ミュージカル界を牽引する小池修一郎(宝塚歌劇団)が、 6000万部超えの大ヒットマンガ原作の『るろうに剣心』で 数々の名作を生み出した和の殿堂 新橋演舞場・大阪松竹座に初見参!!2016年に初のミュージカル化を果たして評判を得た作品、2018年に剣心役に再び早霧せいなを据え、話題性のあるキャストで上演する。神谷薫役に上白石萌歌、斎藤一 役に廣瀬友祐、四乃森蒼紫役に三浦涼介、武田観柳役に上山竜治、相楽左之助役に植原卓也、高荷恵役に愛原 実花、剣心の影役に松岡広大、そして、加納惣三郎役に松岡充と豪華キャストが集結!
6月27日、帝国ホテルにて衣装を着用してのお披露目会見が行われた。登壇したのは、早霧せいな、上白石萌歌、廣瀬友祐、三浦涼介、植原卓也、愛原 実花、松岡広大、松岡充、脚本・演出の小池修一郎に松竹株式会社の演劇本部長の安孫子 正、そして梅田芸術劇場の木村 有裕。
まず、会見前にパフォーマンスを披露、ノリの良い楽曲に乗ってキャスト達が、本番をイメージさせる殺陣を見せてくれた。それから会見が始まった。
安孫子 正は「新しい作品作りを」と言い、演劇界に「一石を投じたい」とコメント。スーパー歌舞伎で「ワンピース」等を上演、この夏には「NARUTO」の歌舞伎化、とチャレンジを続ける松竹らしい言葉。木村 有裕も「さらなるパワーアップを」と意気込む。小池修一郎も「新橋演舞場と仕事するとは思わなかった」と語る。新橋演舞場といえば格式ある劇場、そしてアニメや漫画の舞台化、通称「2.5次元」と呼ばれている舞台については「世界に送り出す新しいもの」と評した。
早霧せいなは「大切な作品」と語る。宝塚版は2016年に上演され、あれからおよそ2年半の時が流れた。「宝塚版とは違った新しい『るろうに剣心』を」と抱負を。松岡充の演じる加納惣三郎という役は原作にはないキャラクターだ。実は15年前に小池修一郎からオファーがあったそうでその時は「残念ながら」だったそう。15年の歳月を経て、ということで「僕も年をとります!」と笑わせた。神谷薫役の上白石萌歌は「とてもプレッシャーです」とやや緊張気味。斎藤一 役の廣瀬友祐は「この作品に関われるのは嬉しい」とコメント。四乃森蒼紫役の三浦涼介は実写版にも出演している。「刀狩の張」こと沢下条張を演じ、今回は異なる役となる。「一生懸命演じたい」とこちらもやや緊張気味。相楽左之助役の植原卓也はパフォーマンスでは豪快さを見せた。「子どもの頃に人気だった作品に自分が出るのは光栄です」と言い「男らしく、芯のあるキャラクター、一生懸命頑張ります」と嬉しそう。高荷恵役の愛原 実花は「原作もアニメも映画もみんな大好き」と作品ファンである様子。剣心の影役の松岡広大は「この作品は大好きです。まさか、緋村(人斬り)抜刀斎」をやるとは!」と感無量。
演出面のプランはこれからであるのでそこは「観てのお楽しみ」と小池修一郎。加納惣三郎は宝塚版のオリジナルキャラクターであるが、モデルは新撰組隊士の加納惣三郎。松岡充は「原作にはいないのでキャラを作れる」と言い「先生と相談しながら」とコメント。退団して様々な女性役を演じた早霧せいなにとってはまさかの退団後の男役となる。「やらないと思ってて・・・・・・堂々と足を広げて座れる(笑)」とコメント。
それからフォトセッションがあり、改めて早霧せいな、上白石萌歌、松岡充で囲み取材タイム。
早霧せいなは「みんな漫画から出てきた感じ!」とコメント。松岡充は「こんな豪華な記者会見(笑)」と言い上白石萌歌は「(パフォーマンスをやってみて)やっと実感が湧いた」と言う。また劇場には縦に伸びる花道があるが、これに関しては早霧せいなは「楽しみ」と言い松岡充は「おおお〜新橋演舞場だ!」と笑わせた。原作の魅力について早霧せいなは改めて「引き込まれました」と言い松岡充はデビューが1995年、当時「アニメの主題歌をやりたくって!」と思ったそう。そして「原作にはないキャラですが、原作に入れたくなるように演じたい」と語る。上白石萌歌は「絵の迫力!」とコメント、作画は独特の臨場感があり、これが魅力の一つ。最後に早霧せいなは「心を一つに!皆様に喜んでいただけるように!是非、お越しください!」と締めて会見は終了した。
【概要】
浪漫活劇『るろうに剣心』
<東京公演>
日程:2018年10月17日〜11月7日
場所:新橋演舞場
<大阪公演>
日程:2018年11月15日〜11月24日
場所:大阪松竹座
原作:和月伸宏「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」(集英社ジャンプ コミックス刊)
脚本・演出:小池修一郎
主催・製作:松竹 梅田芸術劇場
企画:梅田芸術劇場
協力:宝塚歌劇団
公式サイト:http://www.umegei.com/schedule/739/
©和月伸宏/集英社
文:Hiromi Koh