アイディアファクトリー×東映アニメーション×プラス81によって2022年に発売予定のNintendo Switch/Nintendo Switch Lite専用ソフト「滄海天記」。 絆を繋ぐアドベンチャーゲーム、発売はこれからであるが、声優陣も発表され、大きな注目が集まっている。 そのメディアミックスプロジェクトの第一弾として、 舞台「滄海天記・序篇~ 天月、 闇に墜つ ~」が12月8日シアター1010で開幕した。
プロローグでカゲロウ(高崎翔太)とミナト(正木郁)の状況が描かれる。ミナトは記憶をなくしてしまい、カゲロウは閉じ込められている。そして場面変わって本能寺の変、映像で燃えてしまった本能寺が映し出される。織田信長は本能寺の変で死んだはず、と思って死体を探すも見つからない。もともと、本能寺の変についてはわからないことが多い戦国時代最大の事件。様々な説があるが、この作品もそうだが、そこを逆手にとって想像力を豊かに働かせることができる。
オープニングはスピーディ、楽曲が流れる。ゲームはこれから発売、その後は様々に展開していくということだが、そういったコンテンツの広がりを感じさせてくれるキャッチーな楽曲だ。タイトルに使われている言葉、『滄海』あおあおとした広い海。あおうなばら。勘の働く読者なら、配役を見て気がつくと思うが、村上武吉(鵜飼主水)は戦国時代から江戸時代初期の伊予国などの武将。能島村上水軍の大将だ。九鬼嘉隆(工藤大夢)は日本の戦国時代から安土桃山時代にかけての大名で九鬼水軍を率いた水軍武将、江戸時代には軍記物などで海賊大名の異称をとった。天正6(1578)年、信長から鉄張り軍艦の建造を命ぜられて見事に毛利水軍を撃破したと言われている。また毛利水軍は村上水軍を取り込んで瀬戸内海の覇権を確立させている。
天照大御神(霜月紫)はここでは語り部。天照大御神は天上世界を治め、太陽を司る、月読命(松村優)は 月を司る、または夜を統べる神、須佐之男命(縣豪紀)は厄払いの神様であり正義感も強い。そして、天照大御神、月読命、須佐之男命の関係性、カゲロウとミナトの兄弟は神に仕える巫子、二人の前に天照大御神と須佐之男命が降臨。戦国時代と古事記、その2つの要素を取り入れたアドベンチャー、カゲロウとミナトは織田信長の”正体”を知る。これがだいたいの流れ。プロジェクションマッピングを用いての舞台表現、繰り出される技。島で出会うレイジ ( 上仁樹)、カズヤ (千葉瑞己)、ナギサ (谷佳樹)、気のいい3人。”序篇”のタイトル通り、『お楽しみはこれから』、今後の『滄海天記』の展開は目が離せない。
[カゲロウ役:高崎翔太]
今回カゲロウ役を演じさせて頂きます。 高崎翔太です。
Nintendo Switchで発売されるゲーム『滄海天記』の序編です。
この舞台を見たらゲームが欲しくなると思います。
ゲームをやったら、 舞台見たくなると思います。
出掛けるのがまだまだ難しい時代です。
配信もありますので是非ご覧ください。
[ミナト役:正木郁]
新しいプロジェクトの門出となる今作で、 メインの役どころとなるミナトを演じさせていただけることをとても光栄に思います。
個性溢れる素晴らしいキャストの皆様、 そしてそれを全面的にサポートし彩ってくださる関係者の皆様と船に乗り、 お客様をお迎えにあがります。
是非、 私たちの旅に同行し、 まだ観ぬ世界への興奮を感じていただけると嬉しいです。
芝居、 殺陣、 ダンス、 様々なエンタメ要素を駆使し、 滄海天記の壮大な物語をお届けします。
[レイジ役:上仁樹]
はじめまして、 レイジ役の上仁樹です。
今回レイジとして、 舞台に立たせて頂くことになり、 ゲームと連動ということで稽古が始まる前からとても楽しみにしていました。
舞台上で、 レイジとして仲間たちと精一杯生きたいと思います!!
ぜひ楽しんで頂けたらと思います!!
