東京・新宿駅から京王線で15分の街 調布は、昭和の初期より映画撮影所が開設され、令和の今日でも映像産業の集積地であり、「映画のまち調布 シネマフェスティバル」と題された映画祭が毎年開催されている。
2月11日から今年の映画祭がスタートするが、調布で生まれ育った映画イラストレーター 宮崎祐治の展覧会が開催される。
学生時代から40年以上にわたって、国内外の俳優陣の似顔絵や映画のワンシーンの特徴を捉え、独特の感性でデフォルメした味のあるタッチで「キネマ旬報」や「東京映画地図」「鎌倉映画地図」を描き続けている。
この展覧会では、調布で撮影された映画をまとめ刊行される「調布映画地図」の描き下ろしイラストをはじめ、今まで映画雑誌に掲載した 挿絵や洋画・邦画の名作のイラストなど約120点が展示される。
宮崎による調布映画地図を、地域ごとに展示ディレクター経験を活かして作られた、各ロケ地と映画のかかわりを丹念に調査してまとめた「映画地図」シリーズ。今回は、調布を7つのブロックに分けて、昭和・平成・令和で公開された映画のロケ地をイラストとともに紹介します。
調布のスタジオでも撮影された『平成ガメラシリーズ』の金子修介監督がトークショーに登場!
高校の同級生である金子修介監督がトークにゲスト登場し「映画のまち調布」についての語り合いも注目だ。
開催に寄せて
深大寺でカブトムシを採り、多摩川でクチボソを釣る少年時代、調布の町をよくふらついた。映画ファンになって、新宿や池袋に出て名画座に通うようになり、東京の町をうろつくようになった。さらに映画熱が高まり、古い日本映画を追いかけた。そうこうするうちにキネマ旬報で「東京映画地図」という連載を始め、調布市立中央図書館で調べ物をすることが多くなった。映画の本・資料はどこの図書館より充実していると思う。その縁で「調布映画地図展」へとつながりました。
宮崎祐治 プロフィール
1955年東京都調布市生まれ。武蔵野美術大学デザイン科卒。在学中から、映画のイラストレーションを『キネマ旬報』や旧・文芸坐などで描く。ディレクターとして CMの企画・演出、『世界の車窓から』などのテレビ番組の演出をする傍ら、映画のイラストレーターを続ける。2016年日本映画ペ ンクラブ奨励賞受賞。2019年国立映画アーカイブで展覧会「映画イラスト レーター宮崎祐治の仕事」が催された。著書に『東京映画地図』(キネマ旬 報社・2016年)『鎌倉映画地図』(鎌倉市川喜多映画記念館・2017年)など。
開催日時:2022年2月11日(金) 〜 3月27日(日) 10:00~18:00
※会期中の休館日:2月19日(土)~22日(火)
会場:調布市文化会館たづくり展示室
料金:無料
アーティストトーク 宮崎祐治×金子修介監督
宮崎祐治と学生時代の同級生である金子修介監督をゲストに迎え、映画のまち調布について語ります。
日時会場:2月13日(日)14:00~15:30 調布市文化会館たづくり12階 大会議場
定員:先着100人(事前申込制)
受付日:
ちょうふアートプラス会員 1/12(水)9:00
一般 1/14(金)9:00
申込方法:
<電話> 042-441-6150(受付時間9:00~21:30)
<インターネット>Peatix(外部ページ)から申込み
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イベント情報ページ https://www.chofu-culture-community.org/events/archives/7691
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