
日本最大規模の中高生声優コンテスト「声優魂」が11月16日、東京豊島区池袋エリアで開催される。この「声優魂」エントリーに向けて声優アニメソングコースを持つ洗足学園音楽大学では、アニメの音声収録スタジオと同水準の施設で、声優やアニメの音響プロデューサーの指導を受けながら、エントリー用のセリフやナレーションの音源制作ができる⟪声優魂への道@洗足ラウンド⟫が開催された。
2013年に始まった「声優魂」は、10回を超える大会出場者から、川井田夏海、首藤志奈、集貝はな、山田美鈴、久住琳などの声優を輩出している⟪声優甲子園⟫的なコンテスト。
昨年の「声優魂」では、この洗足ラウンドからエントリーした参加者が全国大会最優秀賞に輝いている。
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今年の「声優魂への道@洗足ラウンド」の開催は、8月7日・9月14日に洗足学園音楽大学(神奈川県 川崎市)内のプロ仕様の収録スタジオで実施された。参加費は無料、全国の中学生・高校生が参加可能なので、声優のプロの指導も受けられる機会でもあるので、声優を志す中高生にはまたとない機会となった。
9月14日の第2ラウンドには10名を超す中学1年から高校3年の中高生が参加。愛知県、長野県からの参加者もいた。セリフなどの収録前に、当日、指導に声優魂の審査員でもあり、数々のアニメ作品などの音響制作に携わっている西名武プロデューサーによる特別セミナーが開かれた。セミナー後半では、中高生とは思えないほどの、熱心な質問が次々に参加者から飛び出し、西名プロデューサーも、参加者の意識の高さに驚くほどだった。
続けて、参加者ひとりひとり、スタジオで収録が行われた。まずはリハーサルで。自己紹介、セリフ、ナレーション。西名からリハーサルでの演技を聞いて丁寧なアドバイスがなされ、本番収録となる。参加者の中には全国大会レベルの演技を見せる参加者もいた。今回の収録素材は、そのまま「声優魂」へのエントリー審査への音源なる。今日の参加者から、夢を掴む若者が誕生することを期待させるイベントとなった。
「声優魂への道@洗足ラウンド」概要
ファーストステージ:8月7日 開催。「一次審査課題」を発表し、参加者全員のパフォーマンスに対して、国際声優育成協会の菖蒲剛智と声優アニメソングコースの逢坂力から、講評・アドバイス。

セカンドステージ:9月14日 開催。アニメや外国ドラマのアフレコなどを行う音響制作会社「HALF H・P STUDIO」のプロデューサー西名武による収録やアフレコについての講義、大学内のプロ仕様アフレコスタジオで、参加者の「一次審査課題」の録音データを高品質に制作し、大学が声優魂大会に提出までを担う。
収録の様子