香港スケッチ・ワールドプレミア音楽ライブ、香港×日本×新作ミュージカル、本公演オリジナルキャストによる、ワールドプレミア・トライアウト公演!
香港と日本在住の舞台人がコロナ渦中にリモートで協創したオリジナルミュージカル『香港スケッチ』の本公演東京キャストが、7月本公演前に有観客・配信音楽ライブを行う。文化の違いや言葉の壁を乗り越えて今もなお成長中のミュージカルの創作過程や、リモートでの国際交流、またコロナ禍における演劇活動の一つの方法として、今の『香港スケッチ』の姿を音楽を通して皆さまに。たった一度の特別な公演。
『香港スケッチ』は演劇作品。香港と日本在住の舞台人がコロナ渦で行動に制限がある中、リモートで協創してきました。広い視野を持ちながら芸術活動を行うため、また新作の世界観を広げるために、様々なバックグラウンドをもつ舞台人を香港と日本から募り創作を行ってきたが、演劇にとって非常に大事な「お客様に観ていただく」場を作ることがコロナ禍で厳しい状況が続いている状況、ダンスインプロ公演(2021年12月)、ミュージックビデオの作成、「Afternoon tea」配信ライブ(2021年12月)等、できることを行っていく。
【あらすじ】
2022年、香港 ―――。香港で生まれ育った三人の若者。貧しい若者、叉焼仔(チャーシューザイ)は毎日をひたすら生きている。幼なじみの移民の女性に恋心を抱きつつも、素直になれず、合えば口喧嘩ばかり。そんな折、父親の事業を継承したイギリスからオーウェンが香港に戻って来る。オーウェンは二人にとって幼なじみだが、香港で有名なホ一家の跡取りでもある。彼が戻って来た理由は―――。
世界的に自分たちのコントロールが及ばない状況の中、若者たちは「今」をなぜ、生きるのか、どう、生きるのか。手を伸ばしもがきつづける。あの日の夕焼けを探して……。
本作品は杉並区とパートナーシップ協定を結ぶ日本劇作家協会が、会員応募作品より座・高円寺に推薦する「日本劇作家協会プログラム」に選出されました。
<本公演概要>
『音楽劇・香港スケッチ』
公演期間:2022年7月6日(水)~7月10日(土)
会場:座・高円寺
チケット発売は4月予定
主催 香港スケッチ実行委員会
詳細は、作品だけでなく香港の文化や広東語まで学べるホームページから
⇒ https://www.hongkongsketches.com/
演出 坂口阿紀(さかぐちあき)
あなたのまちの夕焼けは何色ですか?
日本人に夕焼けの色を聞くと大抵の人が同じ答えでしょう。「オレンジ」「橙」なんせ「夕焼け色」なんて言い方もするくらい、同じ色を想像しています。けれど、香港では、ぜんぜん色が違う。もっと黄色の夕焼けもあれば、紫、ブルー、ピンクの日もある。この物語は香港だけの話ではなく、私たちの話でもあると思っています。たくさんの人に観ていただき、この作品が化物のように成長することを願っています。
音楽監督 羅健邦(ポン・ロー)
香港と日本の舞台人でリモートでミュージカルを作るという試みは、テクノロジーのおかげで驚くほどきちんとできています。演出家の阿紀ともリモートで創作や楽曲についての議論を重ねているのに、まだ実際に一度も会ったことがない、というのが信じられません。コロナが終わり、早く日本のスタッフとキャストに会えるよう願っています。
藤森裕美(ふじもりゆうび)
作品を創造する時、たくさんの能力が集まった方が、より深いものになる…。何度も、何年も、試行錯誤とワークショップを繰り返し、トライアウトし、本番に向かう。そんな贅沢な創造現場は、日本ではなかなかありません…。
今回は香港在住のプロデューサー。台本を本役キャストでリーディングしてから、書き直し、またリーディングして、台本も音楽を推敲を重ねてきている。香港と日本、リモートで!
世の中は変わりました。これからは創造者のブレーンが集結した作品が多くなることを期待しています。香港スケッチは、ブレーンの集結!どうぞご期待ください。
明羽美姫(あきはみき)
香港にはどんなイメージがあるでしょうか。
私にとっては、子どもの頃大好きだったアクション映画、それくらい。声をかけてくださった緒方さんの「香港と日本の俳優で作品を創りたい」という熱意に、「すごい!面白そう!やりたい!」と即答しました。同時に、私は香港のことを知らなさすぎるのではないかと不安を感じたことも事実です。持っている背景が違う私たちのコミュニケーションそのものが大切な時間だ、というリーディングでの緒方さんの言葉に、自然体でいて良いんだと感じ、スーッと力が抜けていきました。私たち俳優が、本音でぶつかる、熱くエネルギッシュな空間を楽しみにしていてください。
<公演概要>
『香港スケッチ・ワールドプレミア音楽ライブ』
公演期間:2022年3月5日(土) 13:30 開場/14:00 開演
※ 配信あり。
会場:APIA40
出演:
釈人
藤森裕美(イッツフォーリーズ)
明羽美姫(イッツフォーリーズ)
梅沢鮎実
岡山玲奈(劇団SET)
仁木祥太郎(テアトル・エコー放送映画部)
司会:坂口阿紀
ピアノ演奏:小澤時史
[スタッフ]
構成・演出: 坂口阿紀
演出助手: 本藤起久子
編曲: 羅健邦、小澤時史
音響: マツダトモコ(キャンビット)
インターネット広報: インディー・チャン(文学座)
プロデューサー・音楽: 緒方桃子
主催: 香港スケッチ実行委員会
公式ホームページ
https://www.hongkongsketches.com/
公式Twitter
(@HKSketches)
https://twitter.com/HKSketches