銀岩塩 Vol.5『ABSO-METAL2~群盲の逆襲~』製作発表会レポ 「スリリングで、ファンタステックで、スペクタクル、新時代のステージを!」

立ち上げから5年目にして次々と新しいエンターテイメントを生み出している銀岩塩、『ABSO-METAL』のシリーズ化を発表しているが、来年の2021年2月10日から2月14日までこくみん共済 coop ホール (全労済ホール)/スペース・ゼロにて最新作、銀岩塩 Vol.5『ABSO-METAL2~群盲の逆襲~』を上演する。前作にて映像と舞台を融合させる銀岩塩オリジナル投影紗幕“フュージョニカルスクリーン”を駆使し、新しいステージを創造したが、この前作に続き、井上正大が演出も手掛ける。主題歌も前作同様、伊東歌詞太郎が担うが、前作主題歌「革命 トライアングル」との対比となるようなイメージで現在作曲中。11月9日、都内にて製作発表会が行われた。最初にMCがこの『ABSO-METAL』の説明をしてから、映像が披露された。各キャラクタービジュアルがエモーショナルな音楽と共に披露された。そして出演者が登壇、正木郁、伊藤萌々香、遊馬晃祐、柏木佑介、髙﨑俊吾、磯原杏華、藤田怜、設楽銀河、岩田有弘、君沢ユウキ、井上正大。キャラクター衣装をまとって!まずはフォトセッションが行われた。なお、この発表会の模様は、銀岩塩チャンネル(YouTube)で生配信された。

それから出演者、登壇したのは正木郁、伊藤萌々香、遊馬晃祐、柏木佑介、髙﨑俊吾、磯原杏華、藤田怜、設楽銀河、岩田有弘、君沢ユウキ、井上正大。キャラクター衣装をまとって!
まずはフォトセッション。そして、最初に銀岩塩代表の岩田有弘が挨拶。
そして銀岩塩の代表である岩田有弘が挨拶。

「このような状況の中、お越しいただきまして誠にありがとうございます。私共が昨年9月に『ABSO-METAL』という作品を創りまして、この時点で、壮大なストーリーでいつかシリーズ化できたらと思いまして、ずっと育んできた作品です。今回、このような場所で、このご時世ではありますが、晴れて!『ABSO-METAL2~群盲の逆襲~』製作発表会できることを大変嬉しく思っております。これは銀岩塩にとって特別な作品です。前作を観ていらっしゃる方もおられるかと思いますが、前作以上に!スリリングで、ファンタステックで、スペクタクル、新時代のステージ、“FUSIONICAL STAGE”となります。是非ご覧になっていただければ!本日、銀岩塩チャンネルで生配信、こちらをご覧になっているお客様、お楽しみください!宜しくお願い致します」

それから順番にキャストが挨拶した。なお、シリーズ初出演は設楽銀河と君沢ユウキ。

「こうして『ABSO-METAL』の続編、本当に嬉しく思います。前作に引き続き、出演させていただきます。歌にダンスに殺陣に!皆様、楽しみにしていてください!」(ルカ役:正木郁)

「ここにお集まりの皆さま、生配信をご覧の皆さま、お時間を割いていただきましてありがとうございます。前回以上に、成長できたら嬉しいです」(ヴィヴィアン役:伊藤萌々香)

「宜しくお願い致します!!!!頑張ります!!!!」(アイコ役:遊馬晃祐)

「僕は製作発表会、2回目です(笑)。前回は(コロナ禍で)公演が実現になりませんでしたが。その前回の制服とは違って僕の衣装はこうなっています!さて、どんなお話でしょうか(笑)」(モンク役:柏木佑介)

「僕も去年の9月に出させていただきました。オリジナルの作品をこういう形でできるのはすごく光栄です。新しいキャストの皆さまと共に新しく、さらにパワーアップした『ABSO-METAL』の世界をお届けいたします!」(ダミエ役:髙﨑俊吾)

「前作のカンヌちゃん、もう一度演じることができて嬉しいです。今度は脱がないように気をつけます(笑)宜しくお願い致します!(キャスト一同、大笑い)」(カンヌ役:磯原杏華)

「柏木さんと同じく、製作発表会は2度目で、その時はパメラという役でしたが、今回はコーラ役、どんな役でしょう(笑)。1をDVDで拝見しましたが、めちゃくちゃ良かったです!」(コーラ役:藤田怜)

