舞台「魔法使いの嫁 老いた竜と猫の国」10月17日開幕!24日生配信あり!

羽鳥チセ、 15歳。 彼女は、帰る場所も、生きる理由も、その術も何も持ち合わせていない。 ただ一つ、生まれ持った特別な力を除いて。 そんなチセを、 「弟子」として、 そして将来の「花嫁」として迎え入れたのは、 ヒトならざる異形の魔法使いだった…。 2014年の連載スタートと同時に話題となり、 2015年には数々の漫画賞を受賞。
2017年のテレビアニメーション化でその人気を不動のものとしたヤマザキコレによる異類婚姻幻想譚『魔法使いの嫁』。 2019年10月、 自らも劇団を率い、 アニメ『魔法使いの嫁』で脚本を手掛けた高羽彩の脚本・演出により、あうるすぽっとにて遂に舞台化が実現。 チケットは即完売、大好評の内に幕を降ろした。 2020年は期待に応えて再演ではなく、舞台新作となる第二弾。 脚本・演出は前回に引き続き高羽彩が担当。 羽鳥チセ役に工藤遥、 エリアス・エインズワース役で神農直隆が出演。 前回から続投となるシルキー役で広川碧、 ミハイル・レンフレッド役で結城洋平。 新たにアリス・スウェーン役で齋藤明里、 カルタフィルス役で櫻井圭登。 リンデル役で三上俊、 アンジェリカ・バーレイ役で西丸優子。 そしてマシュー役で伊藤裕一、 ミナ役で愛原実花が出演。 原作コミックスの冒頭から「猫の国」編までにあたる物語を、 演劇として丁寧に紡ぐ作品に。
そして、10月17日開幕!キャストコメント到着!

 

