劇団おぼんろ第20回本公演「パダラマ・ジュグラマ」の再上演が決定。2022年2月13日より「Mixalive TOKYO(ミクサライブ東京)」内「Theater Mixa」にて。
劇団おぼんろ、最多数の客演を迎えての公演に挑戦!
物語は普遍的であるというメッセージを体現すべく、単なるダブルキャストではなく、役柄固定のミックスキャストでの公演に挑戦。見るたびに異なる組み合わせで紡ぎ出される物語は参加者たちにどう写るのか。おぼんろ史上最大の動員数を記録した「パダラマ・ジュグラマ」待望の再演。
<劇団おぼんろとは>
劇団おぼんろは大人のための寓話を紡ぎ出すことを特徴とし、その普遍性の高い物語と独特な舞台演出技法によって注目を集めてきた。主宰の末原拓馬の路上独り芝居に端を発し、現在は4000人近くの動員力を持つ劇団に成長。抽象舞台を巧みに用いるおぼんろは廃工場や屋形船、オリジナルの特設テントなど様々な場所でも公演を行い、どんな場所でもまるで絵本の中に潜り込んだようなエンターテインメントを紡ぎ出してきた。語り部の息遣いが聞こえ、温度さえも伝わる迫力に参加者(観客)は胸を高鳴らせ、日常を忘れて物語の世界に浸る。2019年にはサーカスパフォーマンスとの融合にも挑戦し、老若男女、国内外の観客から絶大なる人気を誇る。
<前回公演より>
<パダラマ・ジュグラマあらすじ>
何もかもがうまくいかない世界がありました。すべてのことは右肩下がり、良かったものは悪くなる、大切な物に手を伸ばしても届きもしない、何も願わず、他人のことは考えない。大切なのはそういうこと。その世界では、環境汚染のため、自然界に食べられるものはなく、誰もがいつだってお腹を空かしています。
ある日、他人のことなど知らぬ存ぜぬの邪な心を持ったトシリモという名前のキツネが、仲間と共にカイダムと呼ばれるニワトリ工場に盗みに入ります。
しかし、なんということでしょう。忍び込んだカイダムの中の様子は彼らが想像だにしなかった恐ろしい残酷な場所だったのです。数多くのニワトリたちが運命に絶望する地獄のような世界の中で、キツネたちは、一羽のヒヨコ、タックに出会います。タックはどういうわけか自らの運命をまったく知らず、キツネたちに心底懐いてしまうのでした。そして、トシリモが自らの都合のために話した根も葉もない嘘をまるっきり信じ切ってしまったことから、この物語は思わぬ方向へと動き始めます。
生き延びるためにメンドリのフリをしているオンドリのリンリン、弟を救うために葛藤しながらも盗みを働こうとするキツネのメグメ、ニワトリたちを管理するカイダムの工場長ジュンバ。2匹と2羽と1人の運命と決断が、複雑に絡み合って起こった、ひとつの小さな奇跡。おぼんろ が全身全霊をかけて紡ぎ出す、切なく美しい物語。
<末原拓馬コメント>
物語は世界を変えると信じ続けて、たくさんの物語を生み出してきました。実際に世界に触れていくために、僕らはひとつの物語を繰り返し繰り返し紡ぎ続けていく必要があると考えます。初演時、僕らは僕らのために公演をしていました。これから、もっと広い世界を巻き込んでいくための挑戦をしたいです。変わり続けてでも信念を貫くという覚悟を、いつまでも変えないつもりです。お会いできること、心待ちにしております。
<出演者コメント>
[トシリモ役・富田翔]
末原拓馬とは、十数年前に彼の演出で舞台をやらせてもらいました。
そのときのことは今でも印象深く覚えています。
そこから時を経て、今度は彼の描く世界の中に生きられることが非常に楽しみです。
[トシリモ役・八神蓮]
この舞台の台本を見て、当たり前に対して疑問を持つ事の難しさや、当たり前に対して疑問を持つ事の大切さを知りました。人間だから色々なモノを食べます。植物も動物も当たり前の様に食べてきました。今回の物語の中に養鶏場の鶏が出てきます。人間が食べるために育てられている鶏です。動物たちの目線で、様々な事に疑問を持ち、観ている人間にも何かヒントを与えてくれるそんな舞台になりそうです。想いの詰まった舞台をお届けしたいです。
[リンリン役:塩崎こうせい]
塩崎こうせいです。前作の公演に引き続きおぼんろさんには2回目の出演となります。あまり外部の役者さんを使わず、劇団メンバーのみの純度の高い作品が多い中で、連続で出演する機会をいただきまして嬉しい限りです。あのワクワクする空間を一つずつ積み上げる日々がまた始まります。1人では到達できない場所に辿り着きたいと思います。よろしくお願い致します。
[メグメ役:岩田華怜]
今回初めておぼんろさんの作品に出演させて頂くことになりました、岩田華怜です。
主宰の末原さんともお話をさせて頂き、この「パダラマ・ジュグラマ」の世界観に一気に引き込まれました。
今この時代だからこそ、沢山の方の心に届く作品になるのではないかと思います。
座組では最年少と言うことで、周りの皆さんから沢山吸収して発散したいと思います。
思い切り楽しみます!
[ジュンバ役:登坂淳一]
新たな挑戦に踏み出して4年。いろいろ発見があります。でも舞台は想像もしていませんでした。今回オファーを頂き、おぼんろの紡ぐ世界を観て、参加してみたいと感じました。
オールドルーキーにもご期待ください。
<公演概要>
劇団おぼんろ 第20回本公演
『パダラマ・ジュグラマ』
【作・演出】末原拓馬
2022年2月13日(日)~2月20日(日) 全14ステージ
Mixalive TOKYO Theater Mixa
[出演]
タック役:末原拓馬(劇団員)
トシリモ役:富田翔/八神蓮
リンリン役:高橋倫平(劇団員)/塩崎こうせい
メグメ役:わかばやしめぐみ(劇団員)/岩田華怜
ジュンバ役:さひがしジュンペイ(劇団員)/登坂淳一
※役柄固定のミックスキャストで公演。
キャスト出演スケジュールは後日発表。
おぼんろ公式サイト: https://www.obonro-web.com
おぼんろ公式Twitter:@obonro_new
公演に関するお問い合わせ: おぼんろ制作部 obonro.info@gmail.com
劇場に関するお問い合わせ:https://www.mixalivetokyo.com/
主催:劇団おぼんろ/株式会社講談社/株式会社ホリプロインターナショナル