新国立劇場の教育プロジェクト、「エデュケーショナル・プログラム」『白鳥の湖』6月上演

はじめての観劇に!古典の最高傑作を解説付きで楽しもう。
バレエ芸術、そして生の舞台の魅力を体験していただく、新たな教育プロジェクト、「エデュケーショナル・プログラム」。今回は 2023年6月に全幕上演が予定されている『白鳥の湖』を題材に。
進行役によるライト版で多く用いられるマイムの解説、ストーリー展開のナレーションなどを挟みながら、第3幕を中心に『白鳥の湖』の魅力を凝縮してお届け。
初めてバレエを観るお子様にも親しみやすく、バレエや劇場の魅力を知っていただき、舞台鑑賞を始めるきっかけとなるようなプログラムとなっている。
新国立劇場バレエ団ダンサーによって踊られる舞台は、お子様だけ でなく大人の方にもご満足いただける高いレベルのもの。オーケストラによる生演奏での上演で、有名な小さい4羽の白鳥の踊りや第3幕のお城の舞踏会での民族舞踊、主役の踊りなどの見せ場を盛り込みつつ、上演時間は約1時間ほど。「バレエ鑑賞デビュー」を 考えていらっしゃるご家族に自信を持ってお勧めできるプロダクション。

今回の「エデュケーショナル・プログラム」は進行役の俳優が客席に向かって語りかけながら舞台が展開、双方向のコミュニケーションが楽しめる内容。
中でもバレエに登場する仕草を一緒にやってみるコーナーはバレエ鑑賞のポイントを知るのにぴったり。
バレエでは言葉を使わない代わりに“マイム” というジェスチャーで語りますが、中でも王子とオデットの出会いの場面では、オデットが自らの境遇をマイムで語る。そのマイムを、言葉を喋りながら説明し、さらには客席の皆さんも一緒にマイムに挑戦。

総合芸術といわれるバレエでは、踊り以外にもオーケストラや舞台美術、照明など、大切な役割を担っているものがたくさん。
オーケストラはどんな風に演奏しているのか、それぞれの楽器の響きはどんな風に聴こえるのか、進行役と指揮者・オーケストラが掛け合いながら説明。
会場では展示コーナーも設け、『白鳥の湖』の衣裳を展示。客席から見たあの衣裳は近くでみるとどのようになっているのか、舞台衣裳にはどのような工夫が凝らされているのか、解説なども展示予定となっている。

2021 年『白鳥の湖』公演より 撮影:鹿摩隆司

概要
新国立劇場 こどものためのバレエ劇場 2023
エデュケーショナル・プログラム『白鳥の湖』
Ballet for Children 2023
Educational Programme – First Steps: Swan Lake
日程
2023年7月28日(金) 13:00/16:00
2023年7月29日(土) 13:00 /16:00
2023年7月30日(日) 13:00/16:00
会場:新国立劇場 オペラパレス
芸術監督:吉田 都
振付:マリウス・プティパ/レフ・イワーノフ/ピーター・ライト 音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー 美術・衣裳:フィリップ・プロウズ
照明:ピーター・タイガン
指揮:冨田実里
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
出演:新国立劇場バレエ団 後援:渋谷区教育委員会/東京都公立小学校長会/東京私立初等学校協会
特別協賛:京王電鉄株式会社
協賛:株式会社 小学館/コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社/三菱重工機械システム株式会社 協力:株式会社 ロッテ
公式サイト:https://www.nntt.jac.go.jp/ballet/educational-programme-swanlake/