金滿里の5作目となるソロ作品『漆黒の赤』。前作『寿ぎの宇宙』(2013年)から9年、いよいよ新たなソロ作品へと挑戦する。
金の追求する身体表現は、身体の奥にある精神性を抽象的に表現しようとしてきたが、本作では、破壊の方向に向かい続ける人類の未来が、その破壊に行ききった時、行き着く先に再 び立ち上がるものがあるのではないか…ということを、その身体で探りたいと金は願う。
アフリカの大地溝帯や火山の中に力強い命の根源を見出しながら、それと呼応する蠢く想念のようなものが女の身体の中にすでにあるのだという確信が形となって、まさにこの舞台の上に立ち現れていくことになるであろう。
<作品について>
死を意味する暗黒は恐怖なのか安らぎなのか。
その中から生まれ出る原始の生命が蠢く何か、を探りに行く。
人類創造の元の元へと辿る意思の萌芽を、金の身体一つで表現する、
全ての極小にして壮大さを孕む未知なる新たな旅立ちに向かう作品。
<概要>
金滿里ソロ公演・アイホール提携公演 漆黒の赤
作・演出・芸術監督 金滿里
書 華雪
演奏 蝦名宇摩(津軽三味線)
公演日時 2022 年
3 月 11 日(金)19:30★
3 月 12 日(土)14:00 / 18:30 3 月 13 日(日)13:00
※受付開始は開演 60 分前、開場は開演 30 分前 ★の回は終演後アフタートークを行います。
平田オリザ(劇作家・芸術文化観光専門職大学学長)×金滿里
会場:AI・HALL 伊丹市立演劇ホール
[Staff]
舞台監督 河村都(華裏)
照明 三浦あさ子
音響 佐藤武紀
メイク 倉橋かおり
宣伝美術 東學(188)
助成 芸術文化振興基金
提携 伊丹市立演劇ホール
主催 劇団態変
公式HP:http://taihen.o.oo7.jp/upcoming.html