吉田鋼太郎 演出、 小栗旬 主演により、 彩の国シェイクスピア・シリーズのラストを飾る、『ジョン王』。
12月26日に東京・Bunkamuraシアターコクーンにて開幕し、 明日1月22日に東京公演千穐楽を迎える。 その東京公演の上演が映像配信される。
上演される機会が非常に少ない本作を観客が楽しめるようにと心を砕いた演出の吉田鋼太郎は、約400年前に描かれた”戦争”と現代を結びつけ、数々の演劇的な仕掛けを用意した。 劇場で体感するその仕掛けが、映像になるとまた別の臨場感を生み、力強い言葉に加え、こまやかな表情で感情を伝える俳優陣の熱演を味わうことが出来る。
ジョン王役の吉原光夫は東京公演のみの出演、またフランス王役の吉田鋼太郎は、愛知・大阪・埼玉公演ではジョン王を演じるため、東京公演限定のキャスト・配役でお届けする今回の配信は、各地で観劇予定の方にとっても作品の見え方の違いを楽しめるものとなるだろう。
彩の国シェイクスピア・シリーズ『ジョン王』東京公演配信(アーカイブあり)
出演
小栗 旬、吉原光夫、中村京蔵、玉置玲央、白石隼也、高橋 努、植本純米、吉田鋼太郎 ほか
※東京公演は他都市の公演と出演者・配役が一部異なる。
配信期間
1月22日(日)12:30~1月28日(土)23:59まで
※初回配信時のみ巻き戻し再生はできません。
※本配信はライブ配信ではなく、東京公演期間中に収録した映像。
上演時間
約2時間40分(1幕80分/2幕80分)
配信メディア
どちらのメディアかも配信内容はすべて同じ。
Bunkamura STREAMING:https://my.bunkamura.co.jp/Show/programFacilityList/index/04
イープラスStreaming+:https://eplus.jp/kingjohn-st/
あらすじ
イングランド王ジョン(吉原光夫)の下へ、先王リチャード1世の私生児だと名乗る口の達者な男が現れる。ジョンの母エリナー皇太后はその私生児・フィリップ・ザ・バスタード(小栗 旬)を親族と認め従えることを決める。
そこへフランス王フィリップ2世(吉田鋼太郎)からの使者がやってくる。ジョンは、正当な王位継承者である幼きアーサーに代わってイングランド王となっていたが、「王位をアーサーに譲り、領地を引き渡すよう」に要求しにきたのだ。それを拒んだジョン王は、私生児を従えてフランスと戦うために挙兵する。
まんまと王族の仲間入りをした私生児は、権力者たちの愚かなふるまいを鼻で笑いながらも、戦争へと巻き込まれていく。
アーサーの存在が疎ましいジョン王は、腹心の臣下であるヒューバートに、恐ろしく非情な命を下す。この決断が、ジョン王と私生児の運命を大きく狂わせるのだった。
権力者の思惑に振り回され、世界は混迷を極めていく―――
公演詳細
劇場HP=https://www.saf.or.jp/
ホリプロステージ= https://horipro-stage.jp/stage/kingjohn2022/