霧矢大夢,多和田任益,田村芽実etc.出演unrato#8『薔薇と海賊』上演!コメント到着

unrato#8『薔薇と海賊』(作:三島由紀夫、演出:大河内直子)東京芸術劇場シアターウエストにて上演。

『薔薇と海賊』は1958年に発表され同年、文学座が初演。
三島由紀夫作品の中では『薔薇と海賊』は虚実の夢と純愛が詰め込まれた異色のファンタジー。
三島由紀夫自身がこの舞台を涙を流しつつ観ていたという逸話も。
演劇の力、言葉の力、濃密なせりふ劇。
この世界は何なのか、夢なのか、その愛の姿とは……圧倒的な物語の力を信じて、紐解ければと上演に挑みます。

<コメント>

霧矢大夢より
初めて三島由紀夫作品に挑戦させて頂きます。
「挑戦」という言葉が相応しい、役者としての意気込みと覚悟を感じています。
三島の言葉に翻弄され、虚実の夢に迷い込みそうになる事が想像されますが、苦しみながらどっぷり浸りたいと思います。
人との接触を遮断された日々が続き、より自分の想像力と人間力を試され、
心を柔軟に、豊かにしたいと思っていました。そんな想いを思いっきりぶつけたいです!
是非、劇場へ体感しにいらして下さい!お越しをお待ちしております。

多和田任益より
三島由紀夫さんの作品で、純愛。その世界に没頭できることが今からとても楽しみです。
演出の大河内さん、共演の皆さんも初めましての方ばかりで、
そこで生み出されること、いただけるであろうたくさんの刺激に備えて、しっかり準備したいと思います。

田村芽実より
お話をいただいた時、とても嬉しかったことを覚えています。
戯曲を拝見した時は、こんな難しい作品が自分に務まるのか。と、
不安な気持ちになりましたが、読み進めていくと同時に、作品の虜になり、
この世界の一員になりたい。演じたい。とびこみたい!と、強く強く思いました。
今回私にとっては初めての挑戦ばかりなので、この作品に、先輩方に、体当たりで挑んでいけたらと思います!

<あらすじ>
童話作家の楓阿里子邸。そこに、阿里子の童話のファンで30歳の松山帝一が訪ねてくる。帝一は、自分を童話の中の主人公・ユーカリ少年だと信じている知的障害の青年で、後見人の額間に付き添われてやってきた。楓邸は童話の世界のように仕立てられ、阿里子は19歳の娘・千恵子にも登場人物のニッケル姫の扮装をさせていた。帝一はこの家にずっと住みたいと言い出し、阿里子と帝一の夢の世界のような純愛が始まる。
千恵子は額間と出会い、押し込めてした本音があふれ出て来る。帝一の登場で、阿里子の夫の重政、その弟の重巳との館での生活にもひずみが生まれていくのだが…。

<公演概要>
unrato#8『薔薇と海賊』
日程・会場:
[東京公演]
2022年3月4日(金)~13日(日) 東京芸術劇場シアターウエスト
[大阪公演]
2022年3月25日(金)・26日(土) 茨木クリエイトセンター
出演:
霧矢大夢 多和田任益 田村芽実 須賀貴匡 鈴木裕樹
大石継太 飯田邦博 羽子田洋子 篠原初実 松平春香
スタッフ
作:三島由紀夫 演出:大河内直子 音楽:阿部海太郎
美術:石原敬 照明:大島祐夫 音響:早川毅 衣裳:前田文子
ヘアメイク:国府田圭 舞台監督:鈴木政憲 制作:村田紫音
プロデュース:田窪桜子(アイオーン)/西田知佳(ぴあ)
企画・製作:unrato 主催:アイオーン/ぴあ