舞台『エウリディケ』が白井晃の演出で、2月4日〜18日に世田谷パブリックシアターにて、2月24日・25日に梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演。出演は、注目の若手、水嶋凜と和田雅成ほか。
2007年にニューヨークで上演され、ニューヨークタイムズ誌では 「神秘的で素晴らしい前衛的な作品」とも評された、アメリカの人 気劇作家 サラ・ルールによる戯曲『エウリディケ』が日本初演。日本における「古事記」の神話とも類似した、世界的に普遍な物語を、現代に置き換える新たな視点で描く。
演出は『オーランドー』(2017年)でもタッグを組み、 サラ・ルールの魅力をいま日本でもっとも理解している白井晃。読売演劇大賞優秀演出家賞をはじめ数多くの賞を受賞し、世田谷パブリックシアターの芸術監督としても高い評価を受ける白井晃が新たな「現代版ギリシャ神話」として命を吹き込む。
主演のエウリディケ役には、2021年にテレビドラマで俳優デビュー、 翌年(22年)は『予感』でアーティストデビューし、同年、初ミュージカルにして初主演で『シンデレラストーリー』で好演するほか、 ミュージカル『ザ・ミュージック・マン』の出演が続く水嶋凜。エウリディ ケの夫・オルフェ役を舞台『刀剣乱舞』、ミュージカル『ヴィンチェンツォ』など舞台への出演が続く和田雅成が演じる。また、エウリディケを見初め、自らのものにしようと暗躍する地下の国の王に崎山つばさ。不慮の出来事により死者の国に来てしまった エウリディケを大きな愛で導く父を栗原英雄が演じ、『ジョン王』の櫻井章喜、ロンドン版『ショー シャンクの空に』の有川マコト、斉藤悠。
ピアノ演奏は、『オーランドー』(2017年)でも音楽を担当した林正樹。また、作曲家、サウンド・クリエイターとしても活躍する藤本一馬がギターを演奏。
チケットは、10月24日12:00先行、12月3日(日)10:00一般販売。
コメント
演出:白井 晃
この戯曲に出会ったのが10年前。ずっと願っていた本作を、上演できることをとても嬉しく思っています。サラ・ ルールの戯曲には、いつも詩情が溢れています。言葉と言葉の間に音楽が流れていて、その奥には、私たちが逃れること のできない「死」がテーマとして横たわっています。私が、彼女の戯曲に惹かれる理由はそんなところにあるのでしょう。私た ちの「生」は、死と死に挟まれたほんの一瞬の輝きであり、その輝きは、花火のようにあっという間に闇の中に消えてしまう。 ギリシア神話に想を得た本作が、現代の若者の物語として立ち上がった時に、私たちが生きているこの瞬間の大切さをみ なさんと共に感じられることを切に願っています。
エウリディケ 役 水嶋 凜
この作品は、ギリシャ神話を現代版にアレンジした、生者と死者間の愛をテーマとするお話です。昔の物 語がベースとなっている為最初は難しさを覚えましたが、読み解くにつれ現代の人々の感情の持ち方とあまり変わらな いものが根底にあるのだなと感じました。未だ感じたことの無い悲しみや喜びを、エウリディケを通じて経験するのをとて も楽しみにしております。この経験を沢山の皆様と共有したいので、是非観に来てください!
オルフェ 役 和田雅成
このお話をいただいた時、自分の中で緊張感が走った事を覚えています。白井さんの作品を何本も観さ せていただいていて、自分があの世界観に行けるのか、と。嬉しさと、底知れない不安がありました。でも迷うことなく出 演させていただくことを決めました。 間違いなく自分の役者人生において、分岐点になると思います。自分の出来る限りを尽くして、作品創りに挑みます。
危険でおもしろい男/地下の国の王 役/ 崎山つばさ
台本の1ページ目から世界観に殴られたような感覚でした。面白さと奇妙さと現実と空想が入り混じったよ うな不思議さと、小説や絵本が混ざったようなおとぎ話のようでノンフィクションのような物語。既に楽しみで溢れています。 演出白井さんと二度目ということもあるので、また新たな自分を見出していただけるように食らいついて、しがみついて頑 張りたいと思います。
エウリディケの父 役/ 栗原英雄
ギリシャ神話を現代に置き換えた、サラ・ルールさんの戯曲。サラさんが、亡き父との会話として書かれたとも 耳にしております。父の娘への愛を大切に演じたいと思っております。白井さんの演出を受ける事も非常に楽しみです、 近くで沢山学ばせていただきたいと思っております。素敵な共演者の方々と共にエウリディケの物語を紡いで参ります。 皆様、劇場でお会いしましょう。
概要
タイトル:舞台『エウリディケ』
日程会場:
東京:2024年2月4日~18日 世田谷パブリックシアター
大阪:2024年2月24日・25日 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
出演:水嶋凜 和田雅成 櫻井章喜 有川マコト 斉藤悠 崎山つばさ 栗原英雄
作:サラ・ルール
演出:白井晃
翻訳:小宮山 智津子
音楽:林正樹 演奏:林正樹(ピアノ) 藤本一馬(ギター)
チケット:全席指定 12,000円
東京公演主催:ミックスゾーン、エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ
大阪公演主催:リバティ・コンサーツ
企画・製作:ミックスゾーン
問合:
(東京)https://supportform.jp/event(平日10:00~17:00)
(大阪)0570-200-888 (平日・土曜11:00~18:00 ※日祝休み)