西田大輔脚本・演出,太田基裕主演 ロックミュージカル『MARS RED』開幕! 真摯に、熱く生きる。

本公演は、生バンドを入れたロックミュージカル。
TVアニメのストーリーをモチーフに、吸血鬼になってしまった男たちが、葛藤しながらも、自分たちの生き様を歌い上げる!

『MARS RED』(マーズ レッド)は、もともとは藤沢文翁原作の舞台作品。2013年初演、2015年に再演となった音楽朗読劇。2019年より唐々煙による漫画が月刊コミックガーデンにて連載開始となったほか、2020年にはアニメ史上初となる、朗読劇からアニメ化が発表されるなどメディアミックス展開されており、略称は「マズレ」。アニメ版の音楽は朗読劇の音楽監督である村中俊之が引き続き担当し、音響監督は原作・脚本・演出の藤沢自ら担当している。
これを西田大輔の脚本・演出、太田基裕主演でロックミュージカル化。
出だし、暗闇で倒れる主人公・栗栖秀太郎(太田基裕)。それから登場するのは、白瀬葵(七木奏音)。白瀬葵の歌、そこから一転して場面が変わる。激しい戦い、シベリアの地でヴァンパイアになってしまった栗栖秀太郎(太田基裕)と山上徳一(柳瀬大輔)。オープニング、音楽が途切れない印象、かなりの割合を音楽、歌が占める。栗栖秀太郎、大日本帝国陸軍憲兵上等兵。山上徳一、大日本帝国陸軍憲兵少佐。時は大正12年。帰国後、ヴァンパイアを中心に創設された「第十六軍特務隊」、強靭な力も持つ彼らに政府は注目し、特殊任務に就かせる。表向きは殉職扱い。

だから、知り合いや愛する人には会えない。ヴァンパイアは拳銃で撃たれても死なない、傷ついても血液を摂取すればだいたい治る。栗栖秀太郎、前田義信(中村誠治郎)、スワ(糸川耀士郎)、山上徳一、タケウチ(平野良)、彷徨えるヴァンパイアを勧誘または捕獲する任務に当たる。途中で新しく任務に就いたナンバ(山本一慶)。ナンバは舞台のオリジナりキャラクター、そして平沼(泉見洋平)も舞台版だけに登場するキャラクター、アニメで描かれるエピソードに、後半、このオリジナルキャラクターがどのように物語を動かすのかは…劇場で。


人として生きられない栗栖秀太郎ら、死んだことを信じようとしない幼馴染の白瀬葵、栗栖を探す。山上徳一、家族がいるのだが、もちろん会うことはできない。山上は妻である富子との思い出を栗栖に語り、けじめをつけるためにも別れの言葉をかけたいと呟く。一方、スワは遊女、明里に出逢う。明里はスワに自分の簪(かんざし)を渡し、ある約束を請う。ひとときの安らぎが訪れるが、それもつかの間。ヴァンパイア発見の知らせが舞い込む。病床にいる前田、アニメを視聴していれば、よく知っているエピソード。そして2幕で舞台版オリジナルキャラクターの”正体”が…。
ロックにのせての殺陣、アクションが大きな見どころ。しかも歌唱する!かなりの激しさ、そしてロックのリズムと俳優の動きがシンクロしていく。太田基裕 、中村誠治郎らのキレのある動きが冴える。デフロットを演じるKIMERUが妖しく、存在感たっぷりで歌う。またヴァンパイアたちの動きが!襲いかかる瞬間、赤い布を使い、また、衣装に施されている赤布がはためき、”血”を連想。そして栗栖秀太郎が最後に見る景色は?100%原作に沿うのではなく、オリジナルキャラクターを創り、ストーリーや構成を変える、ミュージカル化、ライブエンタメ化する意味がある。アニメ原作の舞台化の進化、新たな物語を!

<ストーリー>
近代化が進み、大正ロマン只中にある日本の帝都、東京。華やぐ帝都の裏では、なんらかの出来事で普通の人間として生きられない「ヴァンパイア」になってしまった者たちが隠れて生活していた。致命的な問題を抱え持ちながら、同時に強靭な力も持つ彼らに政府は注目。後天的にヴァンパイアとなった軍属の男性4人に着目し、少数で多大な成果を出すことを目的とした陸軍金剛鉄兵計画が動き出す。
表向きは殉職扱いとなった4人は、発足した「零機関」の実働部隊員となる中、弱点となる苦手な太陽光、強い匂いなどの欠点を、大正時代の技術力で補いながら、帝都で起こる怪事件に関する特殊任務にあたる。

<概要>
公演タイトル:ロックミュージカル『MARS RED』
公演期間:2021年6月24日~7月1日全12公演
会場:天王洲 銀河劇場
[スタッフ]
脚本・演出:西田大輔
音楽:YOSHIZUMI
振付:良知真次
[キャスト]
栗栖秀太郎 役:太田基裕
前田義信 役:中村誠治郎
スワ 役:糸川耀士郎
山上徳一 役:柳瀬大輔

ナンバ役:山本一慶
白瀬葵 役:七木奏音
天満屋慎之助 役:松井勇歩
デフロット 役:KIMERU
中島宗之助 役:萩野崇

タケウチ 役:平野良

平沼役:泉見洋平

ほか

公式サイト:https://worldcode.co.jp/marsred_musical
公式Twitter:https://twitter.com/marsred_musical

<「MARS REDプロジェクト」とは>
2013年、2015年…原作・藤沢文翁による公演が行われた、音楽朗読劇「MARS RED」。
この音楽朗読劇から端を発し、令和元年から様々なメディアで展開していくプロジェクト。
2019年11月から、漫画家・唐々煙によりコミック連載、2021年4月からはTVアニメ放送が始まった。

MARS REDプロジェクト公式サイト:https://marsred-pj.net/
MARS RED TVアニメ公式サイト:https://marsred.tv/
©藤沢文翁/SIGNAL.MD/MARS RED製作委員会
©ロックミュージカルMARS RED製作委員会