[カズヤ役:千葉瑞己]
ゲームの発売に先駆けての公演ということで、 これからこの「滄海天記 」という世界が大いに盛り上がっていく様に!!座組全員で気合いを入れて臨んでいます!!
この作品にとっても、 この作品を楽しみにしてくださっている皆様にとっても、 素晴らしい船出になる公演にしたいと思います!!
どうぞよろしくお願い致します!!
[ナギサ役:谷佳樹]
皆様初めまして。
ナギサ役を演じさせて頂く谷佳樹です。
雰囲気のいい座組の中、 みんなと共に一つずつ積み上げ創りあげてきました。
滄海天記に登場するキャラクター一人一人に物語があり背負っているもの、 譲れないものがあります。
ご観劇して頂く皆様に寄り添って頂けるよう丁寧に紡いで参りたいと思います。
[ゲント役:鮎川太陽]
はじめまして、 ゲント役の鮎川太陽です。
いよいよ開幕いたします。 ゲームが発売される前の2.5次元というのは初めてで、 キャラクターの声や動き、 表情を作っていくのが新鮮でした。 個性あふれるキャラたちがたくさん登場しますので、 ぜひ楽しんでいってください。
<あらすじ>
焼け落ちた本能寺で、 織田信長の骸を探す、 明智光秀達。
しかし、 そこに骸はない。
その時、 日は陰り、 和ノ国は闇に包まれた。
一体何が起きたのか?
数ヶ月後、 本能寺の変で、 記憶を失ったミナトははるか離島へ流人として流されていた。 ミナトを受け入れる島の少年、 カズヤ、 ナギサ、 レイジ達。
天岩戸に閉じこめられたカゲロウがミナトと交信を試みるが、 遠く、 声はなかなか届かない。
カゲロウは天照大御神を呼ぶ。
かすかにつながる天照とカゲロウ。
物語は天照大御神を語り部とし、 6年前へと遡っていく。
織田信長は天下統一への道のりの最中、 第1次木津川口の戦いで村上武吉率いる水軍に大敗を喫してしまう。
宇喜多直家に連れられ行き着いた社で、 信長に力を差し伸べようとするものがいた。
信長はそのものの力を得て、 殺戮を繰り返し始める。
カゲロウとミナトの兄弟は神に仕える巫子として、 戦乱に明け暮れる世を憂いていた。
二人は魔を断つ神楽、 太刀舞の名手としても知られていた。
そんな二人の前に、 天照大御神と須佐之男命が降臨し、 現世に蘇る「屍鬼」を斬る力を授け、 二人を依代とすることにした。
旅の途中、 戦乱の和ノ国を放浪していた侠客 ゲントに出会う。
カゲロウとミナトは、 織田信長こそが第六天魔王として「屍鬼」を操っていることを知る。
そして、 信長の凶行を止めようと思っていた明智光秀と二人は出会い、 信長を倒そうとする・・・!
そこで起きた真実とは?
世界はなぜ闇に包まれてしまったのか?
カゲロウとミナトの兄弟はなぜ引き裂かれたのか?
「滄海天記」の航海がいよいよ始まる・・・!!
【公演概要】
タイトル:舞台 滄海天記・序篇~ 天月、 闇に墜つ ~
原案:滄海天記プロジェクト
脚本・演出:松多壱岱
出演:
カゲロウ ・・・ 高崎翔太
ミナト ・・・ 正木郁
レイジ ・・・ 上仁樹
カズヤ ・・・ 千葉瑞己
ナギサ ・・・ 谷佳樹
ゲント ・・・ 鮎川太陽
織田信長 ・・・ 沖野晃司
宇喜多直家 ・・・ 橘龍丸
九鬼嘉隆 ・・・ 工藤大夢
村上武吉 ・・・ 鵜飼主水
明智光秀 ・・・ 佐藤弘樹
天照大御神 ・・・ 霜月紫
月読命 ・・・ 松村優
須佐之男命 ・・・ 縣豪紀
日程 会場:2021年12月8日(水)~13日(月) シアター1010
主催:舞台「滄海天記」製作委員会
問合:suigun2021@gmail.com
公式サイト: https://soukaitenki-stage.com/
公式Twitter:@soukaistage
写真:GEKKO