TVドラマ、配信番組など、『秘密』をテーマに様々なコンテンツを展開するブランド「He/Meets」(読み方:ヒミツ)。その第1弾コンテンツとなる『連続ドラマ「救出劇」』が5月26日よりTOKYO MX毎週水曜22:30〜(エムキャスでも同時配信)/BS日テレ毎週水曜24:30〜にて放送される。
それぞれに秘密を抱え、とあるオンラインカウンセリングに集った男たちが、不可解な事件に巻き込まれるミステリードラマを、赤澤遼太郎、椎名鯛造、糸川耀士郎、大平峻也らが演じる。
4人のビデオ通話から始まる本作は、登場人物たちのやりとりが、全てスマートフォンやWEBカメラを通して描かれていくという設定。自撮り風のカメラワークにより、役者たちの表情を余さず捉える、時代性を意識した演出も大きな見どころ。
そんな本作について出演キャストに直前インタビュー。
<キャストインタビュー>
——まず、ご自身が演じられたキャラクターについて自己紹介をお願いします。
赤澤:はい。僕が演じる夏目は、サラリーマンとして働きながら、臨床心理士を副業としていて、SNSで影響力のあるアカウントを持っています。夏目は社交性があるキャラクターなのですが、臨床心理士で、心理学を勉強した人の立ち振る舞い方で僕もお芝居をしているので、例えば1話の会話の中で心理学的に「あ、こういうテクニックを使っているのかな」というところに注目して見ていただけたらいいなと思います。
椎名:僕の役の杉崎信吾はですね、お笑い芸人として最近ちょこちょこと売れてき始めたという設定です。見どころとしては、お笑い芸人を目指しているだけあって、明るい性格で面白いことが好きというようなところを1話では楽しんでいただきつつ、だんだんそのあとに物語に翻弄されていったりとか、救出劇ならでは展開になるところを合わせてお楽しみいただければと思います。
糸川:僕が演じる五味はもともとエリート企業の社員だったんですけど、そこから人生の挫折を経験して、今ではニートになってしまっていて。コミュニケーション能力とかもすごく問題があったりするんですけど、この物語を通して、そんなダメダメの五味がどんな風に成長を見せるのか、というようなところに注目してほしいです。
大平:僕の皐くんという役は、信吾と一緒にお笑いコンビを昔組んでいたんですけど、自分が抜けて、信吾が一人で売れていく姿を見て……嫉妬といった感情を覚えているという男です。人間関係に対して目に見えて不得意であるとか、そういうわけではないんですが、深いところに嫉妬心を抱えた男の子だなという風に僕は思っていて。そんな彼だからこそ、周りをかき乱したり、実はこうだったという展開が物語の中で見られると思います。最終的には彼が一番救われないんじゃないかなとか思いつつ……。僕自身はそうは思いながらも、僕なりの答えを見つけて演じたつもりです。なのでドラマを観る皆さんは皆さんなりの彼に対する答えを見つけていただければと思います。
——皆さん全編の映像をご覧になられたと伺いましたが、感想はいかがですか?
赤澤:シンプルに言うと、面白かったです。ワクワクというか、常に展開がどんどん進んでいって、飽きずに楽しく観られました。
椎名:そうですね、1話ごとに続きが気になりました。「救出劇」というタイトルで、多分皆さん色々想像してると思いますが……キービジュアルの血がついているシャツとかでね。
赤澤:意味ありげですよね。
椎名:そうそう。それで多分いろいろ想像すると思うんですけれども、観たら「なるほど!」って思うシーンもあるでしょうし、すごく深い話になっているので、それぞれ考察などもしながら、友達とぜひ楽しんで盛り上がってくれればなと思います。
糸川:あとはカメラの撮り方も、今の時代を象徴するような定点での撮影で。僕たちも撮影をしながらどんな仕上がりなのか正直不安だったんですけど、完成した映像を見て、すごく工夫されていて、それでいて誰もが経験のあるオンラインでのやり取りに共感できたりもして、今風のすごく面白い試みの作品が仕上がったなと思います。
大平:耀士郎くんが言った通りで、僕ら自身がどう映っているのか未知数だったので。僕らなりに答えを探しつつ、「きっとここが使われるだろう」とか、すごく想像を膨らましながら撮影をしていたんですけど、実際に見たときに想像以上に素晴らしいものができていました。このご時勢のなかでこの作品が評価されるならば、きっとドラマ業界において革命が起きるんじゃないかって思います。
赤澤:先駆けですよね。こんなアングル見たことない。
大平:そんな風に評価されるであろう作品だと思いますし、各話ごとに続きが気になるストーリーでもあり、素晴らしい作品に携わらせていただけたなっていう想いを持ちました。
——ありがとうございます! では最後に、これから1話を観るファンに向けて、メッセージをいただけたらと思います。
赤澤: 1話だけでは分からないとは思うのですが、いろいろな伏線や、後々になって見直すと「この人のセリフのときにこういう反応をしてるんだ」っていう仕込みがあるので、些細な表情だったりとか反応とかをしっかり観ていただきたいなって思います。
