主演男優賞に小野賢章、主演女優賞は緒方恵美!第十六回 声優アワード!

本日、3月5日、第16回声優アワードの発表番組の生放送が行われた。
先にシナジー賞、キッズファミリー賞、功労賞は発表されているが、それ以外の賞はここで発表された。
主演男優賞に小野賢章、主演女優賞は緒方 恵美が受賞。 どちらも初となる。なお、時節柄、受賞者全員は登壇できず、小野賢章、緒方恵美、立木 文彦、小松 未可子、高橋 李依が登壇。それ以外の受賞者はVTRによるコメントとなった。MCは文化放送のアナウンサーの長谷川太、松井佐祐里。オープニング映像が流れ、MCが開催の挨拶。それから新人男優賞から順番に受賞のコメントがVTRで流れたが、皆、感謝の気持ちを述べた。川島は「デビューして8年、長かった!」と率直な感想を。赤尾は「いつもキャラクターがそばにいてくれた」とコメント。また、受賞者全員が「まさか、自分が」と受賞の一報を聞いた時の感想を。MCのトークを挟みつつ、終盤で助演男優賞、助演女優賞を受賞した声優陣が挨拶。

小野賢章「小さい時からお芝居するのが大好きでした。ずっと好きなことに没頭してました。悔しい思いをしたこともあります。大切なことは全て作品の中にあります。この賞に恥じないようにひたむきに、謙虚に、声優・アニメ業界が盛り上がっていきますように」

緒方 恵美「碇シンジを演じて26年、この個人の賞より、シナジー賞の方が嬉しい。本当に現場は過酷でした。(受賞を聞いて)『私でいいんですか?』『女優賞でいいんですか?』と。7割が少年役です。男とか女とかどうでもいいです…声優はキャラクターの半分しか動かしてません。デビューは妖怪の役(笑)、(作品に携わった全ての)皆さんに差し上げたい!(と言ってトロフィーを掲げた)」

小野賢章は4歳より芸能活動を開始しているが、小学5年生から中学1年生まで劇団四季の『ライオン・キング』にヤングシンバとして出演、12歳から10年間、映画「ハリー・ポッターシリーズ」の日本語吹き替えで主人公・ハリー・ポッター役を担い、そこから声優活動を。また、テレビアニメ『黒子のバスケ』の黒子テツヤ役を演じ、舞台版でも同役を演じた。声優活動のみならず、舞台、テレビドラマなど幅広く活動中。人気シリーズ「鬼滅の刃」や2021年には「NIGHT HEAD 2041」の黒木ユウヤ役、「僕のヒーローアカデミア」の白雲朧役で存在感を示した。

緒方 恵美は長いキャリアの持ち主。2013年に、第7回声優アワード「高橋和枝賞」を受賞している。声優業界で初めて高校生以上の男子に声を当てた女性声優、新世紀エヴァンゲリオン(1995年〜1996年)碇シンジ役でよく知られているが、今回はまさに!碇シンジ役での長年の功績が認められた。

助演男優賞

立木 文彦「高校時代から声優を目指して上京してきました。父親(碇シンジの父・ゲンドウ)という部分での受賞…声は無限大!」

中村 悠一(ビデオメッセージ)「今年は芝居への取り組みが難しかった。作品はいかに多くの人たちで作られているか…皆様、ありがとうございます」

助演女優賞

小松 未可子「人生初トロフィー!ここ文化放送では楽しくお仕事せていただきました。御恩を忘れずに!」

高橋 李依「第10回の声優アワードで新人賞を、そこから第16回で。継続することを目標に!」

主演男優賞、主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞以外の受賞者は以下の通り。

また、富山敬賞を受賞した鈴村健一が「冨山さんにお会いしたかった」としみじみ。「銀河英雄伝説」のヤン役の声を引き継いだ鈴村、ビデオメッセージでしみじみ語っていたのが印象的であった。また、インフルエンサー賞の関智一はビデオメッセージで、ガッチリ番組PRを!

新人男優賞:市川 蒼、川島 零士、佐藤 元。
新人女優賞:相川 奏多、赤尾 ひかる、稗田 寧々、矢野 妃菜喜
歌唱賞:斉藤 壮馬
パーソナリティ賞:櫻井 孝宏
外国映画・ドラマ賞:楠 大典、東條 加那子
ゲーム賞:ウマ娘 プリティダービー
インフルエンサー賞:関智一
富山敬賞:鈴村 健一
高橋和枝賞:岩男 潤子
キッズファミリー賞:津久井 教生
功労賞:麻上 洋子(一龍斎 春水)、池水 通洋
MVS 下野紘
特別賞 竜とそばかすの姫
※今回は、特別功労賞に代えて、本年度ご逝去された声優を顕彰。多くの名前が読み上げられた
シナジー賞:「エヴァンゲリオン」シリーズ

主催:声優アワード実行委員会