フレンチロックミュージカル『赤と黒』が、12月8日~27日に東京芸術劇場プレイハウス、年明け 1月3日~9日に梅田芸術劇場シアター・ドラマシテ ィにて上演。
本作は、『1789』『ロックオペラ モーツァルト』で知られるプロデューサー、アルベール・コーエンにより 2016年にパリで初演。`23年春『Le Rouge et le Noir ~赤と黒~』と題して宝塚歌劇星組で日本初演。原作はフランスの文豪スタンダールの名作『赤と黒』。愛と野望に生きた主人公ジュリアン・ソレルの物語を、エネルギッシュな楽曲で綴る。
演出には、世界中で注目を集める話題作『SIX』共同演出家のジェイミー・アーミテージが、満を持しての日本初演出として、フレンチロックに挑む。
主演である野心家で繊細な美青年・ ジュリアン役は、『刀剣乱舞』など2.5次元ミュージカルで大人気を博し、『レ・ミゼラブル』マリウス役、『千と千尋の神隠し』ハク役など次々と話題作に出演中の三浦宏規が務める。美しく野心に 溢れた若き青年が、愛と葛藤で感情を爆発させる楽曲も、本作の見所。そして、夢咲ねね、田村芽実、東山光明、川口竜也、東山義久、駒田一。
11月14日に公開稽古&囲み取材会が行われ、まず、公開稽古の前に一言ご挨拶が以下の登壇者から、、、ジェイミー・アーミテージ(演出)、三浦宏規、夢咲ねね、田村芽実、東山光明、川口竜也、東山義久、駒田一。
コメント
三浦宏規
初日より、今日が一番緊張するんじゃないかなというぐらい気持ちなんですが、皆さんと一緒に乗り越えたら、、、違う! 乗り越えるんじゃないんです! 今日、ここでいいものをお見せして、「ウワァ、生でみに行きたいな」と皆さんに思っていただけるよう頑張ります。
夢咲ねね
私も緊張しちゃっているんですけど、このタイミングで場面をやらしていただくんですけど、お手やらやかにお願いします。
田村芽実
何よりも、私が好きなのは、皆さんのキャラクターがラスボスがみんな集まっているような全員がラスボスみたいな感じなので本当に。。。今日の稽古だけでも本番のようなエネルギーが稽古場に蔓延(?!)すると思いますので、楽しみにしてください。
東山光明
昨日、全がナンバー振付などができて、今、頭から順に稽古している最中です。どんなふうになるのか、今すごく楽しみで仕方なりません。
川口竜也
僕の役は芽実ちゃんのお父さんの役で、娘を敬愛していて、今日は一場面をご覧いただくことができますので、楽しみにしていてください。
東山義久
僕はまだ、数回のリハーサルしか出来ていない状況なんですけど、これからスタートラインに立って皆さんと戦っていくところです。日本版の新しい「赤と黒」を三浦くんジェイミーさんを筆頭に新しい規範ができる作品をこのカンパニーでお届けしたい。
駒田一
本日、残念なお話し、私のナンバーはございません(出番が無い)ので(笑)、本番でみてください。本番もほとんど歌っておりません(笑)。今、稽古場は、苦しくもあり、楽しくもありです。これからどんどん練って、アイデアを出しながら、みなさまのところにいいものをお届け出来たらとお思います。
ジェイミー・アーミテージ
「赤と黒」は、革命、変革をもたらす物語です。若い青年が上り詰め、そして、落ちてゆく、いろんな人に会いながら経験していく物語です。稽古場で作ってきた物をほんの少しご披露させていただきます。素晴らしい振付家のアレクザンドラ・サルミエントさんが作り上げたシーン。そして、素晴らしい音楽家の皆さん、素晴らしいプリンシパルの皆さん、晴らしいアンサンブルの皆さん、たくさんの皆さんがこの作品を作り上げているので、感謝しています。ありがとうございます。
公開稽古での場面披露は3シーン
① 1幕 第7場「♪禁じられた愛の言葉」
シーン:貧しい生まれならも、聖職者として身を立て、ナポレオンのような立身出世を夢見る主人公ジュリアン・ソレルは、美しく野心溢れる青年。ジュリアンは、裕福な町長レナールに家庭教師として雇われ、そこで貞淑なレナールの妻ルイーズに好意を抱くようになる・・・
出演:ジュリアン (三浦宏規)、ルイーズ (夢咲ねね)、エリザ (池尻香波) アンサンブル全員 歌唱参加:遠藤
② 1幕 第10場~ 「♪赤と黒」
シーン:ルイーズとの密会が露呈し、レナール家を去ることになったジュリアンは、ルイーズの愛を失ったと思い込み 愛と憎しみ、次への野望へと続く、1幕ラストの場面。
出演:ジュリアン (三浦宏規)、ルイーズ (夢咲ねね) アンサンブル (全員)/歌唱参加: 光明、川口、遠藤、池尻】
③2幕第1場 ~ 「♪誰も彼も退屈」
シーン:パリ ラ・モール侯爵のお屋敷。狂言回しとして登場する人気歌手ジェロニモのセリフからスタート。 ラ・モール侯爵の秘書となったジュリアン。侯爵は娘マチルドを身分の高い貴族と結婚させたいが・・・2幕冒頭ラ・モール侯爵家のパーティシーンより。
出演:ジュリアン (三浦宏規) マチルド (田村芽実)、ラ・モール侯爵 (川口竜也)、ジェロニモ (東山義久) ヴァルノ夫妻 (駒田一・遠藤瑠美子)、アンサンブル (全員)/歌唱参加: 池尻
公開稽古での披露を終えた後、三浦とジェイミーの取材会では_
公開稽古を終えて、、、
三浦宏規
「3曲お届けしたんですが、ひと公演終えたぐらいの感じですね。緊張感の中で皆と皆さんにお見せすることができて、本番に向けての良いステップだと思いました。フランスの古典作品「赤と黒」いろんなメッセージが込められています。ポスターを見て、難しそう、怖いのかなぁと感じられるかと思いますが、全然そんなことはないです。普遍的なテーマが散りばめられていて、社会の格差や貧富の差、愛ってなんなのか?、自分の欲望に生きるってなんなのか?いろんなテーマがある作品なんです。今の時代に通ずる、「あー、わかるな」と思えるところがたくさんあって、そして、想像以上に「クスッ」と笑えるシーンもあります。音楽もカッコいいし、多くのお客様に楽しんでいただけるので、「赤と黒」を体感しに来てください」
ジェイミー・アーミテージ
「作品の一部を紹介させていただきましたが、作品の中でもエネルギーの高く力強いシーンをご紹介することができました。この作品はスリリングで素晴らし作品です。僕がこの作品を愛しているように、日本のお客さんも愛していただけると思っています。素晴らしいキャストの皆さんのパフォーマンスで、忘れられない景観を体感していただけると思っています。」
概要
演出:ジェイミー・アーミテージ
上演台本・訳詞:福田響志
出演:三浦宏規/夢咲ねね 田村芽実 東山光明 川口竜也/東山義久 駒田一
遠藤瑠美子 池尻香波/斎藤准一郎 竹内真里 増山航平 髙橋莉瑚 松平和希 加藤さや香 荒川湧太 吉井乃歌
日程・会場:
東京:2023年12月8日(金)~12月27日(水) 東京芸術劇場プレイハウス
大阪:2024年1月3日(水)~1月9日(火) 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
企画・制作・主催:梅田芸術劇場