椎名:1話を見終わったあとに僕ら出演者4人が「いや面白い!」って心から言ったんですよ。これって、なかなか珍しいというか、自分の出演作って恥ずかしくなったり反省点が先に出てきたりするものなんですけど。もう物語が面白くて引き込まれたので、それを早く観てほしいですし、観たら僕らと同じ気持ちになると思います。どうしようかと悩んでいる方も、まずは1話だけでもとりあえず観てほしいです。
糸川:ミステリーですし、ビジュアルにも表れている通り、後半にいくにつれてどんどん推理しながら観たり、緊迫した雰囲気になると思うんですけど、1話はそのなかでも一番多分心休まる話です(笑)。ただ、気楽に観れるんですけど、お客さんのハートを掴まないといけない大事な1話でもあり、鯛造くんも話していたように、僕らもこの作品はすごいぞと確信を得ることができました。なんか本当に、自分たちでハードル上げてますけど (笑)、それでも本当に面白いぞって思えるので、ぜひ楽しみにしていただければ嬉しいです。
大平:本当に僕ら、さきほど観終わってすごく興奮してしゃべっているんですけど。この作品には色々なメッセージが込められていて、それが台本や僕らの芝居だけではなく、画面のカット割りなどもすごく意味のある使い方をしてるなということを、全話通して観て思いました。伏線の張り方など、すごく緻密に計算されて考えられて作られているので、画面でしゃべっている人、それ以外の人、急に一瞬だけ映る誰かなど、それぞれに意味があるシーンになっていると思いますので、見逃さず、何度も1話を楽しんでいただきたいです。
■第1話場面カット
【あらすじ】
臨床心理士の夏目が開催したオンラインカウンセリング。集まった幼馴染の杉崎、五味、泉沢の三人はそれぞれが自分の現状や悩みを夏目に相談している。そんな中、カメラ越しに一人が謎の人物に拉致されるという事件が起きる!それぞれが人生に悩みや葛藤を抱える中、拉致された一人を救うための「救出劇」が今はじまる!
<連続ドラマ「救出劇」概要>
■放送スケジュール
5月26日(水)より放送スタート
TOKYO MX毎週水曜22:30〜(エムキャスでも同時配信)/BS日テレ毎週水曜24:30〜
■出演
夏目武彦・赤澤遼太郎
杉崎信吾・椎名鯛造
五味義史・糸川耀士郎
泉沢 皐・大平峻也
杉崎遼輔・渡部大稀
稲田 純・神木彩良
主題歌「CRYME」
作詞:march 作曲:ゆよゆっぺ 編曲:Nishi Atsuki
歌:march(堀田竜成×吉田知央)
<STORY>
臨床心理士の夏目(赤澤遼太郎)が開催した
オンラインカウンセリングに集まった、
3人の幼なじみたち。
売れ始めの芸人・杉崎(椎名鯛造)、
失業中のニート・五味(糸川耀士郎)、
派遣社員・泉沢(大平峻也)。
人生相談のさなか、
同級生たちはカメラ越しに事件を目の当たりにする。
一人が拉致されたのだ。
仲間の生命の危機的状況を脱するべく、夏目たちは動き出す。
誰が?何のために?
だんだんと映し出される人間性。
刻一刻と迫る仲間の危機。
果たして仲間を無事救出できるのか?
そして事件の真相は?
誰もが胸に秘密を隠した、
救出劇の幕が開く。
<CHARACTER>
夏目武彦(28歳):赤澤遼太郎
普通のサラリーマンだが、オンラインで様々な人の相談を受けている、臨床心理士でもある。
SNSなどでの知名度はそれなりにある。
知識と行動力があり、人を説得するのに長けている。
杉崎信吾(30歳):椎名鯛造
五味、泉沢とは小学校時代の同級生。
最近売れ始めた芸人。
最新ファッションを身に纏ったイケメンタイプ。
明るくざっくばらんで調子が良く、第一印象の好感度が高い。
だが、気付かずに敵を作ることもある様子。
五味義史(30歳):糸川耀士郎
元はイケてる正社員、だが今はニート。母親に依存している。
学生時代のスペックは高いが、今はその能力を発揮する場所にいない。
真面目にコツコツ積み重ねることはできるが、行動力が皆無。
泉沢 皐(30歳):大平峻也
その場しのぎで生きている根無し草タイプの派遣社員。
かつて杉崎とお笑いコンビを組んでいたこともあるため、杉崎とは仲が良い。
今回のオンラインカウンセリングを仕切っているため、普段のノリの良さが出ない。
杉崎遼輔(22歳):渡部大稀
杉崎信吾の弟。
心理学部を専攻する大学生。
夏目のフォロワー。
稲田 純(28歳):神木彩良
杉崎信吾の恋人。
<STAFF>
原案:ムービック
脚本:Vivi
監督:伊藤秀隆
製作統括:大村恵一
プロデューサー:平井勝也
ラインプロデューサー:岩倉金太郎
キャスティング:神谷 光
撮影:河村 優
照明:加藤大輝
録音:阿尾茂毅
技術:菊池純平
編集:佐々木弥生、山本彩加
音効&MA:臼井 勝
衣装:西田さゆり
メイク:中元美佳、横部絵美
CGデザイン:堀 真弓
サウンドディレクター:佐藤大輔
助監督:蝦原茉彩乃
制作進行:常泉夏音
制作:幸音
宣伝:柳下博忠
制作協力:PLANET KIDS ENTERTAINMENT
製作:ムービック
●コピーライト
(C)He/Meets