「今回初参加となります。コロナ禍の状況、僕自身、エンターテイメントは、この世界では必要だなと思います。だからこそ!皆さんに楽しんでもらいたいという思いが強いです。カンパニー・スタッフ全員で頑張りますので、応援宜しくお願い致します!!」(やまだ役・設楽銀河)

「『ABSO-METAL』というのは、今後、たくさんの方に観てもらいたい作品です。すごく魅力的なキャストさん、スタッフさん、演出していただく井上正大さん、魅力的な才能あふれる作品になるので、期待してお待ちしていただければと思います」(ローク役:岩田有弘)

「今回、初めてです。ファンタジーあふれるシリーズです。ストーリーを作って公開することは、この時代、あまり多くないなと思います。これを一緒に作ることがとても幸せです」(マークツー役:君沢ユウキ)

「“黎明”の製作発表会の時に、出演・演出という形になりましたが、こうして新しく、『ABSO-METAL2~群盲の逆襲~』の公演、製作発表ができて公演することもできそうなので、幸せを感じています。今回はすごいキャストさん、すごいスタッフさんが集まっています。皆さんの力を借りて良い作品ができたらと思います」(ナイゼル役:井上正大)

一通り挨拶が終わったところで、改めて井上正大から作品について、世界観などがアナウンス。

「今回の『ABSO-METAL2』は、『ABSO-METAL1』でルカとアイコが死闘を繰り広げてから約7日後の話になります。ルカはその間に力を使いすぎて眠っていたのですが、彼が眠っている間にセントアモーディ学園では様々なことが起こって、ルカが目覚めたら、セントアモーディ学園が様変わりしていた、そこでルカは立ち向かっていく、というのがだいたいの流れですが、このルカが1とは全く違う姿が観られます。これ以上はちょっと言えないですね。このご時世、コロナ禍のこともあり、逆にパワーアップしてやろうと。すごく盛りだくさんになっております。パワーアップしたキャスト、スタッフ、ぜひともお楽しみに」

ルカが眠っている間がかなり気になる!!!

そして改めて役どころ、意気込みを。

「引き続きルカ役をやらせていただきます。彼はセントアモーディ学園の中ではすごく特殊です。セントアモーディ学園の中ではアブソメタルを使って戦闘したりしますが、ルカはその枠にはとらわれない異質な存在です。ルカは、今回の『2』では学園が様変わりしてそこにルカはどんどん挑んでいく、そこに巻き込まれる生徒たちや先生たちをルカが変えていくのか、ルカが変わっていくのか、そこはわかりませんが(笑)お楽しみに!」(正木郁)

「前回のヴィヴィアンはルカを支え続けていました。今回は初めて!ヴィヴィアンが戦う!(おおーという声)殺陣がやりたかったので!ありがとうございます!!前作よりかっこいいヴィヴィアンの姿が!前作を観てない方々でも楽しめる作品になっていると思います!お楽しみに!」(伊藤萌々香)

「引き続きアイコを演じます。僕の衣装ですが、前回と変わっています。アイコはルカに敗れて生徒会ナンバーズではなくなったので、ナンバーズの証である上着がなくなりました。生徒会から地下に堕ちゃったので。髪型も、どんどん変わりました!(キャスト大笑い)前作よりも、心情、人間味、喜怒哀楽がすごく出ています。そういったところをお届けできればいいなと思っています。全力で!熱を込めて演じていきます!」(遊馬晃祐 )

「モンク役をやらせていただきます。前回は公演が(コロナ禍で)お届けできなかったのですが、前回は制服、今回の衣装はなぜこれなのかは言えません(笑)情熱的で、それを内に隠している熱い男だと思っています。そして、めちゃくちゃ踊る!殺陣も結構多い!僕と誰かがバシバシの殺陣のシーンもあります!」(柏木佑介)

「引き続きダミエ役を演じます。ルカとアイコの戦いをルカ側の友人として応援し、最終的には勝利に導いた役どころでした。今回はルカが力尽き、ダミエは振り回されることになる役柄です。台本を読ませていただきましたが、かなり衝撃的な話です。心して挑みたいなと思います。クールで、かっこいい、しかし心の中の憎しみが出てくる役、しっかりと演じたいです」(髙﨑俊吾)

