日  16:30開演

ルネこだいら 大ホール

太鼓芸能集団 鼓童 公式サイト:https://www.kodo.or.jp

文:Hiromi Koh