【国立劇場おきなわ】沖縄芝居公演 時代人情歌劇「チャー木の精(ちゃーぎぬしー)」2月13日・2月14日上演!

沖縄の伝統芸能公演が楽しめる国立劇場おきなわ(沖縄県浦添市)では、 親子の情愛をテーマに観客の涙を誘う沖縄芝居の傑作「チャー木の精」を上演します。

<「沖縄芝居」とは?>
 沖縄芝居の発生は、 舞踊が古典舞踊から雑踊へと展開していく過程と時期が同じで、 その事情もかなり似ています。 明治20年代には、 那覇に本格的な芝居小屋が建てられるようになりました。
 沖縄芝居は「歌劇」と「方言せりふ劇」に分類されます。
 歌劇は歌、 所作、 舞踊、 せりふなどで組み立てられた歌舞劇です。 初期の頃は短編の作品が多く、 本格的な歌劇の登場は明治40年代です。 庶民の風俗と人情を描いた作品が多く、 悲恋物が人気を呼びました。 「泊阿嘉」「奥山の牡丹」「伊江島ハンドー小」は三大悲歌劇と呼ばれ、 現在でも人気のある作品です。
 方言せりふ劇は、 日常生活語(琉球方言)に近いせりふで演じられます。 廃藩置県後、 沖縄の役者たちが「演劇改革」と称して本土へわたり、 本土から持ち込んだ旧派・新派の演劇を翻案し、 それを沖縄古来の演劇に加えて創案したのが方言せりふ劇です。 題材の多くは史劇で、 その延長上に時代劇がつくられました。

親子の情愛をテーマに観客の涙を誘う沖縄芝居の傑作「チャー木の精(ちゃーぎぬしー)」
かつて乙姫劇団を中心に活躍した女優、 玉木初子氏の作品「チャー木の精」を、 当劇場主催公演にて初上演!当劇場ならではの舞台機構を駆使し、 沖縄芝居の魅力を存分に堪能できる。

(あらすじ)
 ある村はずれに、 村人の心の拠り所として崇められ大切にされている一本のチャー木(※)がありました。 ある日、 王府から道路拡張のためチャー木を伐採するとの連絡が届きます。 チャー木を伐採したくない村人達が新里里之子に相談したところ、 新里里之子は、 村人の要請に応じ伐採の中止を必死に訴えました。 その訴えに心を打たれた役人は計画を変更し、 チャー木は伐採を免れます。 その騒動の直後、 新里里之子はチャー木の下で美しい娘・真鍋と出会います。 若い二人はすぐに心を通わせ、 夫婦になり子をもうけます。
 数年後、 今度は首里城正殿の柱にチャー木を使用したいという話が王府から届き、 伐採する役目を新里里之子が仰せつかりますが…

※チャー木 … イヌマキ科の常緑高木。

公演およびチケットの詳細については、 国立劇場おきなわホームページをご覧ください。
(URL) https://www.nt-okinawa.or.jp/topics-list/2020-05-29-04-17-22

*新型コロナウイルス感染症の影響により、 今後、 公演が中止となる可能性がございます。 中止となった場合、 支払い済みのチケット代金につきましては、 払い戻しをいたします。 なお、 公演の中止が決定した場合は、 当劇場ホームページにてお知らせしますので、 ご確認をお願いいたします。

*国立劇場おきなわ自主公演につきましては、 新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、 現在、 左右一席空けての販売を行っておりますが、 感染症対策の緩和が決定された場合は、 販売せずに売り止めていた席の追加販売を行うことがございます。 今後、 座席販売状況の変更がある場合は、 随時ホームページに掲載致します。

*国立劇場おきなわにおける新型コロナウイルス感染拡大予防への取り組みについては、 下記をご覧ください。
○「新型コロナウイルス感染症拡大予防ガイドライン」
https://www.nt-okinawa.or.jp/topics-list/2020-05-22-06-38-52

【国立劇場おきなわ】 令和2年度 沖縄芝居公演 「チャー木の精」
公演日時:2021年2月13日(土)14:00
2021年2月14日(日)14:00
会場:国立劇場おきなわ 大劇場
出演:伊良波 さゆき・玉城 盛義・宇座 仁一・平良 進・瀬名波 孝子・高宮城 実人ほか
チケット料金:一般:3,700円 ・ 高校生以下:1,000円
チケット好評発売中!
チケットのお求め:国立劇場おきなわチケットカウンター 098-871-3350
WEBチケット販売サービス (URL) https://www.nt-okinawa.or.jp/ticket-info/web-ticket
アクセス:「那覇空港」から23番・26番・120番・99番のバス「勢理客」~徒歩10分、 または「那覇空港」からモノレール「旭橋駅」~徒歩「那覇バスターミナル」~バス「勢理客」~徒歩10分