『愛の妙薬』や『ランメルモールのルチア』など、多くの名作オペラを生み出したドニゼッティ。
『連隊の娘』と『ピーア・デ・トロメイ』の2作品が11月に上演。
爽快で華やか!ドニゼッティの傑作コメディ・オペラ『連隊の娘』は、ドニゼッティの後期を代表する作品。歌と台詞で展開される本作を今回、全編オ リジナル原語であるフランス語で上演いたします。指揮は、アメリカを中心に近年活躍が目覚ましい原田慶太楼、演出は、イタリア・オペラの第一人者である日生劇場芸術参与・粟國淳。そして、オーディ ションで審査員全員を魅了した次代のスター・ソプラノ、砂田愛梨と熊木夕茉を、ダブルキャストでマリー役に抜擢。
なお、本公演は「日生劇場オペラ教室」として中高生を対象に本格的なオペラを鑑賞する機会を提供する芸術鑑賞教室公演も実施する。
『連隊の娘』物語
舞台は、19世紀前半、ナポレオン戦争期のチロル地方。幼い頃に両親と生き別れ、アルプスの山で、 フランス軍第21連隊に可愛がられて育った少女マリーは、かつて崖から落ちそうになったところを 助けてくれた青年トニオと恋に落ちます。トニオはマリーとずっと一緒にいるため、第21連隊に入 隊。しかし、そこにマリーの伯母を名乗るベルケンフィールト侯爵夫人が現れ、マリーは夫人ととも にパリで暮らすことに。離れ離れになるマリーとトニオの行く末は……?舞台は、19世紀前半、ナポレオン戦争期のチロル地方。幼い頃に両親と生き別れ、アルプスの山で、 フランス軍第21連隊に可愛がられて育った少女マリーは、かつて崖から落ちそうになったところを 助けてくれた青年トニオと恋に落ちます。トニオはマリーとずっと一緒にいるため、第21連隊に入 隊。しかし、そこにマリーの伯母を名乗るベルケンフィールト侯爵夫人が現れ、マリーは夫人ととも にパリで暮らすことに。離れ離れになるマリーとトニオの行く末は……?
『ピーア・デ・トロメイ』は珠玉のアリア…ロマン溢れる美しい旋律…心に染み入る最高峰のベルカントオペラ。1837年にヴェネツィアで初演。
イタリア・シエナ地方トロメイ家のピーアが、政略結婚で嫁いだ先はトスカーナ地方ピエトラ家。
しかし戦争で両家は敵対し、ピーアの弟は捕らえられている。兄弟の密通を不貞と勘違いしたピーアの夫ネロは、嫉妬に狂い妻の毒殺を命じる。
不実が晴れた時には毒杯を飲んでいて、時すでに遅し。敵対する夫ネロと弟の前で平和を訴え息絶える。ダンテの『神曲』にも登場する、実在した悲劇の女性ピーアの逸話が元。
概要
1.NISSAY OPERA 2024
ドニゼッティ作曲『連隊の娘』
全2幕(原語[フランス語]上演・日本語字幕付)新制作
指揮:原田 慶太楼 演出:粟國 淳(日生劇場芸術参与)
管弦楽:読売日本交響楽団
出 演 11月9日(土)/11月10日(日)
マリー:砂田 愛梨/熊木 夕茉
トニオ:糸賀 修平/小堀 勇介
ベルケンフィールト侯爵夫人:金澤 桃子/鳥木 弥生
シュルピス:山田 大智/町 英和
オルテンシウス:加藤 宏隆/森 翔梧
2.藤原歌劇団・NISSAY OPERA 2024 公演
ドニゼッティ作曲『ピーア・デ・トロメイ』
全4幕(原語[イタリア語]上演・日本語字幕付)
<珠玉のアリア…ロマン溢れる美しい旋律…心に染み入る最高峰のベルカントオペラ>
2024年11月下旬 上演予定
日生劇場公式サイト:https://www.nissaytheatre.or.jp