劇団プレステージ第17回本公演 「Have a good time?」3月上演

劇団プレステージ、約1年半ぶりの本公演を上演!世の中をエンタメで盛り上げていきたい!と、満を辞して上演するのは劇団の代表作の一つである「Have a good time?」。第 10 回は紀伊國屋サザンシアター、森ノ宮ピロティホールにて上演。 第 4 回初演は脚本の福島カツシゲ演出、 第 10 回再演は、ほさかようが脚色と演出を担当。全く 人気のないアイドルが、破天荒なマネージャーと共に夢に向かって突き進むストーリーを、オリジ ナルの楽曲歌唱とダンスパフォーマンスで魅せていく本作品は 2012 年の初演では上演後、当日券を求め長蛇の列となり、2015 年の再演では劇団初の大阪公演、最大キャパの東京公演と、劇団のターニングポイントにはこの作品を上演してきた。

今回、演出には、テアトル・エコー所属、オフィス★怪人社代表でもある、IKKAN、さらに劇団史上初の“客演”の方を迎える。多数の映像・舞台作品に出演経験のある 山本裕典、アニメ「錆色のアーマ」アゲハ役で声優としても活躍中の神里優希、「Rookies」等多くの舞台で活躍中の須賀京介、俳優・声優として 活躍中の森ノたまみ、そしてこの作品の産みの親である脚本の福島カツシゲの5名。

<演出:IKKANより>
脚本の福島カツシゲさんとは20年以上前にお笑いライブで出会った。当時『スーパーボキャブラ天国』というテレビ番組でアイドル芸人時代の到来の中、少しお兄さん の福島さんはCOLORSという芸人トリオを組んでいた。僕は福島さんたちが司会を務めるお笑いライブで初ステージを踏んだ。『怪人社』というコンビ名だった。 初ライブで運良く優勝をした僕は、演劇と並行してお笑い芸人活動を始めた。その後NHKで『爆笑オンエアバトル』のヒットで、お笑いライブは盛り上がり、同世代の芸人 とともに僕らはブームのおかげで人気になっていった。 その頃、兄貴分であった福島先輩のCOLORSはいつしか居なくなっていた。それから福島先輩は演劇の世界に戻っ ていかれたが、お笑いでは名前を見かけなくなっていた。 今回この芝居の脚本を読ませていただき、初演からのVTRを見た時に、この話は福島さんにとってのCOLORSの話だったり、劇団プレステージの創世記の苦悩を描いたドキュメンタリーなんだなと胸熱になりました。プロデューサーとともに育っていく過程も、人ごととは思えないエピソードの数々で。僕自身も、鉄拳や桜塚やっくんとの出会い、 そして別れ。プロデューサー目線として読むと、また別の意味で苦しく切ないものでありました。
さて、人ごととは思えないこの芝居は、ご観劇いただくお客様にとってもやはり人ごととは思えない作品になるのではないかと思います。 劇団プレステージも今年が勝負の 時なのではないか、僕は勝手にそう感じています。初演、そして再演、そして客演を交えた再再演。今回のこの芝居は、劇団プレステージにとって、壮大なドキュメンタリー になるはずです。

<脚本・出演:福島カツシゲより>
劇団プレステージとの関わりのスタートは、演出からでした。そして最初に脚本(演出も)を担当したのが【Have a good time?】でした。あれ? そうやったよね?で、今回は出演です。脚本もちょこちょこと直してますが、よくある「あの時とは全く違ったエンディングが存在した!」みたいなのはない です。それでも面白い作品だと思ってます。再演の映像を見たんですけど、面白かったです。再演の演出は、ほさかようさんだったのですが、すごく整理 整頓して見やすくなってたと思います。さぁ IKKAN 君(だいぶ前からの知り合いなので、偉そうに君付けです)は、どんな風に料理してくれるのでしょ うか?この脚本と、そして役者・福島カツシゲを。楽しみです。

<出演:山本裕典より>
第17回公演というずっとやり続けている、劇団プレステージの舞台に客演として出させていただくということで、劇団の世界観などを壊さ ないように、そして新たな風をプレステージさんに巻き起こせるように、頑張っていきたいと思いますし、プレステージさんの長年のファンの 皆様に満足してもらえるようなお芝居をお届けできたらなと思っております。一生懸命頑張りますのでよろしくお願い致します!

<あらすじ>
B級アイドルにもなれなかった、5人組のC級アイドル『東京オードル』はデビューして10年になる。 メンバー全員が30歳を過ぎて方向性を完全に見失っていた。
10年間で何度も名前を変えてデビューを繰り返してきた『東京オードル』だが、そもそも『東京オードル』も5度目、いや6度目の名前であ り、ネット上で は、「今度はどんな名前でデビューするのか」や「出世魚アイドルのファイナルネームは?」というスレッドまで立っている。メン バー全員が、そろそろ潮時だと考えていた頃、彼らと苦楽を共にしてきた事務所の社長兼マネージャー柴田の「みんな喜べ、今回は大丈 夫だ。俺を信じろ! これは最後の賭けだ!」という毎度お決まりのセリフに乗せられ7度目の“最後の賭け”に出る。

<概要>
公演日程:2022年3月2日〜3月7日  (全8公演)
会場:シアター・アルファ東京
脚本:福島カツシゲ
演出: IKKAN
出演:山本裕典、神里優希、須賀京介、福島カツシゲ、森ノたまみ
〈劇団プレステージ〉岩田玲、加藤潤一、株元英彰、向野章太郎、坂田直貴、秀光、髙頭祐樹、長尾卓也、ZU
公式 HP https://gekipre.wordpress.com
公式 Twitter https://twitter.com/GEKIDANprestage
主催・制作:劇団プレステージ