2018年に日本人キャストで初演が行われ大盛況と話題になったミュージカル『メリー・ポピンズ』が、3月31日より東京・東急シアターオーブにて再演。本作は、1964年にウォルト・ディズニーが映画化しアカデミー賞5部門を受賞した映画『メリー・ポピンズ』の原作でもある、パメラ・トラバースの小説を基に、『ライオン・キング』『アラジン』など数々のディズニーミュージカルを生み出したトーマス・シューマーカーと、『オペラ座の怪人』『CATS』『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン』といった日本でも大人気のミュージカルを生み出したプロデューサー、サー・キャメロン・マッキントッシュの手により 2004年にミュージカル化した超大作ミュージカル。オリヴィエ賞9部門ノミネート、トニー賞7部門ノミネート。初演の好評を受けての再演、24日よりプレビュー公演が始まり、連日、大盛り上がりとなっている。また、撮影OKの時間もあるので、スマホは充電を忘れずに。また、終演後にトークイベントが用意されている回もあるのでスケジュールをチェックしたい
なお、この日の100回公演に先駆けて撮影会が行われた。披露されたのは以下の場面。
1)「最高のホリディ」（Jolly Holiday）
大人たちのいうことを聞かない子供たちに対してメリーはなんでも「ゲーム」に変えることでやりたくないことも楽しくなることを教えてくれる。灰色がかった公園の散歩は子供たちにとってとても退屈。メリーに連れられていつもの公園にやってきた子供たちは絵描きのバートと出会って素敵な体験をすることに。地味で灰色の公園がパーっと明るくなり、皆が踊り出すところはウキウキするシーン、明るいナンバー。
メリー・ポピンズ役：笹本玲奈、バート役：大貫勇輔、
ジェーン・バンクス役：弘山真菜、マイケル・バンクス役：田中誠人、フルカンパニー
2)「お砂糖ひとさじで」（A Spoonful of Sugar）
バンクス家の使用人・ロバートソン・アイがみんなの役に立ちたいあまり、張り切ったものの、子供たちに罵られて焦って大失敗。母親のウィニフレッドは苦い薬でお仕置きしないと、と言われるも、メリーは「子供たちとキッチンを片付けます」と間に入り、子供たちに「ひと匙の薬」を飲ませると…「難しい仕事もゲームに変えると楽しくなる」とメリー。気絶しているロバートソン・アイにも奇跡が！このロバートソン・アイに奇跡が起こった瞬間は見どころ。
メリー・ポピンズ役：濱田めぐみ、ウィニフレッド役：知念里奈、ミセス・ブリル役：浦嶋りんこ、
ロバートソン・アイ役：内藤大希、ジェーン・バンクス役：西光里咲、マイケル・バンクス役：井伊 巧
3)「チム・チム・チェリー（リプライズ）」（Chim Chim Cher-ee (Reprise)）
１幕ラスト「風向きが変わった」と言ってメリーはバンクス家を出ていく。子供たちは良い子だけど、本人たちが変わる気にならないと助けられないとも言うメリー。子供たち自身が「この先、自分のことは自分でやらないと」と言って子供たちの成長を期待して空へ飛び去っていく。夜、静かに去っていくメリー。それをミセス・ブリルと子供たちが見ている。この先、どうなるのか、先刻承知でも、ついつい見入ってしまう。煙突からメリーがスーッと出てくるところはマジック。
メリー・ポピンズ役：笹本玲奈、バート役：小野田龍之介、ミセス・ブリル役：久保田磨希、
ジェーン・バンクス役：弘山真菜、マイケル・バンクス役：田中誠人
＜コメント＞
濱田めぐみより（メリー・ポピンズ役（Wキャスト））
