猛暑、真っ盛り、夏、真っ盛り!夏と言えば・・・・・白いボール、そう野球!甲子園の季節到来!舞台「野球」は白球に青春をかけた野球大好きな若者たちの物語だが、この舞台の時代設定、今のように自由に楽しめる時代ではなかった。時は1944年、日本の敗戦が濃厚になってきた頃、しかし、人々はそんな状況とはつゆ知らず。新聞は連日、日本軍の大活躍を報道していたが、学徒出陣など、若者が次々と戦地に送られていた頃だ。この物語に登場する若者たちは出陣が決まり、最後の最後まであの白い球を追っていた、一瞬の煌めきを放ち、そして戦地に赴いていった。
この猛暑の最中の7月17日、舞台「野球」飛行機雲のホームランに出演する俳優陣、演出家、そして野球監修の桑田真澄が一堂に会し、『選手宣誓』を!
登壇したのは、安西慎太郎 、多和田秀弥、永瀬匡、小野塚勇人、松本岳、白又敦、小西成弥、伊崎龍次郎、松井勇歩、永田聖一朗 、 内藤大希 、 松田凌 。そして野球監修で高校球児でもあった桑田真澄、演出の 西田大輔。 MCは出演もする村田洋二郎。
キャストは皆、既に球児の扮装で登壇、ユニフォーム姿、まさに夏!といった雰囲気。稽古も佳境に入っているようで安西慎太郎は「一丸となって作っています。一生心に残る作品を、時代背景もそうですが、本気で汗かいて、本気で疲れて・・・・・全力でプレーしていきたいです」と挨拶。多和田秀弥の役は安西慎太郎が演じる役の幼馴染という設定だそう。こういった友情もストーリーの軸になりそう。永瀬匡は「全力で、球場にいるつもりで!」とコメント。小野塚勇人は「熱い青春を見ていただけたら」と言い、松本岳も「精一杯!」、白又敦も「全力で汗かいて」小西成弥は「熱い作品に!」とコメントしたが、そう言ったコメント自体、既に『球児』感いっぱい!伊崎龍次郎は「観終わった後に『野球っていいよな〜』と思っていただけたら」とコメント。松井勇歩も「感動していただけるものに!」、永田聖一朗は「心強い人たちと一緒で!」とコメント。内藤大希は東京公演の前半に出演、松田凌は「野球を通じて何か平成最後の夏に忘れたくないものを届けたいと思っています」と語るが、来年は年号が変わる。この物語の時代設定は1944年、昭和19年、日本の敗戦が濃厚になってきた時代、遠くなりつつある激動の昭和、一球、一球に込めた球児たちの思いが作品に凝縮されている様子。
監修の桑田真澄は「西田さんの熱い思いと・・・・・・野球の歴史を勉強して何かやれることがあるんじゃないかと」と言い、俳優陣と実際に野球もしたそうで「俳優の皆さんが熱い!」とキャストの熱量に感動した様子。「今年は100回目の甲子園ですが、高校球児に負けない熱さ」と絶賛。「僕も負けない気持ちで!皆さんの熱いものが!いいものが上がっていくと思います」と太鼓判を押した。演出の西田大輔は「本当の野球を目指している俳優たちと稽古しています」とコメント。リアルタイムで桑田真澄の活躍を見ている西田大輔の野球に対する並々ならぬ熱量、そして俳優陣の頑張り。桑田真澄は「キャッチボールから始まり、バッティング、すべてにおいて特訓しました」と野球指導について言及。「たった2日目で、こんなに短期間でできるようになって!初日にはプロに負けないくらいになっていると思います」と俳優陣の野球センスの良さをコメント。レジェンド・桑田真澄が言うなら!安西慎太郎は「うまくなりたい、っていうのは大事ですが、『野球、好きだな』、好きになるところが大事」と語る。そして「桑田さんは野球を愛しながら教えてくださったのが印象的でした」とコメント。それに対して桑田真澄は「グランドでの野球、舞台上での野球は違いますが、また通して見てないのでワクワクしています」といい、「野球を通じて感じ取れるものを」とコメントし「細かいところを見てほしい」とPR。野球の持つスピリット、そこは今回の舞台の見どころとなりそうだ。また実際に野球経験のある安西慎太郎は「肘を壊して辞めたんですが、やっぱ楽しい、難しい!一人でできないスポーツ」とコメント。永田聖一朗も「久々にやった」とちょっぴり嬉しそう。永瀬匡も「舞台が野球場になると思います」とコメントしたが、セットだけでなく俳優陣がリアルな球児になってこそ!松井勇歩も「小学生で野球に出会いました。みんなで野球がしたい、グランドに行きたいなって思いました」とこちらも嬉しそう。
最後に安西慎太郎が選手宣誓「全力でプレーすることを誓います!」ともちろん、マイクなしで宣誓。元気いっぱいの会見は無事に終了した。
【概要】
舞台 「野球」 飛行機雲のホームラン ~ Homerun of Contrail
出演: 安西慎太郎/多和田秀弥 永瀬匡 小野塚勇人 松本岳 白又敦 小西成弥 伊崎龍次郎 松井勇歩 永田聖一朗 林田航平 村田洋二郎 田中良子/松田凌(友情出演・Wキャスト)/藤木孝
※松田凌の出演は8月1日(水)~5日(日)の東京公演と25( 日)・26日(日)大阪公演となります。
公演日程:
東京:2018年7月27日(金)~8月5日(日) サンシャイン劇場
大阪:2018年8月25日(土)~8月26日(日) 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
※アフタートーク開催決定!詳細は公式HPにてチェック!
作・演出:西田大輔
野球監修:桑田真澄
音楽:笹川美和 (cutting edge)
企画制作: エイベックス・エンタテインメント/Office ENDLESS
主催:舞台「野球」製作委員会
公式サイト: http://www.homerun-contrail.com
公式twitter: @Contrail_St
文:Hiromi Koh