ENTERTAINMENT SUPER DANCE THEATER 『ODYSSEY 2021』躍動!汗!とにかくダンス!

2019年の好評を受けて上演、選び抜かれたすべてのダンサーが主役を務め、そしてまたアンサンブルとして主となるダンサーに寄り添う。様々なスタイルのダンスに、一人一人の個性を織り込む「ODYSSEY」はお互いの魅力と個性を生かして創り上げるダンスパフォーマンスシアター、好評上演中!

今回一幕では、“タイムトラベル”がモチーフ。とある者が様々な時代へ遡り、その時代の英雄たちに出逢い、そこでその英雄の英知や信念などに触れる。それらを心に刻み、自分の世界に戻ったその者は、英雄たちの英知や信念を一つの光の束となし、世界を、未来を輝かんばかりに照らし出そうと、模索。
二幕は、広く知られた物語を「ODYSSEY」風に描くダンスアクト。そして最後は、次々と繰り広げられるショーナンバーで、クライマックスを迎える。


1幕、全員ダンスの華やかなオープニングの後、始まる。タイムリープ、時代の英雄たちがランダムに現れる。芝居と言うよりもダンスで表現、より印象的な雰囲気。「ODYSSEY」の意味は「長い冒険旅行」、タイムリープでの冒険、分かりやすい衣裳は着用せず、あくまでも、動きとフォーメーションで表現するので、結構ハードルは高い。しかし、そこはダンススキルの高いメンバー、エモーショナルに自在に魅せる。例えば、日本刀が出てくる場面、着物や袴は着ていない。しかし、動きや照明などでこの人物が誰なのか、想像がつく。サブタイトルはENTERTAINMENT SUPER DANCE THEATER、とにかくダンス!!
1幕の終わり、舞台中央に1冊のノートが残される。このノート、2幕で活躍。

「不思議の国のアリス」をモチーフとしたおとぎ話的な構成。赤いチュチュ風のスカートに赤いリボンのアリス。好奇心いっぱい、といった風情。キャラクターが賑やかに登場、ファンタジー感あふれる展開、アリスはノートに何やら書いて…そうしたら…。こちらは1幕とはうって変わってみんな可愛かったり、笑えたり。最後はオープニングと同じ衣裳での群舞。


東山義久を筆頭とする DIAMOND☆DOGSにゲストダンサー、DANIEL、長澤風海、木村咲哉、HILOMU、タイプの異なるダンサー陣、その高度なテクは見入ってしまう。今回は「ODYSSEY」初となる女性ダンサーに、元宝塚娘役トップスター舞羽美海、元宝塚でダンスの名手・宇月颯、男性陣とは違った華やかさ、同じ振付の踊りを踊っていても、彼女たちの色香は、独特の風情で群舞のアクセントに。また、最年少の木村咲哉がお兄さんたちに混じって、引けを取らないダンスを披露、可愛いさはカンパニー随一。めくるめくダンスショー、見たことがなければ、一度は是非!
なお、終演後にトークショーが。MCは和田泰右、登壇したのは、DANIEL、長澤風海、HILOMU、DIAMOND☆DOGSのリーダー、東山義久。リーダーの東山義久が「久しぶりの汗!清々しい汗!」と開口一番、汗!発言。そして博品館劇場の舞台に13人!「13人いると狭いねー」と。客席から見てると13人の群舞は迫力。前回の「ODYSSEY」からおよそ2年ぶり!HILOMUは「『ダンスマジック』以来!前回の『ODYSSEY』ではちょこっと振付やったからステージに立てて幸せ」としみじみ。DANIELは「2018年以来」といい、そこで和田泰右がDANIELに向かって「変わらないねー」と。DANIELは「稽古場から楽しかった」など、様々な話題が尽きなかった。HILOMUより「まだまだ、これから後半戦!是非、何度でも」、DANIELは「ちょっとずつ違う技を見れたりします」、長澤風海は「同じ空間を過ごす、よかったなと」、最後にリーダー・東山義久、「ダンス、楽しいメンバーで!!千秋楽まで!!」と締めてトークショーはお開きとなった。

<出演>
DIAMOND☆DOGS
東山義久
中塚皓平
和田泰右
咲山 類
廣瀬真平
新開理雄
Homer

DANIEL
長澤風海
木村咲哉
HILOMU

舞羽美海

宇月 颯

<概要>
日程・会場:2021年10月6日~13日 博品館劇場
構成・演出・振付: D☆D
音楽: la malinconica TAKA
振付: 長澤風海
木野村温子
振付協力:DANIEL
美術: 古口幹夫
照明: 柏倉淳一
音響: 柳浦康史
衣裳: 朝月真次郎
ヘアメイク: 中原雅子
舞台監督: 粟飯原和弘
制作: 田澤奈那
プロデューサー: 栫 ヒロ
企画・製作: 博品館劇場/M・G・H

公式HP:https://diamonddog-s.com/news/1388/
公式ツイッター:https://twitter.com/dd_official_jp