「メリー・ポピンズ」は3/27の公演で、日本上演100回を迎えることになりました。オーディションから2018年3月の初日、そして4年後の今年の再演まで長い年月を重ねてきたことを考えると感慨深いです。この間「メリー・ポピンズ」のことが常にどこか頭の中にありました。これからも長く続いてほしい作品ですし、お客様にも応援していただけたら嬉しいです。コロナの影響もいろいろありましたが、ようやく本初日を迎えることができます。再演とはなりますが、新しい風も吹き素晴らしい作品を皆様にお届けできることになりました。劇場でお待ちしております。
笹本玲奈より（メリー・ポピンズ役（Wキャスト））
本日（3/27）上演100回を迎えますが1,000回、1万回と続いていくように、責任を持ってしっかり努めたいと思います。この作品に出演するのは夢だったので稽古の前半は寝る時もずっと「メリー・ポピンズ」のことを考えて続けて夢にも稽古のことが出てくるくらいでした。どこかで素晴らしい作品にしなければとプレッシャーが大きかったと思います。舞台稽古が長く、しっかりきっちり準備できたので、今は初日を前に早く皆様に作品を見てもらいたい、わくわくした気持ちでいっぱいです。お客様とお会いするのがすごく楽しみですし、ご観劇いただいた方はきっと温かく楽しい気持ちになって劇場を後にすることができると思います。皆様に幸せな気持ちになって頂けるよう、私も楽しみながらメリーを生きたいと思います。
大貫勇輔（バート役（Wキャスト））
本日上演100回を迎えられて、めでたい！！純粋に嬉しいです。もうそんな回数やっていたのか！とびっくりしました。これからこの先も1,000回を目指して、1公演1公演を大切に積み上げて、公演に臨んでいきたいと思います。本初日を迎えるにあたって、プレビュー公演と本公演と分けられてはいますが、僕たちとしてはどの公演も変わりなく全力で挑んでいこうと思っているので、ここからも大切にバートを演じていきたいと思います。
小野田龍之介（バート役（Wキャスト））
100回の公演の中で、2つの役の視点からこの作品を務めることができたことを、すごく光栄に思っており、自分の中で大きな財産になっていることを、日々感じています。節目の時にこの大好きな作品に関わることができて、嬉しいです。まもなく本初日を迎えますが、プレビューをやっているとか、もう初日だとか気にしていられないくらい『メリー・ポピンズ』の世界にカンパニー全体が集中して作品に取り組んでいて、変に気を張ることもなく日々稽古できています。良き公演を皆様にお届けできるよう、健康第一でカンパニー一同努めてまいりますので、応援よろしくお願いいたします。
なお、歌唱披露の前に日本プロダクション演出のジャン・ピエール・ヴァン・ダー・スプイ氏より挨拶。
まず、日本語で「おはようございます」、続けて「５年前に日本で初演を迎えまして、この作品をまた上演できること、”彼女”を日本に連れてこれたことは誇りに思います。実は今朝、アパートを出る瞬間に前に桜の木があるのですが、桜が突然に咲いておりまして、桜の花がたくさん咲いている光景に息を呑む思いでした。この作品をご覧になったお客様が今朝の僕と同じ気持ちを、「素敵だな」という気持ちを持っていただければ。東京のお客様、もう少ししましたら、大阪のお客様にも。桜の花が勢いよく咲き誇るようにこの作品も生き生きとした思いであったり、大切な思いであったり、勢いよく咲き誇ることができる作品だと思っています。『メリー・P』の中心的な物語は、助けを必要としている、うまくいっていない家族。そういった家族のもとにメリー・Pはやってきます…何が大切かを教えていきます。このプロダクションが、いかに大切な、意義のある作品か…。メリー・Pの摩訶不思議な、この世のものとは思えぬような、助け…不思議な体験を経て人生において何が大切か、どういったことを忘れていけないかを教えてくれます。今回のカンパニーは、初演の時に演じられた濱田めぐみさん、今回初めての笹本玲奈さん、二人の素晴らしい魅力、このカンパニーを引っ張ってくれています。カンパニーの皆さんも本当に素晴らしいです。東京の皆様に大きな、大きな喜びを届けられるように、心から願っています」と言い、日本語で「ありがとうございます」と締めくくった。