「1では露出狂でした。今回ではやっと特能を発揮できる場面があるかも!カンヌちゃんの芯の強さを!お見せできるのでは?と思います。アイコが大好きなカンヌちゃん、彼のためにどう動くのか注目してほしいです!」(磯原杏華)

「前回の製作発表会ではパメラ役でしたが、今日はコーラです。『コーラって誰?』って感じですよね(笑)どんな役になるのか…言わないほうが楽しめます」(藤田怜)

「やまだは前回では鎧を着た姿でヤバイ仮面(生徒会のナンバー6)が演じていらしたわけですが、そのヤバイ仮面の“中身”です(笑) 厨二病をこじらせたキャラクターでセリフに漢字がすごく多かったので、本番までに漢字が読めるように頑張りたいと思います(笑)(周囲から「カワイイ!」「17歳!」と声がかかる)」(設楽銀河)

「前回はナイゼルの腹心で暗躍していましたが、今回は僕の能力が判明していくのでは?と思います。前作をご覧になった方々はそこをお楽しみに」(岩田有弘)

「僕が大好きな和泉宗兵さんが演じていた役を受け継ぎ、学園の地下で革命を企んでいるものとして登場します。(だから)見た目はチェ・ゲバラっぽいです。今までも盛りだくさんだったのに!もっと盛りだくさんにするって(笑)アクションあり、映像あり、殺陣ありでお客さんとしては本当に楽しかったです。これから大変な思いをして挑戦します!」(君沢ユウキ)

「(キャストのコメントを聞いて)どこまでネタバレするのかなと(笑)、皆さん、かなり気持ちをかけて稽古場に挑んでくださる方々ばかりなので、やりがいがあります。皆さん負担も大きいと思います。稽古で打ち返していただき、いい作品にしていきたいです。今日、初めて顔を合わせる方もいらっしゃいましたが、いい雰囲気で今日を迎えられました」(井上正大)

ここでメインビジュアルの発表、キャスト一同、「おお〜」かっこいいビジュアル、そして、繰り広げられる世界観も感じさせる仕上がり!

そして質疑応答タイム。伊藤さんに「ヒロイン役として萌えポイントは?」と質問。これに伊藤は「萌えポイント〜?(笑)」と思わず。そしてしばし考えて「最初に出た映像の台詞の通り『ルカ、ルカ』って呼びかけていますが、(ここで他のキャストから『ギャップ萌え!』と声が!)、はい、ギャップ萌えです!(笑)」

また前回公演も井上正大が演出を担っていたので、「この場を借りて出演者から演出家にリクエスト(やってみたいこととか)を」という無茶ぶり案が記者から!これに対して
「実現するならワイヤーアクション!」と正木。理由は「飛び回りたい!」ということでの要望。井上正大の回答は「どうかな〜(笑)、検討させていただきます」、実現するかしないかは劇場で確認を!元気に手を挙げた遊馬晃祐は「地方公演に行きましょう」、理由は各地の美味しい物が食べられるから!これには他のキャストも大きく頷く。井上正大は岩田有弘の方を向いて「それは僕よりあちらの方に(笑)」、Go To Travel??これに対する回答は「検討します」、ただこのご時世なので「配信、検討します」実現すれば遠方のファンも楽しめる!また質問というより“希望”、柏木祐介から「身長を伸ばすにはどうしたらいいですか?」、これには皆、大笑い。柏木祐介の両隣、たまたまというべきか、高身長の美女(笑)。「ここの部分(ブーツの底)、もうすこし高くなりませんか?」と笑いを取っていた。和気あいあいな雰囲気のカンパニー、早くもチームワークの良さを見せつけた。

主題歌は前作に引き続き、伊東歌詞太郎、この作品のために新曲を作曲中とのことで、こちらも楽しみ。

最後に主演の正木郁が「本日はお集まりいただきありがとうございます。配信をご覧の皆様、ありがとうございます。『ABSO-METAL2~群盲の逆襲~』は、皆様のコメント、思いを聞いていてお分かりになるかと思いますが、限界とか無理という言葉はありません!どんどん進化していくと思いますので、続編を是非、お見逃しのないようにしていただけたらと思います。命をかけてこの作品を作っていきます!劇場でお待ちしております!」と締めて製作発表会はお開きとなった。

