“ロンドン・フリンジの⻤才”と呼ばれた劇作・演出家 ケン・ヒル(1937〜95)が、ガストン・ルルーの小説『オペラ座の怪人』を初めてミュージカル化し、1976 年に初演された本作。この度、 2024年1月に、6年ぶり7度目の来日公演が決定。
ファントム役はイギリスのミュージカル俳優 ベン・フォスター、ファウスト役はイギリスのオペラ歌手 ポール・ポッツ。
最速先行チケットの販売は、キョードー東京とチケットぴあにて、2023年8月5日(土)12:00より。
ミュージカル『オペラ座の怪人』の原点として、世界各地のファンを魅了し続けてきたケン・ヒル版。『オペラ座の怪人』といえば、2004年に映画化もされたアンドリュー・ロイド=ウェバー 版が有名ではあるが、ケン・ヒル版はそのロイド=ウェバーが同作を手掛けるきっかけとなった舞台。 ファントムと歌姫クリスティーンの切ないラブ・ロマンスを中心に描かれているロイド=ウェバー版とは異なり、ガストン・ルルーによる原作小説のエッセンスを最も忠実に描いていると評価されている。その最大の特徴は音楽で、『ファウスト(作曲:シャルル・フランソワ・グノ ー)』、『真珠採り(作曲:ジョルジュ・ビゼー)』、『ルサルカ(作曲:アントニン・ドヴォ ルザーク)』、『海賊(作曲:ジュゼッペ・ヴェルディ)』、『ホフマン物語(作曲:ジャック・オッフェンバック)』など、珠玉のアリア(オペラの中で歌われる独唱曲)を散りばめ、ケン・ヒル書き下ろしの歌詞に乗せて紡がれ、ユーモアさえ感じさせる巧みな人間描写も見ど ころとなり、<愛するが故の悲劇>という原作のテーマが色鮮やかに描かれた、力強いクラシック・ミュージカル。
本作はこれまで、ケン・ヒルの母国イギリスをはじめ、アメリカ、カナダなどで上演。1991 年の ロンドン凱旋公演では、オリヴィエ賞最優秀ミュージカル作品賞/演出賞にノミネート。
日本では 1992年から 2018年の間、6 度にわたり来日公演が行われ、累計28万人以上を動員、多くのファンから好評を博している作品。
そして、6年ぶり7度目となる今回の日本公演でファントム役を務めるのは、イギリスのミュージ カル俳優のベン・フォスター。ウエストエンド 30 周年公演『オペラ座の怪人』ではファントム役 を務め、同作品をオリヴィエ賞観客賞と5つ星の評価に導いた実力者。“女王陛下のオーケストラ” とも称されるロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団との共演経験もあり、また、これまでに日本でもミュージカルコンサートに多数出演。
そして、原作の中でも最も有名なシーンの一つ、 シャンデリアが落ちる場面で上演されている、グノー作曲のオペラ『ファウスト』のファウスト役には、携帯電話のセールスマンをしながら、2007年の英国の番組「ブリテンズ・ゴッド・タレント」の初代チャンピオンに輝き、一躍脚光を浴びたオペラ・テノール歌手のポール・ポッツが出演。
概要
タイトル:ミュージカル 『オペラ座の怪人』 〜ケン・ヒル版〜
日程・会場:2024年1月17日(水)〜1月28日(日)全16公演 東急シアターオーブ
※上演時間 2 時間半予定(休憩含む)
※生演奏/英語上演/日本語字幕あり
主催:キョードー東京、ぴあ
後援:J-WAVE
企画・招聘:キョードー東京
公式サイト:https://operaza2024.jp/