[羽鳥チセ役:工藤遥]
「昨年とは状況が大きく変わってしまって、なかなかみんなで集まって演劇を“演る”ということは少なくなってしまったんですけれども、誰一人欠けることなくキャストやスタッフがここまで来れたので。この先も気を抜かずに走り抜けたいと思っております。(昨年に引き続き出演が決まったことは)ありがたいことに、昨年の公演をたくさんの方々が見てくださって、評価していただいたおかげで今回があると思いますので、そんな大事な瞬間に立ち会えることも奇跡だと思っていますし、今回もチセを演じさせていただくこともありがたいな、光栄だなと思っていました。プレッシャーということに関しては公演に近づくにつれて徐々に湧いてきたかな、と思っています。(エリアスとのやりとりについて)昨年一緒にやっている分、距離も近いわけで。(エリアスを)役柄的に知りすぎてもいけないので、私は心に距離を作りながら今回はやっていました。(意気込みについて)いよいよ明日から舞台が始まるということで。今日も本当にギリギリまでみんなで詰めて、よりよいものをと一生懸命がんばってきました。よりよいものを皆様にお届けできればいいなと思っていますし、配信という形は私自身初めてなので。どんな形で伝わるのか未知ではあるのですが、画面を通したって伝わるんだよ、と……魔法使いの嫁の素晴らしさを届けたいなと思っています。(配信について)もしかしたら思いも寄らない方の目に止まることがあるかもしれません。そういうときに舞台のスケールの大きさがどれだけ伝わるのかなということもあります。チセちゃんは目が緑で、エリアスは目が赤でという細かいところの造形も含めて、見つけてより楽しんでもらえたら、生配信の面白さなのかなと思います」
[エリアス・エインズワース役:神農直隆]
「演劇をやるということは贅沢なことなのかな、と。そうだよな、みんなでこうやってワーワーやれる、いいことも腹立たしいことも(笑)混ぜ込みしながら考えられるという時間は尊いものなんだな、と毎日感じています。稽古場で稽古するときにはすっかり忘れてしまうんですけれど(笑)。この紀伊國屋ホールに立てているということは幸せなことだと思います。なので最後まで気を引き締めて、全員一丸となってやっていきたいと思います。(昨年に引き続き出演し、大きく違う点は)顔が出てきたところ……ですかね。僕から目線ではあまり変わっていないんですけれど(笑)人間らしい表情を見せていいのか、エリアスの心情を表現すればよいのか。稽古場でいろいろ試行錯誤しながら考えていました。チセと相対することが多いので。チセに対する印象がいいものだったらいいなと。(意気込みについて)結構、いい感じの、割とみんながんばっているので。この勢いのままでいってよりよいものになるように、邁進したいと思います。お客様を楽しませるために全力投球できるカンパニーだと思っているので、僕は僕で俳優としてがんばっていけたら」
[マシュー役:伊藤裕一]
「(今回の作品の見どころについて)猫を飼っているんですけれども。なので今回の猫の国は移住したいくらいの場所ですね。今回の見どころといえば魅力的なキャラクターがたくさん登場するので絞れないですが、(チセとエリアス)お二人のお話だと思うので。やはりそれぞれ魅力を感じながら稽古に挑んでいまして。特に工藤さんは目のお芝居が魅力的でした。神農さんは声がものすごく良くて、稽古していても悪口の演技が悪口に聞こえないんです(笑)。怒りがわかずに突っ込めないときもありましたね。僕と愛原さんはお互い相手役だったんですが稽古場でも仲良くしていただいて。いろんなことを相談していただいて関係値も作れたと思っているので、僕たちのシーンも注目して見てほしいです。(意気込みについて)これだけの人たちがいて、実は倍以上キャラクターがいて、皆さんのひたむきさ、僕たちの情熱や思いが伝わればいいなと思っています」
[ミナ役:愛原実花]
「(今回たいへんだった点は?)やはり原作があったりとか、漫画のファンの方がいらっしゃると思うので。そこの世界観を大切にしようと思っていました。今回はそれプラス前回大成功しているということを聞いていたので。プレッシャーもあったんですがスタッフ・キャストみなさんがとてもいい方で……この時期だからこそがんばろうという団結力のようなものを感じたので、いままでないようなパワーでがんばれたところがあります。千秋楽まで走り続けられたらいいなと思っています。(意気込みについて)稽古初日からとても楽しくて。この作品の世界に浸ることができました。来てくださったお客様が、そのひと時……私が感じたような幸せなひと時を同じように感じていただけたら光栄です」
[脚本・演出:高羽彩]
「(魔法使いの嫁を舞台化するにあたって気をつけたところは?)やっぱりヤマザキさんのもつファンタジーの世界観は、ただ単にきれいで夢のある世界というわけではなくて、しっかりとこの世界が残酷であるか、自然の厳しさなどもちゃんと同等の価値観として描かれているのだな、と思っています。なので、舞台にも美しいだけだったり人を傷つけない印象のものだったり、そういったものだけを上げるのではなくてちゃんとこの世界の良い面、悪い面も併せ持って一つの世界だという意識を持ってあえて美しくしすぎなかったり、優しくしすぎなかったりする形でまとめさせていただきました。(意気込みについて)やっぱり、このコロナ禍において演劇を作り上げるということがいかに困難かということを、稽古を通じてひしひしと感じています。それでも稽古場で弱音を誰も吐くことがなく、この日を迎えられたのは本当に奇跡的なことですし、スタッフの方々のご尽力とキャストの方々のご理解があって、いまここにこうしていられるんだなと思っています。なので、キャストのみなさんもここに今いられることの奇跡をじゅうぶんに楽しんで、客席に来ていただけるお客様と……これなくてもこの作品を愛してくれる人たちに素敵なものを届けよう、という心を忘れずにこの世界を生きていっていただければなと思います!(生配信について)やっぱり舞台作品を作ってきた人間としては、劇場で生で観ていただく以上のことはないなと思ってはいるんですけれど、コロナ禍でなくても劇場へ足を運べない人はいるわけなので。そういった方と劇場の架け橋になるような機会になればと思います。生配信は通常の録画配信より生の舞台に近い体験ができますから、ぜひその場にいるような気持ちで観ていただけたら」

<概要>
■原作 ヤマザキコレ『魔法使いの嫁』(ブレイドコミックス刊)
■脚本・演出 高羽彩
■出演
工藤遥 神農直隆
広川碧 結城洋平 齋藤明里 櫻井圭登
五十嵐愛 大上のの 七瀬彰斗/
三上俊 西丸優子/伊藤裕一 愛原実花

■公演日程・劇場
東京 2020年10月17日(土)~25日(日)紀伊國屋ホール
大阪 2020年11月7日(土)・ 8日(日)サンケイホールブリーゼ
[生配信あり!]
10月24日(土)18時30分の回
チケット発売開始:10月1日(木)10時
チケット販売:特典映像付き 3,800円(税込)
生配信チケット特典:出演者による座談会の映像、 キャストからの見所など盛りだくさん!!
配信チケット販売サイト: https://eplus.jp/mahoyome/st/

■制作:WIT STUDIO、 MMJ
■主催:舞台「魔法使いの嫁」製作委員会
■公式HP: https://mahoyome-stage.jp
■公式Twitter:https://twitter.com/mahoyome_stage(‎@mahoyome_stage)
構成協力:佐藤たかし