2016年初演時に、第51回紀伊國屋演劇賞個人賞(ケラリーノ・サンドロヴィッチ 以下KERA)、第68回読売文学賞 戯曲・シナリオ部門、第4回ハヤカワ「悲劇喜劇」賞、など多数の賞を受賞する快挙を遂げた『キネマと恋人』。
2019年6月に世田谷バブリックシアターにて、オリジナルキャストで再演された、「世田谷パブリックシアター+KERA・MAP#009『キネマと恋人』」が、遂に、待望のDVD化となる。
1936年(昭和11年)の秋、東京から遠く離れた、ちいさな「梟島」の、ちいさな港町の唯一の映画館で繰り広げられる物語。映画だけを唯一の楽しみとしているハルコは、「間坂寅蔵」を演じる高木高助という俳優がお気に入りだったが、ある日突然、銀幕の向こうにいたはずの「間坂寅蔵」が目の前に現れて…。ファンタジックでペーソス溢れるロマンティック・コメディであり、キャスト陣のチームワークによる巧みなステージングと舞台美術、映像技術の融合により、ビジュアル性の高い演出で観客を驚かせた。
今回、KERAの完全監修の下、作品の魅力を余すことなく収めた映像作品となった。
副音声には、妻夫木聡、緒川たまき、ともさかりえ、KERAによる豪華コメンタリーも収録。当時の、バックステージや舞台上での思い出など、臨場感溢れる楽しいトークが収録されている。
更に特典映像にはキャスト、スタッフのインタビューなども収録され、盛り沢山の豪華な内容となっている“決定版”だ。
映像でも、あの劇場体験を体感して欲しい。
販売は、2020年12月23日(水)正午〜2021年1月31日(日) キューブメルマガ会員「cubit club plus」サイトにて、期間限定先行予約販売(ポストカード付き)後、同サイトにて一般発売開始予定。https://store.cubitclub-plus.com
『キネマと恋人』再演(2019) DVD 発売予告映像
https://youtu.be/5gg_Fpq71Ms
<ケラリーノサンドロヴィッチ コメント>
今も私の家には『キネマと恋人』再演版のポスターが貼ってあります。眺めるだけで豊かな気持ちになり、元気をもらえるからです。
「舞台は生でなくては」の持論は変わらないものの、残せないよりは残せた方がいい。再演時はDVD化がスルーされることが多い中、『キネマと恋人』は2016年の初演版に引き続き、2019年の再演版もDVD化できるのは無常の悦びです。
この度は、初演版に較べカメラ台数が増えたことで、毎度編集を監修させて頂いている身としては、グッと観せ方に幅を出すことができました。コメンタリー等の特典も充実しております。しかしなんと言っても、初演との一番の違いは、作品の完成度であります。俳優陣の芝居もステージングもスタッフワークも格段の進歩を遂げてます。初演DVDをお持ちの方は、ぜひとも観較べてみてください。
<商品概要>
世田谷パブリックシアター+KERA・MAP#009『キネマと恋人』DVD
台本・演出:ケラリーノ・サンドヴィッチ
出演:
妻夫木聡 緒川たまき
ともさかりえ
三上市朗 佐藤誓 橋本淳
尾方宣久 廣川三憲 村岡希美
崎山莉奈 王下貴司 仁科幸 北川結 片山敦郎
映像出演:野村萬斎 奥村佳恵
<ストーリー>
1936年(昭和11年)の秋。日本のどこか。東京から遠く離れた。ちいさな島のちいさな港町。この町唯一の映画館「梟島キネマ」の常連客、森口ハルコは、映画だけが唯一の楽しみ。特に「間坂寅蔵」を演じる高木高助という俳優が、ハルコのお気に入り。悲しいときもつらいときも、映画の中の彼は彼女を笑顔にしてくれた。すると突然、銀幕の向こうにいたはずの「間坂寅蔵」が目の前に現れる。驚きながらも憧れの人物を前にしたハルコは、夢の世界に誘われるように、「寅蔵」とふたり、映画館を飛びだしていく…。
2019年6月収録 世田谷パブリックシアター
価格:¥7,500(税別)
【特典映像】
★キャスト・スタッフインタビュー(妻夫木聡、緒川たまき、ともさかりえ、三上市朗、佐藤誓、橋本淳、尾方宣久、廣川三憲、村岡希美、上田大樹、小野寺修二、ケラリーノ・サンドロヴィッチ)
★副音声コメンタリー(妻夫木聡×緒川たまき×ともさかりえ×ケラリーノ・サンドヴィッチ)
※ B6判ポスター封入 志磨遼平(ドレスコーズ)劇評掲載
[仕様]
本編193分 特典映像49分/Qbix-SD69/MPEG-2/COLOR/本編:片面・2層 特典:片面・1層/本編 ステレオ 特典映像 モノラル/
※2020年12月23日(水)正午〜2021年1月31日(日)
キューブメルマガ会員「cubit club plus」にて、期間限定先行予約販売後、一般発売予定。詳細は cubit club plus サイトにて確認
https://store.cubitclub-plus.com
舞台撮影:御堂義乘