演出の小川絵梨子と上村聡史、そしてスペシャルゲストに映画監督 石川慶(『愚行録』『蜜蜂と遠雷』『ある男』)を迎え、ポーランドの世界的映画監督クシシュトフ・キェシロフスキが遺した傑作『デカローグ』の魅力を語るトークイベント!
「トリコロール三部作」『ふたりのベロニカ』で知られる、ポーランドの名匠クシシュトフ・キェシロフスキが発表した 『デカローグ』。旧約聖書の十戒をモチーフに1980年代のポーランド、ワルシャワのとある団地に住む人々を描いた十篇の連作集。人間を裁き断罪するのではなく、人間を不完全な存在として認め、その迷いや弱さを含めて向き合うことが描かれたこの作品は、人への根源的な肯定と愛の眼差しで溢れ、スタンリー・キューブリック、エドワード・ヤン、侯孝賢(ホウ・シャオシェン)など世界の映画作家が賞賛。
この十篇の物語を`24年4月~7月、新国立劇場にて完全舞台化。全10話を大きく3つのタームに分け、4~5月は『デカローグ1~4』を、5~6月は『デカローグ5~6』を、そして6~7月は『デカローグ7~10』を上演。総勢40名以上の出演者と共に、公演期間約4カ月という前例のない大規模プロジェクトに挑戦する。
入場券一般発売を目前にした2月12日、スペシャルトークイベントを開催。
演出を担当する小川絵梨子(新国立劇場 演劇芸術監督)と上村聡史、キェシロフスキと同じポーランド国立ウッチ映画大学で学び、「『デカローグ』はバイブルのような作品」と話す映画監督の石川慶。『デカローグ』やキェシロフスキ作品の魅力、舞台化について、同世代の3人が語り合うレアなトークセッションとなる。
『デカローグ 1~10』一般発売直前!スペシャルトークイベント
日程・会場:2月12日(月・休)15:00~16:00 新国立劇場・オペラパレス ホワイエ
登壇:
小川絵梨子<新国立劇場 演劇芸術監督/演出>、上村聡史<演出>
スペシャルゲスト:石川 慶<映画監督>
進行役:大堀久美子<編集者・ライター>
料金:無料・自由席(要予約)
定員:最大150名程度(先着順)
受付開始:2024年1月31日(水)10:00~
申込・詳細:https://www.nntt.jac.go.jp/play/news/detail/13_027069.html
公演概要
『デカローグ 1~10』
公演日程:2024年4月13日(土)~7月15日(月・祝)
デカローグ1~4(プログラム A&B 交互上演):2024 年 4 月 13 日(土)~5 月 6 日(月・休)
デカローグ5~6(プログラム C):2024 年 5 月 18 日(土)~6 月 2 日(日)
デカローグ7~10(プログラムD&E 交互上演):2024年6月22日(土)~7月15日(月・祝)
会場:新国立劇場 小劇場
原作:クシシュトフ・キェシロフスキ/クシシュトフ・ピェシェヴィチ
翻訳:久山宏一
上演台本:須貝 英
演出:小川絵梨子/上村聡史