【日本公演 上演記録】※プレビュー公演含む
2018年３月１８日～５月７日 東京＠東急シアターオーブ 69回
2018年５月１９日～６月５日 大阪＠梅田芸術劇場メインホール 27回
2022年３月２４日～５月８日 東京＠東急シアターオーブ 63回（予定）
2022年5月20日～6月6日 大阪＠梅田芸術劇場メインホール 27回（予定）
＜濱田めぐみインタビュー記事＞
＜歌唱披露レポ記事＞
濱田めぐみ, 笹本玲奈, 大貫勇輔, 小野田龍之介 ら登壇＿ミュージカル『メリー・ポピンズ』歌唱披露イベント。 圧巻の歌唱！
99回公演、撮影OKカーテンコールシーン。
＜概要＞
公演名：ミュージカル『メリー・ポピンズ』
日程会場：
<東京>東急シアターオーブ 渋谷ヒカリエ
2022年3月31日（木）初日〜5月8日（日）
※PV公演 2022年3月24日（木）～3月30日（水）
<大阪>
梅田芸術劇場メインホール
2022年5月20日（金）～6月6日（月）
キャスト:
メリー・ポピンズ … 濱田めぐみ／笹本玲奈（Wキャスト）
バート … 大貫勇輔／小野田龍之介（Ｗキャスト）
ジョージ・バンクス … 駒田 一/山路和弘 （Wキャスト）
ウィニフレッド・バンクス … 木村花代/知念里奈 （Wキャスト）
バードウーマン/ミス・アンドリュー … 島田歌穂/鈴木ほのか（Wキャスト）
ブーム提督/頭取 … コング桑田/ブラザートム （Wキャスト）
ミセス・ブリル … 浦嶋りんこ/久保田磨希 （Wキャスト）
ロバートソン・アイ … 内藤大希/石川新太（Wキャスト）
ジェーン・バンクス … 大廣アンナ／西光里咲／弘山真菜／深町ようこ（クワトロキャスト）
マイケル・バンクス … 井伊 巧／髙橋 輝／田中誠人／中込佑協（クワトロキャスト）
ノース・ブルック … 石川 剛
ミセス・コリー … エリアンナ
ケイティ・ナナ … 小島亜莉沙
ヴォン・ハスラー … 丹宗立峰
ネーレウス … 長澤風海
ミス・ラーク … 般若愛実
ヴァレンタイン … 樋口祥久
青山郁代、五十嵐耕司、石井亜早実、大井新生、岡本華奈、風間無限、工藤 彩、熊澤沙穂、今野晶乃、斎藤准一郎、白山博基、高瀬育海、髙田実那、照井裕隆、東間一貴、長澤仙明、花岡麻里名、藤岡義樹、藤咲みどり、MAOTO、武藤 寛 (五十音順)
スタッフ：
原作：パメラ・トラバース
オリジナル音楽：リチャード・M・シャーマン
ロバート・B・シャーマン
追加歌詞＆音楽：ジョージ・スタイルズ
アンソニー・ドリュー
訳詞：高橋亜子
脚本：ジュリアン・フェローズ
翻訳：常田景子
オリジナル演出：リチャード・エア
共同演出／オリジナル振付：マシュー・ボーン
［東京公演］
主催・企画製作：ホリプロ／東宝／TBS／梅田芸術劇場
特別協賛：Sky株式会社 協賛：ディズニー★JCBカード後援：TBSラジオ 宣伝協力：WOWOW
［大阪公演］
企画製作：ホリプロ／東宝／TBS／梅田芸術劇場
主催：ホリプロ／東宝／TBS／梅田芸術劇場／読売テレビ 特別協賛：Sky株式会社 協賛：ディズニー★JCBカード
公演問合：ホリプロチケットセンター TEL：03-3490-4949 ［受付］11：00～18：00（平日）/定休日（土・日・祝）
東宝テレザーブ TEL：03-3201-7777（営業時間11:00～17:00）
大阪公演：梅田芸術劇場 06-6377-3800（10:00～18:00）
オフィシャルサイト： https://marypoppins2022.jp/
Twitter： （＠marypoppinsJP） https://twitter.com/marypoppinsJP
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