ウイルスと闘った人々の証言で構成する舞台。ドキュメンタリー・シアター『29万の雫-ウイルスと闘う-』上演決定

現代社会をジャーナリスティックな視点で描く、 ワンツーワークス(主宰:古城十忍)によるドキュメンタリー・シアター『29万の雫-ウイルスと闘う-』が2021年7月15日~2021年7月25日に赤坂レッドシアターにて上演。

<作品内容>
今から11年前の2010年、 宮崎県下に「非常事態宣言」を発令させた家畜伝染病「口蹄疫ウイルス」の猛威。 本作は、 その感染爆発に翻弄された関係者・約100人にインタビュー取材を行って得た証言だけで戯曲を構成。
その生々しい声は現在、世界を脅かし続けている「新型コロナウイルス」と闘う今の私たちの胸にも鋭く突き刺さる。 それほどまでに証言の数々は、 ウイルスの不安や恐怖におびえ、 また理不尽な行政の対策に憤りを隠さない。
これはかつて、 宮崎県域でウイルスと闘った人々の切実な「心の叫び」の記録――。

出演者の他、 河野俊嗣氏(宮崎県知事)/リモート出演など、 多彩なゲストによる日替わりのスペシャル対談も予定。

<団体概要>
[ワンツーワークス]
劇作家・演出家の古城十忍を代表とする演劇集団。
元「劇団一跡二跳」の俳優を主力メンバーに、 2009年に再始動。 現代社会の数々の社会問題をジャーナリスティックな視点で描く古城十忍の新作書き下ろしオリジナルを活動の中心に据え、 現代社会にコミットする新しい海外戯曲の翻訳上演も行う。
一方、 「自殺」をテーマに多くの人々にインタビュー取材を行い、 その証言だけで戯曲を構成して舞台化した『誰も見たことのない場所』、 子どもを産む現状を取材した『産まれた理由』などのドキュメンタリー・シアターは古城十忍がイギリス留学で創作方法を学んだもので、 帰国後は現代演劇の一つのスタイルとして確立させ、 その上演にも力を注いでいる。

[ワンツーワークス演劇作品の三つの柱]
1) さまざまな社会問題を題材にした古城十忍のオリジナル戯曲の上演
2) 新しい海外戯曲の本邦初演となる翻訳上演
3) ドキュメンタリー・シアターの上演

<概要>
日程・会場:
2021年7月15日〜7月25日 赤坂レッドシアター
[出演]
奥村洋治 関谷美香子 増田 和 小山広寿 原田佳世子(以上、 ワンツーワークス)
藤村忠生 藤 敏也(以上、 ワンツーワークス・アソシエート)
高畑こと美(アクトレインクラブ)
中嶋尊望
小林桃子(プロダクション・タンク)
浦野真介(Krei inc.)
宮田幸輝(山田ジャパン)
川畑光瑠
松戸デイモン
中坂弥樹(夢工房)
梅村綾子(文学座)
板橋恭史
金原直史
上村正子(さいたまゴールド・シアター)
[スタッフ]
企画:岡田心平(劇団ゼロQ)
取材:劇団ゼロQと宮崎の演劇人
構成・脚本・演出:古城十忍
制作:藤川けい子
製作:株式会社オフィス ワン・ツー

劇団公式HP:http://www.onetwo-works.jp/
公演特設サイト:http://www.onetwo-works.jp/works/shizuku/