2020年10月9日~29日に池袋サンシャイン劇場にて上演される
劇団スーパー・エキセントリック・シアター第58回本公演
『世界中がフォーリンラブ』
座長・三宅裕司と小倉久寛による合同取材会が行われた。
次の10年への第一歩となる今作は、劇団初となる「純愛」をテーマに、感染症対策を逆手に取った演出やオンライン生配信など初の試みを随所に取り入れたこれまでにない劇団SETになるとのこと。登壇したのは座長・三宅裕司と小倉久寛。
三宅裕司は「大変なことになりました、みんな大変！密になってはいけないので苦労しています。この状態をプラスにして…40年劇団を続けているので、やらないことはない。だからこそ閉塞感、ストレスが溜まっている今！『明日、頑張るぞ！』という舞台を！」と力強く。そして「最初はSNSを使っている子供の未来はどうなる？というテーマだったんですが、楽に見れる純愛に。笑いが大きな要素です。新型ウイルスに感染すると誰でも好きになってしまう、このウイルスをなんとかせなば、と２つの製薬会社がワクチンを開発します」と説明。さらに「今の世の中を逆手にとって！小倉が霊媒師！（小倉久寛、笑い、ここで『パロディね』と合いの手）、恋愛といえばね！（と小倉をチラ見）」と語った。しかし、問題は稽古。小倉久寛が「密にならないようにスケジュールを組んでいます」と。つまり、一度に稽古場に集まらずにそれぞれの出番のみ稽古場にきて稽古、しかも分刻み。リモートで稽古場を見ることは可能で、自分の出番ではない時はここで見る。三宅裕司は「笑いの部分は誰もいないことになって『シーン』（笑）、初日で正解が出る」といい、小倉久寛は「もう、お客様と同じ、本番が楽しみ」と笑う。ここですごいものが登場！立体透明マスク！秘密兵器！「これなら表情がよく見える！」と！
そして自粛期間については「やめるという選択肢はなかった」と語る。６月の公演は全て中止になったが、絶対にやめない！という三宅裕司、『らしい』ところだ。そして”純愛”についての質問、三宅裕司は「私は純愛の塊です！」幼い頃に知り合った女性と結婚したエピソードは有名だ。そこで小倉久寛が「僕はーーー」と言いかけて、三宅裕司が「美女と野獣！」とツッコミ。長年のコンビ、息もピッタリ。
最後にPR。
「みんなで一つになれるように！全員が１つになって作り上げるもの。一つになればいいな」（小倉久寛）
「劇場でやるエンターテイメントは必要なもの。ここまで自粛してやって見ると、お芝居が必要だとわかって
いただけると思います。万全の体制で！お客様もしっかりと！楽しめる社会を取り戻すために一緒に戦っていきたい」（三宅裕司）
【あらすじ】
突如開かれた厚生労働大臣の会見。 「ある男女の体内から未知のウイルスが検出されました。このウイルスに感染しますと、誰それ構わず愛してしまいます」世界中に溢れる感染者、広がる偽りの愛。 街角では青春を取り戻した中年が若い女に向かって求愛ダンスを踊る。 そんな混沌とした最中、大塚ポカリス(富山バラハス)と武田有奈(山城屋理紗)は出会った。ポカリスは 一目で恋に落ちるが、互いの置かれた立場が、2人が仲を深めることを邪魔する。 ポカリスはベンチャーの製薬会社・テクノバイオ薬品の重役、有奈は老舗製薬会社・大日本武田薬品の社長 令嬢。そう、二社はライバル関係にあったのだ。 有奈の父・武田弁三郎(三宅裕司)は娘とポカリスを引き離すべく工作する。めげないポカリスはある夜、 遂に武田家の屋敷に侵入し、有奈に愛の言葉を伝える。 ポカリスの一途な愛は有奈の心を動かし、二人は駆 け落ちを計画するのだが、そこには想像もしない悲劇が待ち受けていた。うさん臭い霊媒師の宜保無道(小倉久寛)の力を借り、二人は悲劇に立ち向かう。
ある日、研究員の一人がウイルスの正体を突き止める。 徐々に明らかになる製薬会社の陰謀、裏切り、愛。
世界はウイルスに勝利できるのか! そして、二人の恋の行方は……
【劇団スーパー・エキセントリック・シアターとは】
1979年11月劇団創立。創立 41 年を迎える。 解り易くて誰もが楽しめる、サービス精神旺盛な芝居を目指し、三宅裕司、小倉久寛らを中心に結成された 劇団スーパー・エキセントリック・シアター(通称SET)。 劇中にアクション、ダンス、歌、笑いをふんだんに取り入れ、尚且つ、社会に対しての警鐘を提示し続ける 作風は“ミュージカル・アクション・コメディー”として確立され、演劇界の第一線を走り続けている
＜公演概要＞
劇団スーパー・エキセントリック・シアター
第58回本公演 ミュージカル・アクション・コメディー「世界中がフォーリンラブ」
脚本:吉高寿男
演出:三宅裕司
出演:三宅裕司小倉久寛 劇団スーパー・エキセントリック・シアター
日程:2020年10月9日(金)~10月25日(日)
会場:サンシャイン劇場
料金:S席 8,500 円 A席 7,000 円
主催:ニッポン放送 (株)スーパーエキセントリックシアター
企画・制作:(株)スーパーエキセントリックシアター (株)アミューズ (株)アタリ・パフォーマンス