<キャラクター>
ルカ役・正木郁 セントアモーディ学園の転入生。アイコとの死闘に勝利した後、7日間眠り続ける。『他者のアブソメタル特能を模倣し会得する特能』

ヴィヴィアン役・伊藤萌々香 セントアモーディ学園の1年生。歌の才能に恵まれている。ルカの幼馴染。だが…。

アイコ役・遊馬晃祐 元生徒会ナンバーズのナンバー7。学園最強の武闘派だったがルカに敗れ地下に堕とされた。『あらゆるものを一刀両断する異次元斬りの特能』

モンク役・柏木佑介 かつて学園の人気者だった。現在は地下組織「テオ・アングロ(神がくれた贈りもの)」の幹部。死人の復活を実現する「テオ・アンゲロメタル」を発明。アイコと因縁あり。

ダミエ役・髙﨑俊吾 セントアモーディ学園の1年生。自称神の子。父親のナイゼルに敵意を持つ。

カンヌ役・磯原杏華 生徒会ナンバーズのナンバー5。『人体を治癒する特能』アイコの地下堕ちを期に生徒会に反旗を翻す。

コーラ役・藤田怜 セントアモーディ転覆を企てる地下組織「テオ・アンゲロ(神がくれた贈りもの)」を束ねる、女性闘士。ゼロピリトスと意思疎通ができる。

やまだ役・設楽銀河 生徒会ナンバーズのナンバー6。好戦的だが、素顔はあどけない少年。アブソメタルで鋼鉄の肉体を手に入れたらしい。

ローク役・岩田有弘 『片目のローク』と呼ばれる教諭。生徒会の諜報係として暗躍。ナイゼルの腹心。『他人の記憶を操作する特能』。リンという名の娘がいる。

マークツー役・君沢ユウキ かつて、ミモザ博士の助手として、アブソメタルの発明に貢献し、生徒会ナンバーズの初代ナンバー9だった。

ナイゼル役・井上正大 圧倒的な量のアブソメタルを所有している。セントアモーディ学園を知略と武力で支配する生徒会長。

[銀岩塩チャンネル(YouTube)【有料会員限定(金会員)】]
URL:https://youtu.be/sOSLJkiVsWA
登録はこちら URL:https://www.youtube.com/channel/UCRsbvX0i-eGYjYa6_U-blag/join

<銀岩塩とは?>
2015 年に立ち上げ 、旗揚公演を本多劇場 『 アース アート ネオライン 神聖創造物』~その老人は 誰よりも 若かった~を上演し、話題を呼び、Vol.2 は 全労済スペース・ゼロにて『牙狼神ノ牙-覚醒-』を上演。牙狼〈GARO〉の初舞台化を手掛ける。2019年1月5日~14 日に銀河劇場にて神ノ牙-JINGA- 転生においてドラマと舞台をリンクさせ、さらに日本初のフュージョニカルスクリーンを使用した演出で話題を集めた。2019 年にはオリジナル作品『ABSO-METAL』 のシリーズ化を発表し、同年9月に1作目を上演。大いに注目を浴び、その続編も期待されている。コロナ禍においてもYoutube演劇祭を行うなど話題に事欠かない注目団、新しいエンターテイメントを生み出す舞台プロデュースユニット。

<公演概要>
タイトル:銀岩塩 Vol.5『ABSO-METAL2~群盲の逆襲~』
日程・会場:2021年2月10日〜2月14日 こくみん共済 coop ホール (全労済ホール)/スペース・ゼロ
脚本:塩田泰造
演出:井上正大
出演:
ルカ役・正木郁(まさきかおる)
ヴィヴィアン役・伊藤萌々香(いとうももか)
アイコ役・遊馬晃祐(あすまこうすけ)
モンク役・柏木佑介(かしわぎゆうすけ)
ダミエ役・髙﨑俊吾(たかさきしゅんご)
カンヌ役・磯原杏華(いそはらきょうか)
コーラ役・藤田怜(ふじたれい)
やまだ役・設楽銀河(設楽銀河)
ローク役・岩田有弘(いわた ありひろ)
マークツー役・君沢ユウキ(きみさわゆうき)
ナイゼル役・井上正大(いのうえ まさひろ)    他

主題歌:伊東歌詞太郎
主催:銀岩塩

公式HP:http://www.ginganen.com/absometal2/
公式ツイッター:https://twitter.com/ginganen

©2021 銀岩塩
取材・文:高 浩美