「SK∞ エスケーエイト The Stage」第一部 The First Part ~熱い夜のはじまり~ 開幕!

脚本は舞台「東京リベンジャーズ」をはじめ数々の人気作品を手掛ける伊勢直弘、 総合演出に舞台「暁のヨナ」シリーズの大関真(スーパーエキセントリックシアター)と「青山オペレッタ THE STAGE」の村井雄(KPR/開幕ペナントレース)。 さらにスペシャル・スケーターとして2018年アジア競技大会1位の池慧野巨(いけ・けやき)を迎えての舞台。12月2日、開幕!

オリンピック競技にもなったスケートボード、原作はこれを題材にしたボンズ制作による日本のテレビアニメ作品。2021年1月から4月まで放送された。早速の舞台化である。
主人公・暦[レキ](木津つばさ)のモノローグで始まる。「何が幸せなのか」と自問自答。彼だけでなく、生きとしいけるものの課題。沖縄に住む高校二年生で、スケートボード大好き、それが高じてスケボーショップ「DOPE SKETCH」でバイトをしている。
舞台では二人の出会いや「S(エス)」と呼ばれるスケートボードのレースの様子、登場人物たちの関係性などが描かれる。
早々にレキとシャドウ(木内太郎)とのバトルシーン。スケートボードのレースをどうやって表現するかは、ファンならずとも注目ポイントだが、ここはマンパワー×最新技術で疾走感を!なかなかに圧巻な場面。畳み掛けるような展開、オープニングはアニメと同じ楽曲「Paradise」、バリバリの2.5次元!それから二人の出会い、ある日、学校に転校生がやってきた。名前はランガ(滝澤諒)。帰国子女のハーフ、レキと違って口数が少ない。

ランガは実は幼い頃からスノーボードをやっていた。父親が亡くなってからはスノーボードはやっていなかった。そうとは知らないレキであったが、ランガと友達関係に。「S」に参加してバトルに巻き込まれてしまう。ランガはレキのおかげでスケートボードの楽しさに気づいていく。
アニメを視聴していたなら、ストーリーは基本的にアニメと同じ。上達するランガ、中学一年生にして日本代表候補のミヤ(輝山立)がビーフを挑む。ミヤは実力があるが、それが仇となって仲間が離れて行ってしまった過去がある。

負けず嫌いだが、ふと寂しそうな表情も見せる。ダーティなトリックを使うシャドウ(木内太郎)、見た目は強面だが、次第にレキたちの優しい保護者っぽくなっていくところは性根の優しさを感じる。有名なAI書道家のチェリーブロッサム(久保田秀敏)、逞しい肉体を誇るジョー(伊万里有)、実はイタリアンシェフ、マタドール姿の愛抱夢[アダム](小波津亜廉)、神道愛之介の秘書、スネーク(石渡真修)、ダークスーツ、神道愛之介は実は愛抱夢。「S」の創設者にして、伝説のスケーター、だが、表向きは国会議員、政治一家の跡取りという設定。

一癖も二癖もあるキャラが舞台上でスケートボードバトルを!そしてレキとランガを中心とした人間模様、青春もこの作品の見どころ。スケートボードを通じてレキとランガの心理的距離は縮まっていくところは胸が熱くなったり、優しい気持ちになれたり。また、スケートボードについては博識なレキ、彼のウンチクを聞いているとスケートボードの面白さや魅力がわかってくるのも重要なポイント。また、スペシャル・スケーターの池慧野巨はじめ、サポート・スケーターたちのボードさばきにも注目したい。
第一部は全体のストーリーの序盤、年明けの第二部の熱い物語も是非とも!続きが観たいと思うのは人情、演出家は第一部は大関真、第二部は村井雄。テンポの良い展開、映像とアナログの使い分けなどのクリエイティヴワークもしっかり見ておきたい。一度に全部、ではなく、二つに分けたところにこだわりを感じる。第二部は2022年1月15日より。

全員でパチリ!

なお、ゲネプロ前に簡単な挨拶があった。主演のレキ役の木津つばさは「いよいよ今日から始まります。一丸となってやってきました。年末ですが、『SK∞ エスケーエイト The Stage』と一緒に過ごしていただければ」と挨拶。ランガ役の滝澤諒はアニメの最終話タイトルに引っ掛けて「無限の可能性を!」とコメント。そして全員で「応援、よろしくお願いいたします!」と元気よく!

<ストーリー>
深夜、沖縄にある閉鎖された廃鉱山で、関係者しか入れない「S(エス)」と呼ばれるスケートボードのレースが開催されていた。 その中では「ビーフ(決闘)」と呼ばれる、山頂から麓の廃工場まで 攻撃妨害なんでもありのレースバトルが行われ、大勢の観客が熱狂していた。
カナダから沖縄に転校してきた高校2年生のランガはスケートボードが大好きなレキにスケートボードの魅力を教わり、その成り行きで「S」に参加してバトルに巻き込まれてしまう。
ダーティなスケーター、AIスケーターなどと、裏顔のある個性あふれるスケーター達とのレースバトルの幕が上がる。

<配役>
暦(レキ):木津つばさ
ランガ:滝澤諒
MIYA:輝山立
シャドウ:木内太郎
Cherry blossom:久保田秀敏
ジョー:伊万里有
愛抱夢(アダム):小波津亜廉
菊池 忠:石渡真修 ほか

スペシャル・スケーター:池慧野巨
サポート・スケーター:佐川海斗/高萩翼 ほか

<概要>
[日程]
第一部 ■公演日程:2021年12月2日(木)~12月12日(日) 全15公演
劇場:天王洲 銀河劇場
第二部 ■公演日程:2022年1月15日(土)~1月24日(月) 全15公演
劇場:日本青年館ホール
原作:「SK∞ エスケーエイト」((C)ボンズ・内海紘子/Project SK∞)
監修:ボンズ
脚本:伊勢直弘
総合演出・第一部演出:大関真(スーパーエキセントリックシアター)
第二部演出:村井雄(KPR/開幕ペナントレース)
スペシャル・スケーター:池慧野巨
制作:ABC&SET
制作協力:S-SIZE
キャスティング:松永琴(ジラソーレ)
舞台プロデューサー:小林諸生(ABCフロンティア)
主催:「SK∞ エスケーエイト The Stage」製作委員会
公式HP: https://sk8-stage.com/
公式Twitter:@sk8_stage
アニメ公式HP:https://sk8-project.com
(C)ボンズ・内海紘子/Project SK∞ (C)Project SK∞/SK∞ The Stage製作委員会2021