狂言劇場 初登場となる「法螺侍」「鮎」を 新配役・野村萬斎による総合演出で!
[狂言劇場とは]
芸術監督・野村萬斎により、古典芸能という枠にとどまらず「“舞台芸術=パフォーミングアーツ”としての 狂言」というコンセプトに基づき、2004 年にスタートしたシリーズ『狂言劇場』。世田谷パブリックシアターの 劇場空間に特設能舞台を設置し、数々の名曲を上演するほか、舞の新作『MANSAIボレロ』を発表する など、狂言の多角的な魅力を提示してきました。劇場空間ならではの、オリジナリティあふれる舞台美術・ 新演出は毎回話題を呼んでいます。
今回は、狂言劇場には初登場となる「法螺侍」と「鮎」という2作品が、あらたな配役、あらたな演出でついに世田谷パブリックシアターに立ち上がります。
[「法螺侍」 「鮎」について]
A プログラム:「法螺侍」ほか
原作・W.シェイクスピア「ウィンザーの陽気な女房たち」
作・高橋康也
演出・野村万作
イギリスのシェイクスピア劇「ウィンザーの陽気な女房たち」を題材にしたオペラ「ファルスタッフ」をもとに、 新しい狂言作品として作られた狂言。主人の悪だくみを知った太郎冠者と次郎冠者が、皆で協力して主 人を懲らしめます。 「どうどう、けろけろ、どうぢやいな」というはやし言葉の繰り返しが、演じる人と見る人両方を物語世界の中 に引き込みます。 これまで野村万作が演じてきた洞田助右衛門を、今回初めて野村萬斎が挑む配役にもご注目ください。
B プログラム:「鮎」ほか
作:池澤 夏樹
演出・補綴:野村 萬斎 国立能楽堂委嘱作品
2017 年国立能楽堂で初演された「鮎」。作家の池澤夏樹氏と作、演出・主演を狂言方和泉流 野村萬斎 がつとめ作られた狂言。 池澤氏が海外の民話をもとにして描いた短編小説「鮎」(短編集『骨は珊瑚、眼は真珠』所収)を狂言とし て創作された。小吉はひきつづき野村萬斎が演じます。
※プログラムは公演回により異なります。(A プログラムと B プログラムの同時上演ではございません)
<概要>
『狂言劇場その九 「法螺侍」「鮎」』
【総合演出】 野村萬斎
【出演】 野村万作 野村萬斎 石田幸雄 野村裕基 ほか万作の会
【日程】 2021 年 6 月 18 日(金)~6 月 27 日(日)
【会場】 世田谷パブリックシアター
【主催】 公益財団法人せたがや文化財団
【企画制作】 世田谷パブリックシアター
【後援】 世田谷区
【制作協力】万作の会 国立能楽堂
世田谷パブリックシアター公式HP:https://setagaya-pt.jp