ブロードウェイで絶賛!世界中で上演されたミュージカル『アナスタシア』
2020年のコロナ禍で大半の公演が中止となった奇跡の舞台、ようやく開幕にこぎつけた。
本作品は、第70回アカデミー賞で歌曲賞、音楽賞にノミネートされたアニメ映画「アナスタシア」に着想を得て制作されたミュージカル。ブロードウェイ公演は、2017年3月にプレビュー公演を経て、4月に開幕後、2019年3月まで2年間にも及びロングラン上演。その他、スペイン公演、北米ツアー、ドイツ公演など世界各国で上演され、アメリカメディアの劇評でも絶賛されるなどブロードウェイで高く評価された本作が本国のクリエイティブスタッフと日本公演キャストで上演。
2020年3月1日より公演予定だった本公演は、新型コロナウイルスの猛威で、中止によりわずか14回の上演。観劇が叶わなかった多くの方々から再演を望む声が多く上がる中、本年9月・10月、ようやく!
美しい音楽に彩られた華やかな作風に、世界最高水準の高精細LED映像や、きらびやかな衣裳、そして豪華キャストの共演と見どころ満載のミュージカル。
主演のアーニャ役には葵わかなと、木下晴香の2人がダブルキャストで。アーニャと出会いともに旅をする若い詐欺師・ディミトリ役には海宝直人、相葉裕樹、内海啓貴の3人がトリプルキャストで出演。皇女アナスタシア殺害の命を受けたボリシェビキの将官グレブ役には堂珍嘉邦、田代万里生が今回初参加、そして、海宝直人がディミトリ役に加えてグレブ役の2役を、トリプルキャストの一人として務める。
ディミトリと共にアーニャを皇女アナスタシアに仕立て上げ懸賞金を狙う詐欺師・ヴラド役には大澄賢也と、石川禅がダブルキャストで登場。マリア皇太后に仕える伯爵夫人リリー役には朝海ひかる、マルシア、堀内敬子がトリプルキャストで出演。そして、孫娘アナスタシアを探し続けるマリア皇太后役に麻実れいが出演。
記憶を無くした主人公アーニャが、自分の過去を取り戻し、愛する家族と自分の心の帰る場所を見つける旅路を描いた、大人から子供まで楽しめる愛と冒険に満ちた作品。
初日を目前にした9月11日、簡単な会見が実施された。
登壇したのは、葵わかな、木下晴香。
2020年の中止を経て、いよいよ初日を迎えることに。
葵わかな「中止になってからの3年間はすごく長いように感じていたのですが、あっという間に時がすぎて、明日からついにリベンジできる!ということで、本当に嬉しいなと思います。前回は不完全燃焼で終わってしまったので…すごい思いがある作品だったので、明日からの本番、千秋楽まで本当に、無事に駆け抜けられるように願っています」
木下晴香「まずは『明日から始まるんだ!』っていう実感が湧いて…2020年の時はしっかり舞台稽古をして『あとは初日だー!』っていう時にまさか…ストップしてしまった…この3年間、当時、コロナ禍の初めの頃…できたらいいな、と思いながら…。明日から、と思うと本当に嬉しくて…」
また再演が決まった時の気持ちについては、
葵わかな「決まらない前から『絶対にやりたい!』って…私の中では半分以上決定事項だった(笑)。自分の人生の中でもう一回この役に挑戦したい…再演が決まった時は制作の方も他のキャストの皆さんも、本当にその心つもりでいてくれたんだ、と…。不思議な形で記憶には残っていたけれど、新しいチャンスをいただけたな、と。新たな希望を持てる形で…皆様のおかげです」
木下晴香「連絡をいただいた時はほっとする感覚…よかった、作品が届けられる、と…もう一回チャンスをもらえる。稽古場から初演から出ていただいた方達、新しい方達の思いを」
Wキャストということで、
葵わかな「前回を含めると3回目で、全て同じ役だったので、図らずとも常に共有しあって。気持ちの上でもすごく支えてもらったので」
木下晴香「普段からなんでも話せる方で、すごく大きくって。役のこと、お芝居のこと、ちょっとしたことでも…昨日も…ちょっと引っかかったことでも、あったら聞いてみたりして解決したり。2人で向き合ってこれたなと。感謝しています」
見どころについて
葵わかな「大人のミュージカルにしなきゃいけないと、っていうのが聞こえてきて(フォトコールの前の解説)。チャレンジさせていただくこと。『アナスタシア』が持つ夢のある世界、曲調とか全てを持ってつくろうとしている世界はすごく魅力的。夢のある世界なのに歴史的事実だったり。現実も含まれていて、夢と現実がバランスよく、そこが拮抗して存在している世界観、ミュージカル『アナスタシア』の持つ特徴。煌びやかで共感できる、それが見てくださるお客様の背中を押したりしてくれる作品なのかなと。それを大切に演じたいなと思います」
木下晴香「稽古場から舞台稽古になった時に改めて、この装置と衣装の力は本当にすごくて。ミュージカルは総合芸術、全てを含めて一つの作品。美術や音楽に助けられて、一つ一つが持つ要素の力がものすごく大きくって…支えられているっていうところ」
最後にお客様へ。
葵わかな「ついに明日から!ミュージカル『アナスタシア』、2023年版の『アナスタシア』として大阪まで元気に楽しく、伸び伸びと作品世界をお届けできたら!皆様、お待ちしております」
木下晴香「お客様の想い…初日を迎えるにあたって前公演以上に素敵な作品をお届けできるように、みんなで一丸となって!挑戦していきます、ぜひ楽しみにしていてください」
概要
公演名:ミュージカル『アナスタシア』
日程・会場:
東京:2023年9月12日(火)~10月7日(土) 東急シアターオーブ
大阪:2023年10月19日(木)~31日(火) 梅田芸術劇場メインホール
スタッフ:
[脚本]TERRENCE McNALLY(テレンス・マクナリー)
[音楽]STEPHEN FLAHERTY(ステファン・フラハティ)
[作詞]LYNN AHRENS(リン・アレンス)
[振付]PEGGY HICKEY(ペギー・ヒッキ―)
[演出]DARKO TRESNJAK(ダルコ・トレスニャク) 他
キャスト:
葵わかな・木下晴香/海宝直人・相葉裕樹・内海啓貴/堂珍嘉邦・田代万里生/大澄賢也・石川 禅
/朝海ひかる・マルシア・堀内敬子/麻実れい
五十嵐耕司・伊坂文月・井上花菜・工藤 彩・熊澤沙穂・小島亜莉沙・酒井 大・杉浦奎介・渡久地真理子・西岡憲吾・
武藤 寛・村井成仁・山中美奈・山本晴美
内 夢華・鈴木蒼奈・戸張 柚
草場有輝・篠崎未伶雅(スウィング)
企画・制作:梅田芸術劇場
東京公演主催:梅田芸術劇場・フジテレビジョン
大阪公演主催:梅田芸術劇場・関西テレビ放送
問合:(東京)0570-077-039/(大阪)06-6377-3800 (10:00~18:00)